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ミニトークの場面です。
「会場内で写真を撮っていいですか」と係員に尋ねると、ミニトークのみはよく、サイン会のときと作品の写真はご遠慮してくださいとの話。
第2会場の部屋の中に、整理券がありサインをもらえる人のみの100人分の椅子が並べてありました。
朝早く来たかいがありました。最前列に座れました。番号順の席です。
整理券のない人でもミニトークを聞くことはできるので、席の周りは立ち見の人たちで一杯でした。
ジュディ・オング倩玉さんが登場。写真が撮りやすいように気を使いながら、顔を左右に時々向きを変えにこやかにお話をはじめました。
先ず名前の倩玉 セイギョク は本名であること。倩は日本にない字であるが、深い青で美しいの意味があり、木版画の時に使っています。
葛飾北斎や棟方志功の版画は絵を見ただけですぐわかる。
ジュディ・オング倩玉の木版画がみただけで自分の版画であるとわかる世界を作りたいとの話。
なんともいえない紅殻の壁の色が強烈に印象に残り、繊細で力強い彫りかたなど、
ジュディ・オング倩玉の世界が出来て、もうすでに確立しているように私は思いました。
木版画の世界に飛び込んだのは25才の時、棟方志功門下生の井上勝江版画家の個展をみて白黒の世界に魅了されたこと。
先生に門下生として認めてもらいため、ベニヤ板で椿の絵を描き彫刻刀で彫り、バレンはスリッパを使い、個展の会期中に間に合うように必死で作った版画が先生に認められたこと。
板から「やりたい!」という気持ちが伝わったようです。
5年間、白黒の木版画を一生懸命学びました。
木版画は歌や舞台と同じ、画の端っこの端っこまで気が抜けない。
司会者のテレビのアナウンサーが「お忙しいのに、どのように木版画の時間を作るんですか」の質問に答えていました。
「忙しくても好きなことをすることは時間は作れます。好きな人に会いに行きたい気持ちと同じです」
1年の計をたて、版画の時期とテレビ出演、コンサート活動に振り分けて過ごします。
旅先のホテルで下絵を描き、題材は無理してしぼりだすことはしない。
ドキッとしたもの ハっとした時に出会ったときの場面を描くとたいていい作品ができる話。
努力の先には楽しみが待っている。
ミニトークで感じたことは、意志が強く、真摯に取り組む姿勢に、私は感心することばかりでした。
お話のあとサイン会が始まり、「ジュディ・オング倩玉 倩玉的世界 木版画集」を最初の白い1ページ目を開いておいてすぐにサインしてもらいました。
そしてしっかりと目をみて握手したことは、いい思い出になりました。