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19日の日経平均は、NY市場休場で手掛かり材料難の中前日の急騰後の利益確定売りに押される形で11,336円(前日比-71円)で始まったが、すかさず押し目買いが入り11,412円(同+5円)と前日終値水準まで上昇した。しかし、その後はそこを高値にもみ合いとなり前場は11,395円(同-12円)て終わった。後場は上海、香港市場が続落していることもあって小安く始まり11,360円(同-47円)まで値を下げ、11,300円台後半のもみ合いとなり11,372円(同‐35円)と反落して取引を終了した。日経平均を見る限り買い意欲は強いが上値の重さも感じられる。寄り前の外資系証券注文状況はこの日も1,440万株の大幅な買い越しとなり、東証1部の値上がり銘柄数は1,075、値下がり銘柄数は496と個別銘柄は堅調でTOPIXは前日比プラスで終了している。しかし、出来高は2,687百万株と減少し今年初の30億株割れとなり、売買代金も16,834億円と2日連続で2兆円割れとなっており、ボリュームの低下は否めない。騰落レシオは106.41%、PERは20.11倍、PBRは1.18倍となっている。
この日は、為替の円安一服で輸出関連株が一服した反面個別銘柄物色は盛んで、新たな物色対象として、前日の競争力会議で安倍総理が農業を成長産業ににすると発言したことを受けて同関連銘柄が一斉に買われる展開となっている。「サカタのタネ」や「井関」「クボタ」「タカキタ」などの農機具メーカーをはじめ、「日本農薬」「クミアイ化学」「イハラケミカル」など肥料株も軒並み上昇している。TPP交渉との関連とも相俟って国益優先の農業重視を強調する姿勢が見られることから新たなテーマ銘柄となる可能性も出てきている。、また、財投関連の指標とみている「不動テトラ」はこの日も180円(前日比+8円)があって176円(同+4円)と続伸して引けており出直りが期待される。一方、メガバンクを始めとする金融株も一斉に反発しているが、高値で大商いをしたこともあり上値は重い感じがみられ主役交代となる気配も見られている。
為替は、ユーロ圏の貿易収支改善や独の景況感指数が大幅改善したがユーロは対円で125円20銭台の僅かながらユーロ安円高となり、ドルも93円50銭台とドル高円安で終わている。株式市場は欧州は軒並上昇となったが、上海市場は続落し1/30以来3週間ぶりの安値となり、香港市場も続落し1カ月ぶりの安値となったが、インド市場は続伸し、ブラジル市場は5日続落となっている。
NY株式市場が高値更新をしているが、CME日経平均先物は為替が小動きとなっていたこともあって11,420円(大証比ー5円)で引けており、東京市場も主力株は様子見気分が強くなる可能性が強そうである。しかし、物色意欲は強いことから個別株物色は続くものとみられることから新たなテーマ探しの動きも出てきそうであり、当面は木を見る個別物色に徹したい。