sinokの【私情まみれの映画考察】

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サイド自由欄

October 3, 2010
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カテゴリ: 映画「さ」行
ゾンビ映画が図抜けて好きだというわけではない。

そのシュチェーションでどんな展開になるんだろう?と思いだしたら、気になって気になって仕方がないではないか。
結果として・・・ああ楽しかった♪♪

そもそも始まったらいきなり世界がゾンビだらけ、というオープニングが好感度高し。
感染源の説明は簡単にあったが聞き逃せばそれまで。(知らなくてもどうってことない)
それよりもゾンビがとにかくいい。
なんとなく『バイオハザード4』のゾンビが印象に残らなかったのだが、この映画のゾンビはいい。ゾンビ化以前の職業や関係性がほんのり見えて想像が膨らむ。
そして何より、面白くしているのは、主人公が決めたゾンビにやられないためのルールというやつ。

秀逸だったのは最初のシーンで、ゾンビから逃れるために主人公が車に乗ろうとするシーン。
「ルール1:有酸素運動」の通り、走れることが命を救う名シーンだ(笑)

ウディ・ハレルソンが素敵。
まずファッションが完璧だし、マッチョでクレイジーだが意外にもお人よしな面がある。
ゾンビ狩りの才能に満ち溢れていて、次から次へのゾンビを狩る姿はトム・クルーズよりもかっこいい!
そんな男が男泣きする姿もハートをわしづかみだ!
彼がお人よしで男泣きするわけはちゃんと明かされるのだが、その明かされかたが奥ゆかしくて好きだ。
そう、奥ゆかしいの。
基本はコメディでホラーなんだけど、それ以外のシリアスな部分との切り替えというかつなぎがうまく、それはシリアスな面の見せ方が奥ゆかしいからだ。
前面に出さずに、流れのままに挿入していく、そしてするりとまたコメディに戻っていく。
これはまた、ウディ・ハレルソンのように役者がうまくないとできない。

なんと贅沢なゾンビ映画だろう!(よくオファーをOKしたなあ)

そのシリアスとコメディの融合が頂点に達するのが、クライマックスの遊園地シーン。
姉妹を助けるためにヒーローになることを選ぶ主人公、ゾンビをひきつけるために立てこもるウディ・ハレルソン・・・緊張感は高まり、とりわけウディ・ハレルソンの決死の雄志に感涙すらするのだが・・・・・・・・・・!!
ここ数年で一番だまされた瞬間でした・・
真面目に感動してたのに~~~~!!


シニカルな終わり方の『 ショーン・オブ・ザ・デッド 』と違い、もっとハートフルな終わり方をした『ゾンビランド』。
いかにもアメリカ的だけど、湿っぽくならないところが救っている。
私も彼らとだったら、ゾンビランドを旅してもいいな。

「ルール:32:小さなことを楽しめ」

劇中に出てくるルールではあるけど、私はあらゆる「DVDでいいや」と言われて劇場で観てもらえない映画を観るときにも、自分で自分に適用している。
名言だ。








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最終更新日  October 3, 2010 04:56:34 PM
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