残業人間の野遊び生活

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2007年09月23日
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カテゴリ: 登山
 3時起床。

 テントから顔を出し、空を見上げると、またまた一面の星空に、ズババッと横切る天の川、そして流れ星の演出。

 しかし、それも日の出までだった。

 のんびり飯食って、テントを撤収し、出発する5時半になると、なんだが雲が出始めていた。

 それでも、まだ目指す蓮華岳、針ノ木岳を運良く拝むことができた。
557 針ノ木・蓮華

 昨日登った爺ヶ岳が遠ざかっていく。
558 爺ヶ岳

 今日のコースは、世間に人気の100名山とかいう名座は無いが、岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳と、1日で5座もピークを征服できる贅沢なコースなのである。
 そして、剣・立山・薬師の山並みも見えるので、展望も申し分ない(はず)である。

 ところが、岩小屋沢岳に着く頃には、完全に雲の中。

559 岩小屋沢岳

と、何かと目が合った。
560 オコジョ
かわいいオコジョだった。

晴れてれば、黒部峡谷と立山連峰に睨みをきかせながら、楽しく歩けたのだろうが、ひたすら淡々と歩くのみ。
新越山荘も速やかに通過。
561 新越山荘

 でも、なんだが気持ちいい縦走である。

 と、雲がちぎれ始め、風景が少しずつ広がっていく。

 お、剣岳! しかし、まだチラ見せ寸止めってとこ。
562 チラリ剣
すぐさま、またガスの中に隠れてしまった。
でも、少しでも見れたことで、テンションが上がっていく。

鳴沢岳を通過し、赤沢岳に到達した頃には、なんだが、ガスが少しずつ取れて行っていく。
563 赤沢岳

おお、去年泊まった五色ヶ原だ。
564 五色ヶ原


赤沢岳からいったん下って、スバリ岳へ250mの登りが続く。
565 スバリ岳へ

ここへ来て、ペースがガクンと落ちた。
ザックが重いのか、体力が無いのか、とにかくキツイ。

気力は全然衰えてないのだが、すぐに息があがる。

う~ん、ザックをもっと軽くしておけばよかったか・・・


そんな中でも、展望は少しずつ良くなっていく。

黒部湖も見えた。
566 黒部湖

予定コースタイムは1時間半のところを、2時間かかってスバリ岳へようやく到着。

そこまでペース落ちたのかなあ。俺が遅いのか、コースタイムがおかしいのか、ちょっと疑問。

ここで夕べの讃岐うどんパーティーに追いついた。
ピークの道標にもたれて休憩し、デカイ声でしゃべっている。

道標にいられるとみんなが記念写真撮れないんだよね。

やっとこさのスバリ岳だが、後ろには、針ノ木岳への150mの登りが待っている。
567 スバリ岳ピーク
このままだと、今日のテン場に着くのが遅くなる。
さっさとザックを担ぎなおして針ノ木を目指す。

もう悶絶朦朧苦悩の登下降。
568 目指せ針ノ木
ピークに立っている人が分かるくらい針ノ木はすぐ近くなのに、なんと遠いことか。
体中の穴という穴から、なにかが一気に吹き出しそうになるくらいキツくなってきた。

が、足を動かせば、必ず着く。それが山である。

針ノ木岳到着。
569 針ノ木ピーク

ザックを下ろせば、そこは雲上のパラダイス。
雲の切れ間から、チラ見せ寸止めではあるが、立山・薬師の稜線も拝むことができ、かなり満足度もクライマックスに近い。

振り返れば、スバリ岳。
ここまで来ればきつさも喉元を過ぎたなんとやらだ。
565 スバリ岳へ

ふと気が付くと、三角点にザックを置いて、例の讃岐うどんパーティが、またもやデカイ声で職場の愚痴を言っていた。山に来て職場の話をするとは、言語道断。こやつら黒四ダムに放り込んでやろか。天に変わって鬼退治してやりたい。

さて、少し多めに休んだ後は、針ノ木小屋のテン場に下るのみ。

ささっと下って15時10分、針ノ木テン場到着。
思ったより遅くなってしまった。

急いで、テント設営、
571 針ノ木テン場
幸せの黄色いテント。

・・・ただ、黄色は虫が集まりやすい。昔のオレンジダンロップの方が良かった。

16時に天気図をつけ、
やっと一息。
572 本日のおやつ
今夜はサンマ缶。苦労してスバリ、針ノ木と担ぎ上げた缶詰は、ほどよく旨い。

飯を作る前にテントから外を見たら、霧で煙る大阪湾の海上をゴジラ出現。
573 ゴジラ

「あれ、槍かなあ・・・」

俺のこの一言に、テン場の周りの方が反応し、次から次へとテントから飛び出してきた。

「おお、槍だ!」
「あれ、槍っすよねぇ!」
「やりだやりだ!」
「ヤリホ~!」
「南無阿弥陀仏ぅ!」
「ウォ~!」

槍ヶ岳がこれほどヤマ屋の信仰を集めるとは思わなかった。

晩飯は、山岳グルメシリーズのクリームシチュー。
一袋二人前。を、一人で食う。
575 山岳グルメ
既にこのシリーズは絶版なのか、ロット切れなのか、店では見かけなくなった。
去年の山行の余り。

クリームシチューと飯1合。
576 クリームシチュー
おいしく頂きました。

なんと、テン場から裏銀座の山々が見えていた。
574 裏銀座
野口五郎、烏帽子、水晶・・・

じっくりストレッチして、19時40分、健やかに就寝。

明日は蓮華ピストンしたら、扇沢に下山だ。
天気悪ければ、蓮華は次回の課題にしようかな、と思いながら、夢の中へと突入していった。

今夜は讃岐うどんパーティーと離れた場所にテントを張ったので、清く正しく静かに寝入ることが出来たのであった。


 ガイド本のコースタイム  ・・・6時間00分
 休憩除いた俺のコースタイム・・・7時間03分
 休憩含めた俺のコースタイム・・・9時間36分





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最終更新日  2007年09月30日 13時11分02秒
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