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2010.04.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
28日の日経平均は前日のギリシア、ポルトガル格下げに端を発しユーロのソブリン危機を懸念したNYダウ、欧州株を始めとした世界各国の株価急落を受けて11,005円(前日比-207円)で始まり一気に10,882円(同-330円)まで急落した。しかし、4/23安値10,865円に接近したことで買い戻しが入り始め引けは10,924円(同-287円)で終わった。値下がり銘柄数は1,476と全体の約9割を占め、36業種全ての指数が下落した。寄り前の外資系証券の注文状況も330万株の売り越し、特に下げが目立ったのが値がさハイテク株で先物との裁定解消売りも入り売買代金も1年ぶりの高水準となった。

このところ日本でも好決算を発表する企業が多く、景気回復の兆しも見え始めたこと、ユーロ市場のソブリンリスクで投資資金が出遅れの日本株に流入してくるという思惑からこの押し目は絶好の買い場とみる向きが多いようだがまだ現在の水準から買いに出るのは危険である。NY市場がこれで調整局面入りとなる可能性が高まったこと、財政破綻、格下げ問題は日本も他人事ではないこと、また、これまで高見の見物と決め込みほとんど無視されてきた国内政局も民主党小沢幹事長に対する検察審議会の「起訴相当」の決定と普天間問題の処理で現政権が揺らぐ可能性が出てきたで無視できなくなる局面が来る恐れがあることでここで買い付いた投資家は売らされる羽目になる公算が高い。これまでも高値を付けた後の戻り局面を狙って買い付いた玉はことごとくその後に安値で売らされている苦い経験があるのでここは慎重にいきたい。

あえてこの局面でも買いとみているのは、先日から一貫して注目している「ダイワボウHD」と以前からマークしている「三洋電機」。前者はこれまでも毎日触れてきたが、この日の下げでも利食いをこなしながら連騰を続けておりかなり腰の入った買い方がついている節が見受けられる。後者は本来テーマに乗る銘柄でありながら信用買い残の重さに負け鳴りを潜めて全く上昇しておらず安値圏に放置されている銘柄である。相場環境が悪くなっても下値はしれており、逆にそこが狙われてくる公算もあるためそろそろ出番到来として注目しておきたい。

また、この日安寄りしてから小戻しして引けている「トヨタ自動車」であるが、米ニューハンプシャー州で同社のSUV「ハイランダー」に乗車していた4名が事故死した事件で車両不備の調査が行われていること、同SUV「セコイヤ」が北米で50,000台、カナダで1,500台リコールされており、依然としてリコール問題が引きを切らず続いていることでいつまた悪材料として表面化してくる恐れがあるので警戒が必要である。チャート的にも一目均衡表の雲の下限に位置し、これを下抜いてくるようだと下げが加速する可能性もあるため、同社の関連会社の株価も注意して見ておきたい。以前から注目している「フタバ産業」もチャートをみれば典型的な二番天井形成後の下げに入っており、上下動の激しい株だけに戻りをうまく売っておけば最適なヘッジ銘柄となりそうである。

「東光電気」もスマートグリッド関連として買い上がったところが戻り高値となって下げに転じている。この銘柄は買われるときは出来高が急増するが、下げ始めると極端に商いが細る傾向があるため大きく値ブレが出やすい銘柄であるため、出来高が多い時に売り少ない時にある程度目途を決めて指値をして買い戻すのが得策かもしれない。早晩600円を割ってくる局面があるものとみている。「パイオニア」は業績好調を背景にしてこのところ人気化してきているが、戻り高値をとった割には力強さは感じられず上値にまたしこりを作るパターンとなりつつある。今度350円を切ってくるようだと330円前後まで下げてくる公算は強いとみている。

28日のNYダウは、ギリシア格下げによる危機感から逆に救済支援が進む可能性が出てきたこと、前日の急落で値頃感が出たところにFOMCの経済の力強い回復と現行の低金利水準を長期間据え置くと言う声明がなされたことで反発し11,045ドル(前日比+53ドル)で引けた。しかし、前日の下げ幅に比べると戻りは小さく、NASDAQはほとんど横ばい水準で終わっている。前日のギリシア、ポルトガルに次いでスペインもAA+からAAに格下げされており、今度はスペインの金利上昇が懸念されること、ギリシア問題も当面の救済策がまとまっただけで再建の見通しは全く不透明であることなどからこれで危機が去ったとはとても思えない。

NYダウのチャートは前日までの3日間にシグナルである「長大上髭」「首吊り足」「十字足」が相次いで出現、その後に急落したことで天井を形成したことはほぼ確定と思われるが、市場はまだ経済環境の改善を背景に強気の見方が支配的であるため危機感は乏しい。しかし、5/7に発表される雇用統計でも大きな改善の数字が出ると今度は逆に利上げ観測が急浮上してくること、金融規制改革法案も上院で審議が開始される運びとなったことで相場の不安要因が徐々に顕在化してくることに注意しておきたい。





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Last updated  2010.04.29 17:39:07
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