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2011年03月03日
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カテゴリ: 映画・テレビの話
直近の三作品、 『チェンジリング』 『グラントリノ』 『インビクタス』 のいずれもが
私を打ちのめしたクリント・イーストウッド“監督”。
彼の最新作とあっては、これは観に行かないわけにはいかない。
それがこの『ヒアアフター』だ。

結論から言うと、過去の三作品とは明らかにテイストが違っていた。
三作品はいずれもメッセージ性が強く、言ってみれば「直球勝負」という映画だったが、

だから前三作に比べると、明らかにインパクトは弱い。

「ヒアアフター」とは「来世」という意味だが、ここでは「あの世」と訳した方がしっくりくる。
ざっくり言うと「霊媒師」の話だが、その肝心の「あの世」の様子が曖昧模糊として、
今ひとつハッキリしない。
もちろん「あの世」だからハッキリしないのは当たり前だが、ここはイーストウッドなりの
「あの世観」とでも言うものでも示してくれれば、と思わないでもない。

しかし、まったく異なる3つの物語が終盤に向かって次第に収斂されていく様は、
ある意味ベタだけど、それなりに心の躍動を抑えられずにはいられない。
その後の展開については、あまり書いてしまうとネタバレになるので避けるが、
あくまでも静かに、穏やかに進んでいく。
このあたりは音楽的効果も見逃せないところだ。


前三作が「しぼりたて無濾過生原酒」のようにガツーンと来る作品なら、
この『ヒアアフター』はさしずめ、熟成した純米酒をヌル燗で飲んでいるようなものだろうか。
あとからジワジワ~っと効いてくる味わい深さが、今までにないこの作品のテイストだ。





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最終更新日  2011年03月04日 01時18分54秒 コメント(2) | コメントを書く
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