阪神タイガース  われら猛虎党






一級品ルーキー初ブルペン!小嶋、2・11実戦デビュー最有力!

初ブルペンで投球を披露した小嶋。伸びのある直球は葛西コーチも絶賛
 阪神の希望枠入団・小嶋達也投手(21)=大阪ガス=が21日、西宮市・鳴尾浜球場での新人合同自主トレで初めてブルペン入り。伸びのある直球を30球披露し、葛西稔二軍投手コーチ(39)をうならせた。“ポスト井川”と期待される左腕が対外試合初戦、2月11日の練習試合・日本ハム戦(名護)先発の有力候補に浮上だ。


 黄金ルーキーがベールを脱いだ。“ポスト井川”としての視線を正面から受けとめ、小嶋が一心不乱に投げ込んだ。

 「軽くキャッチボール程度だったんですけどね。投げた感じは、悪くはなかったです。五、六分の力で投げました」

 サラリと振り返る姿がまた魅力。大学・社会人D3巡目・上園(武蔵大)とともに今年初めてブルペン入り。女房役の高校生D3巡目・橋本良(智弁和歌山)を立たせたまま、オール直球で30球。伸びのある球と抜群の制球力で、デモンストレーションを終えた。

 「準備段階としては上出来。リリース時の手首の使い方を知っている。思った以上に手元で伸びている感じがするね」と葛西二軍投手コーチがホレボレするほど、球は生きていた。受けた橋本良も「腕が遅れて出てきた。打席に立ったら打ちにくい投手だと思う」と脱帽。昨年2月に左あごを骨折し、実戦から約3カ月間、離脱した小嶋。予想より早いブルペン入りが、周囲にくすぶっていた不安も一掃させた。

 セットポジションからの投球のため、ライバルでもある右腕・上園と向かい合わせのピッチング。上園のしぐさは自然と目に入り、火花バチバチ状態となったが、「いい球を投げているなと思った。意識はしない」と“解説”。その姿には、新人とは思えない落ち着きと風格があった。

 11月21日のドラフト当日から、岡田監督は「(沖縄・宜野座に)小嶋は連れて行く」とキャンプ一軍スタートを明言していた。その指揮官の鳴尾浜視察は今月24日。小嶋は23日に再びブルペンに入り、24日の“御前登板”に備える構えだ。

 そこでもこの日のようにアピールできれば、一軍スタートどころか、早期実戦登板へのGOサインがもらえるはず。キャンプ最初の練習試合は2月11日。昨年のアジア王者・日本ハム戦(名護)の先発有力候補に名乗りをあげることになる。

 大阪に住む小嶋の家族は、ちょうど2月9-12日まで沖縄に滞在予定で、航空機のチケットも購入済み。つまり小嶋は、2・11に照準ピタリ。

 「一軍キャンプ? やる以上はそのつもりでやっていきたい」

 MAX149キロに、縦、横2種類のスライダーとカーブ、フォークを操る左腕。ポスト井川探しが急務な虎投に、また1人、頼もしい戦士が加わった。


★母校へブルペン寄贈

 1月初旬に行った自主トレで、出身校の石川・遊学館高校へブルペンを贈る計画が明らかになったが、小嶋は現在、その見積もりに入っている。「業者によるとブルペン3台で計1000万円ぐらいするそうです。500万円でも高いのに…」とは父・恵之助さん。母校への恩返しのためにも、小嶋が今季に期する思いは強い。

復権へ突き進む!赤星、新バット&新スパイクで2冠獲り狙う!

鳴尾浜で精力的に動く赤星。首位打者&盗塁王へ、マジだ
 新たな相棒とともに2冠獲りだァ-。阪神・赤星憲広外野手(30)が21日、鳴尾浜球場で自主トレを公開し、首位打者と盗塁王の2冠獲りプランを披露。バットとスパイクを一新して、復権のシーズンに向けて突き進む。


 自信の源は、2つの新アイテム。07年型の装備を身につけた赤星が、新たな境地を目指す。

 「1つでもいいから青木君(ヤクルト)、荒木君(中日)なりに勝って、打つ方でも結果を出したい。(昨年の盗塁王の)青木君との差は、打つ方の差。打つ方のタイトルを何か獲りたい」

