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2010.11.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
12日の日経平均は、前日のNYダウ、CME日経平均先物が下落したことを受けて、9,810円(前日比-51円)で始まった後一時9,851円(同-10円)まで買われる場面もあったが、上海市場が金融引き締め強化懸念から急落したことを受けて下落し、9,724円(同-136円)で引けた。この日は、引き続き欧州ソブリンリスクの高まりやG20における各国の協調体制の成り行きを見守ると言う様子見気分も強く、押し目買いも慎重になっていた。SQ値は9,813円と決まり、ザラ場では一瞬SQ値を更新したものの引けは大幅安となっており、早急に再度このSQ値を抜けてこなければリバウンド終了として相場は下落に転じる可能性も強い。銀行株反発の背景となっていた金融規制の対象外リストに関するFT紙の報道に対しダウジョーンズ社が否定したことでメガバンクが下落したことが相場に強い影響を与えている。なお、外資系証券の寄り前の注文状況は190万株の買い越し、値上がり銘柄数は375、値下がり銘柄数は1,169、出来高は1,816百万株となっている。

注目の「プロミス」は、400円台後半で暫く揉み合いを続けていたが物色対象がなくなると再度買い物を集め、527円(前日比+32円)まで買われ505円(同10円)で引けている。引き続き短期投機筋のおもちゃにされている。消費者金融の現状については12日の日経新聞朝刊に掲載されている通り「アコム」「プロミス」の上期最終損益が赤字となり、今後の見通しも厳しい状況で本来ならとても相場が戻れるような状況にはない。実際このところ上下が激しい動きとなっていることからここでの買い方は割り切って勝負してきているものとみている。ここは慌てず冷静に行きつくところを見定める姿勢が必要となりそうである。「東邦チタニウム」は、前日に2,070円まで下げたところに、野村証券が「大阪チタニウム」のレーティングを「2」から「1」とし、目標株価を大幅に上げたことに影響されてこの日は一転2,190円(同+83円)と上昇して引けている。商い薄の中買い戻しの先行により急反発したもので基調に変化はないものとみている。また「アンリツ」はこの日は一時578円(同+5円)まであったが、572円(同-1円)で引けている。9日に野村証券が目標株価を引き上げたが伸び悩んでいることから、やはり先の高値581円に合わせる動きと合わせてきているものと見られる。なお、「新生銀行」は73円(同-1円)で引けている。

12日の世界各国の株式市場は、欧州各国は引き続き小幅高のドイツを除き軒並み下落している。上海総合指数は中国経済のインフレ進行による金融引き締め強化の懸念から急落し2,985P(前日比-162P)と心理的節目の3,000Pを割れて引けたが、これは、下げ幅、下落率はともに昨年8月31日以来の大きさとなっている。また、香港ハンセン指数も24,222P(同+477P)と下落、インドSENSEXも20,156P(同-432P)と大幅続安、ブラジルボベスタも70,367P(同-828P)と4日続落となり、新興諸国の株式市場が軒並み急落しており、マネーの流れに変化が生じ始めている気配が見受けられる。

12日のNYダウも、中国当局による利上げに対する懸念が出ていることで、利益確定の売りが優勢となり、11,192ドル(前日比-90ドル)と続落して終了した。中国で利上げが実施されれば原油などの各種コモディティーの需要が減退するとの見方からエネルギー・資源関連株が大きく売られ、アイルランドの財政問題などの懸念が台頭していることでリスク回避の動きも見られているという。株式投資家の不安心理の度合いを示すVIX指数も20.61と10月下旬以来初めて20を上回った。さらに、この日は原油先物が3.3%下落、銅も約3%安となるなど商品価格が下落しており、商品市場からも資金が逃げ始める気配がみられている。

12日のニューヨーク外国為替市場では、アイルランドの財政問題をめぐる根強い不透明感を背景に週間ベースで対ドルで8月以来の大幅な下落を記録したユーロが、仏、独、英などEU主要国がアイルランドから金融支援を要請されても同国債保有者の負担は迫らないと声明したことを受けてこの日は小幅高となったが、対円では1%下落した。一方ドル・円は82円51銭と横ばいになっている。

来週の日経平均は、11月限のオプションSQ値の9813円10銭を下回っているうちは、短期急騰に対する調整が継続しようが、これを上抜ければ売り方の買戻しが期待でき10,000円大台を意識することになることから9500円~10000円のレンジの相場となることが予想されている。テクニカル的には、10日の力強い上昇で逆三尊が完成し、7/14高値9,807円36銭から9/1安値8,796円45銭までの下げ幅1,010円91銭をネック・ラインである9,807円36銭に足した10,818円27銭程度までの上昇が今後数ヶ月かけて期待できるチャート形状になっている。

一方、下値は、25日移動平均線(9,490円00銭)を割り込むまでは同線がサポートする見通しだが、これを割り込むと11/4、5で空けた窓(9,377円76銭~9,497円45銭)、そして11/2、4日と空けた窓(9.172円03銭~9,276円71銭)を埋めることが予想される。ただし、日経平均が25日移動平均線を割り込むには、相当強烈な想定外の悪材料が飛び出して世界的な株安や円高になることが必要と思われることから、先に述べた新興諸国の株式市場並びに商品市場、また、欧州のソブリンリスクの拡大がこの動きにつながるかどうか慎重に見極めていきたい。この動きが顕著に出るまでは25日移動平均線がサポートし続ける可能性が高いとみられる。






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Last updated  2010.11.14 20:42:46
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