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お久しぶりです。実は、ドイツでの研究があと数ヶ月で終りを迎えようとしていて、半年以内に帰国することになりました。早ければ年内に、遅くても来年3月頃にドイツを去ることになりそうです。そのため、いろんな書類を書いていたり、溜まった仕事を片付けるのに忙しい日々を送っています。
アルザスの街並みに関する記事は、今回と次回で終るつもりです。今日はランチの話題を中心に書いていきます。この日訪れた店は、アルザスの典型的な伝統料理を、少し現代風にアレンジした創作料理を出すレストランです。
レストランの内部 ミュンスターチーズのトースト
アルザス産チーズの中で、最も有名なのが、ミュンスター(マンステル)チーズです。このチーズは、ウォッシュタイプのチーズで、つまりチーズの表面を塩水でこすりながら何度も洗いながら熟成をさせます。熟成したチーズは、その表面がオレンジ色をしていて、独特の臭い匂いをしています。
前菜として、このミュンスターチーズをフランスパンの上に乗せて、オーブンでこんがりと焼きあげたものが出てきました。トロリとした食感、そして、噂の割にはそれほど臭くなく、不思議な味のチーズでした。
牛肉の赤ワインソース 牛肉の酒酢漬けのオーブン料理
僕がメインディッシュで注文したのが、牛肉料理(料理名、忘れました・・・)です。牛肉を白ワインとワインビネガーで数日間付け込んで、それをオーブンで焼いた料理です。西洋の牛肉は、ほとんどが放牧であるために肉が引き締まっていて、比較的硬いのですが、酒と酢に漬け込むことで驚くほど柔らかくなるのです。この料理には大粒の岩塩がふりかけられていて、意外と岩塩と牛肉の相性が良いのも驚きです。
要塞の塔? 伝統的な民家の集まる景色
さて、お腹がいっぱいになったところで、散策の続きを始めました。この近くに馬車の客車を手作業で作る工場があるらしいので、そこを見学することにしました。大工見習いの男性が、名人に手ほどきを受けながら、ノミ、金槌を手にして、丁寧に木を削っていました。馬車はウィーン(オーストリア)、ブリュッセル(ベルギー)などの観光都市において、現役の移動手段で、もしかしたらここで作られた客車がこれらの観光地で利用されているのかも。
大工さんの家 玄人が若者を指導中
小さな運河に架かる橋を渡ると、川岸で人だかりができていました。何があるのだろうと、そこへ歩いて行くと、たくさんのコウノトリが岸辺で羽を休めていました。どのようやら、人に慣れているようで、3メートルぐらい近づいても、逃げようとしませんでした。
コウノトリの群れ 昼寝中のブタの大将
再び、数時間前に訪れたブタ小屋を通ると、ブタの大将は寝ていました。この後、この辺りで最も高い山を登ることになっています。この時、お昼の2時です。早くしないと、日が暮れてしまうぞ・・・。
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