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2006年04月21日
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カテゴリ: 業界ネタ
酒税法改正に伴って、来月1日から一部の酒類の価格が変わる。
と、こう書いてみたところで、このことをご存知の方がどれほどいらっしゃるか分からないが、
実は今回の酒税改正、業界でも今ひとつ盛り上がりに欠けているのだ。
「盛り上がりに欠ける」というと少々語弊があるかもしれないが、いつもよりもメーカーや問屋の対応が
鈍い気がするのだ。

各カテゴリー別の酒税の上げ幅・下げ幅などは、すでに一部のメディアなどで報じられているものの、
それを各メーカーがどう価格に反映させるかがなかなかはっきりしなかった。
いや、はっきりしていたのかもしれないが、われわれのところまで情報としてなかなか降りてこなかったのだ。

特にビール類はオープン価格になっているから、問屋からわれわれが仕入れる価格が決まらないと、

しかも問屋も以前のように、商品別に事細かに価格表を作成するということはしないというから、
余計に分かりにくい。
今までの酒税改正が何ヶ月も前からその話題で持ちきりになっていたのに比べると、エライ違いだ。

今回の酒税改正が盛り上がらないのは、見た目のややこしさに加え、どれを取っても価格の変動の幅が
極めて小さいことが原因だとも思われる。

今回の目玉(?)は、「ビール」の税額を下げ、「第3のビール」の税額を上げ、中間の「発泡酒」
を含めたこれらの「ビール類」の税率を限りなく近づけることだ(最終的には一本化するだろう)。
とは言っても、いきなりこの3つを同率にしてしまうと消費者(特に『第3のビール』のユーザー)
の反発を食らうということで、今回はホントに微々たる調整だ。
350mlのレギュラー缶を基準にしてみると、「第3のビール」の上げ幅は「3円80銭」、
「ビール」の下げ幅はたったの「70銭」だ。


「第3のビール」がケースで飛ぶように売れるスーパーやディスカウントなどはそうも言ってられないだろうが、
われわれクラスの販売量であれば別になんてことは無い。

しかし最終的にすべての「ビール類」の税率を一本化するつもりなら、このような小幅な改定だと
今後何回かに分けて実施しなくてはいけないだろう。
酒税改正に伴うわれわれの仕事の煩雑さをお役人たちはどう考えているのだろう。

税率を一本化するならいっそのこと、ポンッと1回でやって欲しいと思う。

また清酒に関しては、だいたいレギュラークラスの1.8L瓶で「37円」の減税になるところだが、
このところのコスト高などを理由に敢えて価格を変えない(=つまり減税分を値上げする)と表明するところが、
地酒メーカーを中心に多く出てきている。
今までレギュラークラスの「旧・一級」「旧・二級」などは各蔵元で共通の価格体系だったものが
いよいよ崩れることになり、そういう意味でも一層ややこしさを痛感する。

とりあえず当面は競合店の価格政策をじっくりと見たうえで、ギリギリになってから対応することになりそうだ。
値上げ前の駆け込み需要が起こりそうなら、そう悠長なことも言ってられないが、今回はどうも
そういう雰囲気は無さそうなのだ。





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最終更新日  2006年04月21日 19時18分17秒
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