 一昨年まで5年連続で獲得した盗塁王の奪還だけでなく、初の首位打者も狙う。打率.269と低迷した昨季の汚名を返上するため、復活は今まで以上に華やかに-。それが赤星流。手元にそろった2つの新兵器が、このプランを後押しする。

 まずは、昨年から10種類以上も試してきたバット。ようやく理想形を見つけ、2つに絞り込んだ。選んだのは、ヘッドを効かせて引っ張るための細グリップ。タイ・カッブ型から細くした分、40グラムも軽い約910グラムになった。この武器で、昨季苦しんだ左寄り&前進守備の『赤星シフト』を突き崩す。

 足技を生かす新スパイクも完成した。赤星独特の足型に合わせ、足首部からつま先にかけて、外側へ向かって斜めになっていく“変形スパイク”。「最初は違和感があったけど、力が一番前に伝わる」と赤星。ゼット社の担当者は、今までより10グラム軽い約280グラムに「球界でも最軽量の部類に入る」と胸を張る。足首を保護しつつ可動域を広げたタイプで、苦しんだ足首痛とも決別。本来の俊足を取り戻せる。

 この時期に約100メートルの遠投を行えるほど、肩も仕上げてきた。自主トレ期間は、改造した打撃フォームの確認にも時間を割いた。

 「プラスアルファで打撃を上げたい。打席の立つ位置も変えてみたり」

 春季キャンプでも、紅白戦などの実戦で修正を加える。一新するなら、すべてを徹底的に行う。

 「これまでと同じことをやってたら負ける。強化して補うだけじゃなく、道具でカバーしていくとか何かで補わないと」

 出直しのシーズンに向けて、決意は固い。頼りになる“相棒”とともに、復活の物語が幕を開ける。

驚異のホルモン量3倍!金本、「50歳現役」へデータが後押し!

最新のトレーニングマシンを試す金本。これで50歳まで現役!?
 「50歳現役」をデータが実証!! 阪神・金本知憲外野手(38)が21日、京都市内の施設で肉体の精密検査を受けた。契約するファイテン社が出資する同志社大の「スポーツ医科学研究所」による検査で、総額5000万円の最新機器に初挑戦。半年でホルモン量が3倍に増え、内臓も驚異的に若返ったことが判明。担当教授は50歳までの現役続行に太鼓判だ。


 長寿記録への挑戦が、にわかに現実味を帯びてきた。それを数字が物語る。この半年間で金本は若返っていた…。「50歳現役」が見えてきた。

 「ホルモンが3倍になっているって。今が自分の正常値で、シーズン中に減っているだけかも分からないけど、(これまでより)減り幅は少なくなるかもね。血管も25-26歳の数字が出たし、よかったんじゃないか」

 昨年6月から精密検査を受けてきて、いよいよ京都市内の施設にそろった最新設備に初挑戦。ファイテン社が出資する同志社大の「スポーツ医科学研究センター」による検査で、新たに導入された計測機器の総額は5000万円。そこで筋力とともに内臓も“鉄人級”に若返ったことが判明した。

 「去年の6月から(成長)ホルモンが3倍ほどに増えている。普通は年をとれば減るものなんで…。疲れ知らずのアニキが誕生する期待がある。(50歳まで現役の)自信が持ててきました。数値が上がっているので」

 立ち会った京都府立医大の吉川敏一教授(59)も驚きを隠せない。昨年6月の検査から栄養摂取を見直し、サプリメントを一新。その結果、男性ホルモンの一種であるDHEAの数値が3倍に伸びた。もちろん、最初の数値はシーズン中のもので、疲労度を考慮する必要はある。それでも驚異的な伸び率という。

 海の向こうのメジャーリーグでは、禁止薬物のホルモン注射に走る選手も存在する。金本はトレーニング&栄養摂取のバランスで、ドーピングなしで20代の肉体を手に入れることに成功した。

 日本球界の現役最高齢は、投手で浜崎真二(元阪急)の48歳10カ月、野手で岩本義行(元東映)の45歳5カ月。科学の力も味方につけて、無人の野を行く挑戦が始まる。


■DHEA
 「デヒドロエピアンドロステロン」の略称で、男性ホルモンの一種。副腎から分泌され、通常は加齢とともに減少する。成長に関する作用や代謝を制御する作用などがある。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年01月22日 16時16分46秒
コメント(1) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: