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2010.12.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
30日の日経平均は、前日のNY市場が小幅上昇となったものの為替の円高基調によりCME日経平均先物が一時10,225円(大証比円)まで売られ安く引けたことを受けて10,303円(前日比-41円)で始まり、ヘッジファンドによる100億円規模の利益確定売りと中国の金融緩和政策の継続による先行き不安や正月休暇中の為替の円高進行懸念で、買い物薄の中さらに値を下げ一時10,209円(同-135円)まで売り込まれた。その後は若干切り返して10,228円(同-115円)で引けたが、一部に外人筋の売り仕掛けの動きも見られたことから単に連休前の整理売りに過ぎないものとは思えない節もある。外資系証券の寄り前の注文状況は250万株の買い越しであったが、値上がり銘柄数が270に対して値下がり銘柄数は1,290にも達している。出来高は前日より若干増加し1,468百万株となったが依然として低水準である。

注目銘柄の「プロミス」は三井住友FGが出資比率を引き上げる用意があるとの支援体制を示したことで485円(前日比+32円)で寄り付いてたが、そこが高値となり467円(前日比+14円)で引けた。「東邦チタニウム」は1,962円(同-27円)と反落したが、「アンリツ」はこの日も逆行高で高値を更新し671円(同+10円)と連騰してきており、どこまで騰がるか不安に駆られるところである。「新生銀行」も一時103円(同-3円)を付け調整入りかと見られたが引けは106円(前日比変わらず)となっており相場は残っているように見えるが、出来高は21百万株とと若干の増加に過ぎずともにもう暫く様子見といったところであろう。また、「レナウン」は206円(同-3円)、「ダイワボウHD」は213円(同-4円)と続落して引けている。

30日の欧州各国の株価は、複数の米経済指標の発表を控えるなか、英銀HSBC発表の12月の中国購買担当者景気指数が3カ月ぶりの低水準となったことや、年末前の調整などから下値を切り下げ、英FT100が5,971P(前日比-25P)、仏CAC40は3,850P(同-39P)、独DAXは6,914P(同-81P)と軒並み下落している。中国・香港株式市場の株価は、前場は薄商いの中若干小安い動きとなっていたが、その後ともに切り返して、上海総合指数は、2,759P(同+8P)香港ハンセン指数も22,999P(同+30P) と小幅続伸して取引を終えた。インドSENSEXも20,389P(同+133P)、ブラジルボベスタ指数も69,304P(同+352P)と続伸して引けた。

30日のNYダウは、朝方発表された米労働省が発表した最新週の新規失業保険申請件数が38万8000件と2008年7月中旬以来約2年5カ月ぶりの低水準となったほか、シカゴ購買部協会がまとめた12月のシカゴ地域の景況指数も前月から大きく上昇し、中古住宅関連指数も市場予想を上回る内容となるなど経済指標はいずれも良好な内容だったが、市場では好内容は織り込み済みとされ、逆に出尽くし感が広がった形となった。さらに、これまでの株価上昇による過熱感もあって利益確定売りが優勢となり、11,569ドル(前日比-15ドル)と3営業日ぶりに反落して引けた。NASDAQも2,662P(同-3P)で引けたが、足元の株式市場に悲観材料は少ないため売りたたく動きもなく、下値は底堅く推移した。

30日のロンドン外国為替市場の円相場は、年末の閑散とした市場の中で、この日発表された米国の経済指標が、前述の通りいずれも市場予想を上回る内容となっため、これを受けて投資家のリスク志向がやや強まった格好となり、東京市場で優勢だった円買い・ドル売りから一転してドル買いが強まるとともに、円は主要通貨に対し幅広く売られて81円台後半まで弱含んだ。もっとも1ドル82円前後を底に円の下値も固く、ドル買いにも勢いはみられず、市場では金利低下を材料に年明け以降も円高が進行するとの見方が強くなっている。また、ユーロも年末のポジション調整に伴う買い戻しが入って堅調に推移し、1ユーロ108円55~65銭と円安となっている。30日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、予想外に好調な内容の統計の発表をきっかけに一時軟化したもののあとは底堅く推移した。ただ、年末を控えて市場参加者が少なくなっていることから、その後は動意に乏しく1ドル81円47~57銭の円高・ドル安水準となっている。

30日大納会の日経平均が10,228円92銭で取引を締めくくったことで、年初大発会が10,609円34銭だったことから年足チャートは約380円の「陰線」となった。昨年の1,555円幅の陽線に比べ、年初始値と年末終値の差は非常に小さいものとなった。過去、年初と年末の差が小さかったのは1995年の144円があるが、今年は、それ以来の小幅なものだった。陽線であれ、陰線であれ、年初に対し年末の差が小さい時は相場に対して気迷い状態を映していることが多い。そういった目で、改めて相場環境を見直してみると、世界経済の不透明感がある。アメリカ景気の腰折れ懸念、財政赤字懸念、ヨーロッパの金融危機懸念、中国の金融引き締めによる景気下降懸念がある。しかも、中国の台頭で新たな国際的な軍事緊張もチラついている。日本では景気、企業業績の行方、為替相場の行方、さらに政局の不透明感もあり、これだけ、不透明感が揃えば、気迷いとならないのが不思議なくらいである。過去、振幅幅の小さかった1995年は、翌年96年から98年まで3年連続で大きく下げている。来年は、何が起きても、おかしくないという気持ちで油断せず、好業績銘柄に絞って慎重な投資姿勢が大切だろうと思われる。





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Last updated  2010.12.31 16:40:56
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