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答えはノー! そしてアメリカって変な国。オバマ・ケアーができる迄、国民健康保険がなかったのです。民間の保険会社が牛耳っていて、共和党に多額の献金をして国民健康保険の導入を阻止して持病のある人を排除し、健康な人だけ加入させるという非道なことをしていたのです。そしてオバマ大統領が初めて作ったのがオバマケア―と言われる国民健康保険制度だったのです。それをトランプが嫌って議会に計って否決させようとしたが、共和党議員のジョン・マッケインの一票で否決された。次は最高裁の訴えたがこれも否決。トランプが任命した右派の判事でさえ反対に回って否決したので、これにはトランプもびっくり。トランプはオバマを蛇蝎の如く嫌って、なんとかオバマケア―を抹殺しようとやっきなったが国民健康保険は必要であると右派の裁判官さえ、任命したトランプに逆らったのです。最近、テキサス州が訴えたけどこれも否決。これで3度目。私の知る範囲では、現在は若い層はオバマケア―。65才以上には国家が運営するメディケア―。そして、低所得と貧困層向けには、メディキャルという無料の医療制度があります。メディケア―ができたのは90年代だと思うのですが、65才になると『メディケアに加入できるから、おめでとう』と云われたものです。掛け金は年金から引かれます。最初は30ドル位だった今は150ドル位。でも、世の中そう甘くない。メディケア―が払うのは80%だけ。あとの20%は民間の保険会社と契約する必要がある。これが2種類あって、ややこしい。一つは『PPO 』これは病院も医者も自分で選べ、専門医も保険会社に関係なく行ける。だから保険料が高い。手術も入院も全部無料。大病した時には安心。際限なく使われるからと保険会社は用心している。本心は無くしたいらしい。もう一つは『HMO』これは掛け金は凄く安いが、医者を選べないし、専門医に診て貰うには保険会社にお伺いを立てる必要がある。だから手遅れになる事もある。待っているうちに悪化して病院の救急に駆け込むケースがあるという。そして医者にかかる時にはなにがしかの料金を支払う必要がある。入院した時の支払いがいくらだか分からないのが難点。以前はHMOから PPOに簡単に鞍替えできたけど、今は難しいそうだ。だから高いけど我慢して払っています。年と取ると罰金を払う事になるのですよー。私は最初知らずに HMOに入ったが、不都合な事があり、『 PPO』に鞍替えした。高いけど、結局こっちの方が安くつく場合がある。結局、お金で差別される。大企業の従業員などは会社持ちですから恵まれているのですが一般の人達が問題です。 日本の健康保険制度は世界一だそうですよ。最後に『メディキャル』 ある一定以下の低所得者と貧困層向けの健康保険です。何もない程強い事はない。これは全部無料。眼鏡まで作ってくれる。低所得者が病院に行けるように送り迎えする『アクセス』という制度があり料金は片道が2ドル75セントです。275円。めっちゃ安い。アクセスの車は病院で見かけます。日本では大病院に行くには紹介状が必要で、それでも病院は3千円取るとかですが、アメリカは一応建前は誰でも行ける事になってます。でも、そうは問屋が卸さない。何で差別するかと云うと、保険の種類によって差別されるのです。PPO なら何処でも大丈夫。でも HMOだと種類によっては、この病院しか行けないという保険もあるとかですよ。やはり差別はあり、究極の差別はお金なんです。あーあ、人間社会は厳しい。と、云う訳で結局『地獄の沙汰も金次第』なんですねー。政府の介入をとことん嫌うアメリカ人も変。政府が介入するからと、オクラホマの連邦ビルを爆破して160以上も殺したマクベイなる男がいました。でも、アメリカ社会の根本には、困った人を助けるというキリスト教の精神があり、弱者にも優しいのですよ。車椅子の人だって一人でバスに乗れる仕掛けがあって、スロープをだして乗り降りできるのです。他の乗客はじっと我慢して待つのです。勿論ラッシュアワーには乗ってきませんが、乗客もドライバーも優しく接しています。私達日本人もこれは見習う必要ありですね。どのバスにもそういう仕掛けが付いていて、車いすを固定できる迄発車しないから時間はかかります。今、ダウンタウンで見かけるバスは全部電気か天然ガスです。アメリカでも温暖化による異常気象で、東部は洪水とハリケーン、竜巻、西部では旱魃で果たして地球は100年持つかどうか???
2021年06月27日
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50年以上アメリカに住んでますが、とても大きな事は云えた義理でなし。ハワイと南カリフォルニアしか知らないんですから。東洋人には住み心地がいいし今は日本の食材は何でも手に入る。50年前にはハワイですらそうでなかったのですから。これではアメリカを語る資格なんかない。でも最近のアメリカってどうなっていくんだろうと、心配ですよ。アメリカは理想を求めてやってきた実験国家と云われて、人種間の軋轢でさえ克服しようとしていたのが、トランプが出てきて突然ひっくり返した。白人は勢いずいている。私のアタマも混乱してぐじゃぐじゃだ。今後アメリカはどーなっていくのだろか? ガンコントロールは絶望的だし。共和党は絶対に譲らない。何しろ憲法第2条に『国民は自衛の権利がある』と謳っているんだ。でも100年以上も前ですよ。警察ができる前に国ができちゃったんだから。今アメリカではガンをぶっ放す事件が’頻発している。アメリカ人はガン中毒なんだから。共和党議員やガンロビーの連中、ライフル協会の幹部などが撃たれたら、少しは変わるかも・・昔はテレビで黒人を見ることはなかったけど、今は黒人だらけ。白人との混血が増えて、それが美しい人が多いんです。メーガン妃みたいな人がいっぱい誕生した。特にジャーナリズムの世界で活躍している女性がすごく多い。コロナ関係で出てくるドクターにも女性がいっぱいいる。若くてすごい美人も沢山いる。日本みたいに『女子アナ』なんて言わない。対等なんだ。買い物に行ったら若くてハンサムな店員がいた。パンスキーが出身国を聞いてみたらオランダ人だった。アメリカに来た理由は?と聞いたら、結婚だそう。『まさかカリフォルニアの女性じゃないだろうね』と云ったらそうだった『そりゃとんだ事したねー』と冗談を言って大笑いした。カリフォルニアの女性は強い。 メーガンはあっと云う間にハリーを宿無しにしてしまったじゃん。今問題なのは、コロナを’きっかけにホームレスが爆発的に増えた事。リトル東京でもそうだが今はビーチエリアなど高級住宅地まで入り込んでいる。一部の超富裕層とまあ上流階級に、まあまあの階級と、低所得者も多いうえに、貧困レベルの人が多い。差別の最たるものは飛行機だろう。エコノミーとファーストクラスは、天国と地獄だ。アメリカって結構貧困大国なんです。でもアメリカのいい所は結構セイフティー・ネットがしっかりしているんです。普通の賃貸アパートでも、何ユニットかは低所得者向きのを造る事を条件に建築許可を出すそうです。低所得者が余命6か月と宣告されたら、その後は全ての治療(ホスピスも含めて)無料になるとか、何もなければ強いのです。低所得だと食糧の無料配布もあるそうですよ。私はアメリカ以外に居る所がないからもう覚悟を決めているつもりです。50年でこんなにも変わるんですねー。イエローストーンで買った絵葉書です。バッファローの砂浴び風景です。バッファローは何処にも普通にゴロゴロしていて最初は怖かったけど、彼らは人間を襲うそぶりは見せなかったです。こちらはアリゾナの隕石落下によってできた巨大なクレーターです。穴は20階建てのビルより深いですよ。 アメリカってデッカーイ!
2021年06月12日
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