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虎ミスミス3連敗、俊介“台無し”バント失敗

 (セ・パ交流戦、阪神2-4ソフトバンク、1回戦、ソフトバンク1勝、17日、甲子園)イライライライラ…。阪神はソフトバンク戦(甲子園)で10安打を放ちながら2-4で敗れ、交流戦開幕から、今季初の3連敗を喫した。五回無死一、二塁で俊介外野手(25)が犠打失敗、六回は1点を返した場面で鳥谷敬内野手(31)が走塁ミスと、拙攻のオンパレード。18日、甲子園で4連敗だけは勘弁して!!

 開幕から7戦全勝だった金曜日が、悪夢の1日となった。歯車が噛み合わない。好機のたびにミスが頻発すれば、結果は暗くなるのは当然か。テコ入れした打線が10安打を放ったが、奪ったのはたったの2点…。交流戦いまだ勝ちなし、今季初の3連敗に、和田監督の表情も険しかった。

 「勝負をかける前にコケてもうたな」

 自虐的に振り返ったのは2点を追う五回だ。新井良、藤井の連打で無死一、二塁。だが、続く俊介のバントは、投手の真っ正面。二走・新井良が三塁で封殺された。

 こういう場面で決めるのが仕事の25歳は、「絶対に決めないといけない場面だった。あそこで流れが止まった」と肩を落とした。続くメッセンジャーのバスターも、三塁・松田の好守に阻まれて三ゴロ併殺と、流れは最悪。痛恨の「0」がスコアボードに刻まれた。

 さらに六回二死一、二塁。5番に昇格した新井が右前適時打で1点を返したが、三塁を狙った一走の鳥谷が右翼・吉村の好送球でタッチアウト。反撃ムードは一瞬でしぼんだ。三塁コーチボックスの吉竹守備走塁コーチは「(新井の)打球が速くて(返球が)ホームにいくと思った。難しい判断だった」と説明したが…。和田虎が標榜する細かな野球、バントや足で好機をつぶしては、流れをつかみようもない。

 2点差で迎えた八回一死満塁では、マートン、新井が連続三振に倒れ、ジ・エンド。本拠地・甲子園に、もどかしさとイライラが募った。

 2連戦の交流戦。先手必勝を誓ってきた和田監督は、「踏ん張りどころであることは確か。ズルズルといったらアカンから、しっかりあした止めたい」と語気を強めた。

 昨年は交流戦開幕から5連敗。指揮官のいう「ズルズルといった」まま、シーズン5位の大低迷に直結した。甦る屈辱の記憶…。絶対に同じ轍は踏めないはずだ。首位・巨人とは3・5差に開いた。貯金は「6」あるとはいえ、もう余裕はない。6連勝から一転、和田虎が正念場を迎えた。
(栃山直樹)










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Last updated  2013年05月18日 17時18分50秒
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