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2010.08.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
8日の日経新聞第1面に「中国、問題債権19兆円」との記事が掲載された。中国商業銀行が地方系企業に対し実施している融資の内、借り手の返済能力や担保などに問題のある債権が6月末現在で19兆5千億円あることが判明したとのこと。中国政府はリーマンショック後の2008年11月に総投資額4兆元の景気刺激策を打ち出し、著報政府に公共事業拡大を指示したが、その際一部の地方政府系企業が採算の見込めない事業に多額の資金を投じ、それが不良債権化しつつあると言う。当局は「リスクコントロールは出来ており不良債権ではない」と言っているが、日本の例を見るまでもなくかなりの不良債権があるものと推測される。一説によるとその額は地方企業向け融資の20%に達しているものとみられている。

中国では、このところ輸出が伸び悩み始め、鉄鋼生産も減産体制に入り、不動産バブルも崩壊し、これを反映する形で株価も調整局面に入ってきている。世界各国の企業が業績急回復となっている背景には対中輸出によるものも大きいため、中国経済の鈍化は今後の業績にも大きな影響を与えよう。現在発表されている好業績で世界の株価も急反発しているが、先行きは予断を許さない状況であり、束の間の戻りとなる可能性が強い。これで中国のGDPの伸び率鈍化が発表されるようだと一転急落となる恐れもあるので警戒が必要である。

また、先般来の為替の円高の動きも大変気になるところである。米国経済もマクロでみればGDP成長率は明らかに鈍化傾向を示し、政府もゆるやかなドル安歓迎のスタンスをとっているため円高はどうにも止まりそうもない。そうすれば、為替連動となっている日経平均もいずれ下落せざるを得ないものと考えられる。

折から日本は、今週はSQの週で週末は魔の13日の金曜日となっている。相場の揉み合いもかなり長く続いてきており、そろそろ臨界点に達し上下いずれかに放れる可能性も強くなってきている。出来高薄の中、海外市場の上昇に伴い出遅れ感の目立つ日本株に対して連日の外国人投資家の大幅買い越しを受けてとりあえず買い方が仕掛けてくる可能性もあるが、そこは売り方が動く絶好のチャンスを与えることになり、その後の相場に反落をより大きくするに過ぎないものと考えられる。これらを総合すれば、今週は引き続き戻り売りスタンスで臨みたい。

為替の円高を反映して、既に輸出関連株には崩れるものが出始めている。好業績を発表した自動車株も円高とエコカー減税の打ち切りで下期は減額修正となる公算は高い。また、「ミツミ」「スタンレー」「任天堂」などには崩れ足が発生、好業績で急反発した「ソニー」もリバウンドは相場終了したように見える。「楽天」「ソフトバンク」などのネット関連株もピークアウトした可能性が強い。今週はどうやらFRBの金融政策(定例理事会の決定)の発表をを契機に相場が大きく動く可能性がありそうな気がしてならない。





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Last updated  2010.08.09 00:38:22
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