リカーマンが行く!!

リカーマンが行く!!

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

リカーマン1号@ Re[1]:ちゃん付けの是非(10/28) ふょんさんへ お久しぶりです。お元気にし…
ふょん @ Re:ちゃん付けの是非(10/28) ことばを文字通りにしか受け取れない人が…
特許屋@ Re[2]:クリスマスソング(12/20) リカーマン1号さんへ  また時々 見に…
リカーマン1号 @ Re[1]:クリスマスソング(12/20) 特許屋さんへ お久しぶりです。 ご返事が…
特許屋 @ Re:クリスマスソング(12/20) 無茶苦茶 久しぶりに 楽天ブログ(楽天…

フリーページ

2006年06月21日
XML
カテゴリ: お酒の話
焼酎に詳しい方ならよくご存知だと思うが、一口に「焼酎」といっても大きく分けて

酒税法上の区分ではそれぞれ、「連続式蒸留しょうちゅう」と「単式蒸留しょうちゅう」という
名称がつけられているが、あくまでも蒸留方法によって大別したもので、はっきり言ってこれだけでは
何のことかさっぱり分からない。

どういう商品が該当するかといえば、よく酒ディスカウンターの店頭などでどーんと大量陳列されているような、
でかいペットボトルに入った無味無臭の焼酎、あるいは梅酒を漬けるときに使うホワイトリカー、
それから最近多くなった韓国焼酎、これらが「連続式蒸留しょうちゅう」だ。
そしていわゆる「イモ」「米」「むぎ」などといった原料の風味が前面に出ている焼酎と、沖縄の泡盛、


おそらく「連続式蒸留しょうちゅう」や「単式蒸留しょうちゅう」という呼び方は聞き慣れないという方が
ほとんどだと思うが、それもそのはず、これらの呼称は今年の5月から用いられ始めたばかりだからだ。
じゃあそれまではどういう呼び方をしていたかといえば、「連続式蒸留しょうちゅう」は『焼酎甲類』、
「単式蒸留しょうちゅう」は『焼酎乙類』と言っていた。
これなら聞いたことのある方も多いだろう。

それがどうして、あえてややこしい呼称に変わったのか。
理由は簡単、「『焼酎乙類』では『焼酎甲類』よりも格下に見られかねない」というクレームが、
いわゆる『本格焼酎』を造っている蔵元から上がったからだ。

もちろん『焼酎乙類』が『焼酎甲類』よりも格下という事実はまったくない。
それどころか昨今の世間の認識はむしろ逆かもしれない。
常に安売りの目玉にされている『焼酎甲類』に対し、イモ焼酎を中心にプレミアム価格で


まあどちらが上かはさておいて、甲類・乙類という言い方にずっと馴染んできたわれわれには、
今回から始まった新しい呼称はまったく馴染めない。
だいたい「甲」と「乙」で序列が生じるといったって、私くらいの世代にはピンと来ない。
よっぽど通信簿が「甲・乙・丙・丁....」でつけられていた世代の方くらいじゃないのかな、
そう思うのは。

もっともこれも『B』より『A』の方が上に見られるかもしれないが。

そもそも製法においても、その風味においても、飲み方においても、大きく開きのある両者を、
同じ『焼酎』というひとつのカテゴリーで括ってしまうことに問題があるのかもしれないな
(いまさらこれはどうしようもないけど)。
ただどちらにしても、消費者の方にはさほど影響の無いハナシではあるし、とどのつまりは
美味しく呑めればそれで良い、ということなのだ。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年06月21日 22時29分15秒
コメント(2) | コメントを書く
[お酒の話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: