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2010.11.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
29日の日経平均は、前週末のNY、欧州市場が軒並み値下がりしていたものの為替が84円台の円安になっていることで10,075円(前週末比+36円)と小高く始まり輸出関連株を中心に円安基調のなか買いが先行し一気に10,150円寸前まで買い上げられたものの、その後は利益確定の売りで10,044円(同+5円)まで下落した。しかし、前週末引け値を割らなかったこともあり、後場に入って先物市場に決算期末を意識した海外ヘッジファンドの買いが入り再度10,149円(同+110円)まで上昇し、10,125円(同+86円)で引けた。日銀の白川総裁があらためて上場投信への資産買い取り拡大に言及したことも安心買いを誘った模様だが、朝鮮半島の緊迫化、欧州経済のソブリンリスクなど懸念材料がある中で予想外に強い動きとなっている。外資系証券の寄り前の注文状況は久しぶりに260万株の買い越しとなり。値上がり銘柄数は1,150、値下がり銘柄数は343となったが、出来高は1,729百万株と低調である。

注目銘柄の「プロミス」もこの日は481円(前週末比+20円)と反発、「東邦チタニウム」も2,173円(同+7円)で引け、「アンリツ」も593円(同+4円)の引けとなっておりいずれも小反発となっているがそれほどの勢いはない。「新生銀行」は77円と前週末比変わらずで引けている。一方、「レナウン」は219円(同-1円)、「ダイワボウHD」も220円(同+3円)とともに小動きで引けている。

29日の欧州各国の株価は、スペイン、ポルトガルの国債が続落し財政不安再燃でユーロが売られたこともあり軒並み大幅に続落している。上海総合指数は2,866P(前週末比-5P)と小幅続落となっているが、香港ハンセン指数は23,166P(同+288P)と反発している。上海総合指数はリスク資金の流入加速やインフレの進行が金融引き締め懸念を強めたほか、投機的な商品取引の取り締まり強化も引き続き資源銘柄の圧迫材料になり、ほぼ安値圏でもみ合う展開となっていた。中国人民銀行(中央銀行)は先週末26日、10月の外貨純流入額が5190億4700万元(約6兆7476億円)に上り、単月ベースで30カ月ぶりの高水準を記録したと発表しており、年内にも預金準備率が1.0~1.5%引き上げられるとの見通しも強い。一方、香港ハンセン指数も中国政府による引き締め懸念が根強く残るなかインフレ率が一段と上昇するとの見通しから前日終値を挟んでもみ合っていたが、22800P台では底堅さを示し、取引終盤には急速に買い戻しが広がり引けにかけて急速に上げ幅を拡大させた。インドSENSEX指数も19,405P(同+268P)と反発したが、ブラジルボベスタ指数は67,908P(同-317P)と続落して引けている。

29日のNYダウは、EUとIMFなどによる総額850億ユーロのアイルランド支援策が決まったものの、ポルトガルやスペインなど他のユーロ圏諸国の債務問題への警戒感が高まり欧州株式市場は下落したことにつれて売り優勢で寄り付き、一時は160ドル以上値を崩し11,000ドルを割り込んだ。しかし、米感謝祭後の大型商戦となった前週末の小売り各社の売り上げが前年同期比9.2%増となったこと、特にオンライン市場が好調でネット通販大手アマゾン・ドット・コムが買われ引けにかけて戻し11,059ドル(前週末比-39ドル)で引けた。

29日のロンドン外国為替市場の円相場は、新規の手掛かり材料に乏しい中、1ドル84円台前半で売り買いが交錯した。84円35~45銭と円安・ドル高水準となった。一方、ユーロはアイルランドへの支援策決定を受けてユーロが買われた海外市場の流れを引き継ぎ朝方は落ち着いた展開だったが、買い一巡後は売りが強まり軟調となって約2カ月ぶりに対ドルで1ユーロ1.30ドル台を付けた。引き続きポルトガルやスペインなどに信用不安が拡大するとの懸念が根強く、ユーロの買い戻しが一巡すると再び売りが広がっている。ユーロはこのところ急激なペースで下落しているものの、ユーロを買いづらい状況が続いているので目先はさらに下げる可能性がありそうである。ユーロは対円では110円40~50銭となっている。また、29日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、1ドル84円15~25銭と前週末に比べ円安・ドル高で推移している。一方ユーロは、110円72~82銭となっている。

30日の東京株式市場は、寄り付き前に10月の失業率や鉱工業生産が、取引時間中には住宅着工戸数も発表されや為替をにらみ神経質な展開となりそうである。米国では9月S&P/ケース・シラー住宅価格指数などが発表されるが、週末発表の米10月雇用統計までこうした経済指標を材料にしたドル・円の動きに相場は左右されやすくなろう。特に、米国の経済指標が強いものになれば、ドルが上昇基調を強めることになるものと思われる。
29日は思ったよりも強い相場となり、利益確定売りが上値を抑えたものの押し目買い意欲も根強くしっかりした展開となった。テクニカル面では、騰落レシオが120%に達し、25日移動平均線とのカイ離率も5%前後、RSIは22日の85%からやや落ち着いてきている。週足チャートでは、一目均衡表の「雲」(下限は10.229円)が上値メドとして意識されそうである。






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Last updated  2010.12.02 00:20:27
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