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2012年04月09日
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カテゴリ: 業界ネタ
(→ 前回

自分の店で扱っていないお酒を、お客さんからリクエストされたらどうするか?

人気が過剰に沸騰して品薄になってしまっているような状態だと、まず無理だと言っていい。
では品薄にまではなっていない銘柄の場合はどうか、この場合も別の意味で難しいところがある。



既に自分の店が取引している蔵元なら特に問題はないが、
そうでない場合(というか、ほとんどの場合はこれに当たるが)だと、
ただ1回だけ品物を送ってくれ、という訳にはいかないのだ。

まずその蔵元と取引の契約をする必要がある。

どこの馬の骨ともわからない地方の一介の酒屋と、いきなり取引をできるわけも無い。

よしんば取引が出来るようになったとしても、1回あたりの仕入れには必然的に「ロット」がある。
今はだいたいどこも「3ケース」が最低ロットだ。
一升瓶の場合、1ケースは6本だから、最低ロットは一升瓶で18本分となる。
仮にお客さんから「1本」で注文をいただいても、我々はそれを18本以上仕入れなければならないのだ。

つまり蔵元との新規のお取引は、たまたまお客さんから注文をいただいた、というキッカケで始まるものではなく、
自分がそこのお酒を力を入れて売ってみたい、と思うことで初めて動き出すのである。

ただお客さんはそこまでの事情はもちろんご存じない。
例えば書店の店頭で本の取り寄せを頼むとき、よっぽどマニアックかレアな本でなければ
1冊から取り寄せが出来るが、それと同じような感覚で、酒屋であればどんなお酒でも、
多少時間は掛かっても取り寄せはできるだろう、そういう風に思っておられる方は多いと思う。




せっかく日本全国に1千を超える酒蔵があって、それぞれに工夫を凝らして個性溢れるお酒を造っているのに、
実際に店頭で入手できる銘柄がたかだか1%程度だというのも、何だか勿体無い話だ。

もっとも、だからこそネット通販がこれだけ盛んになるとも言えるのであるが、
ネット販売に頼らずとも、より多くの銘柄を1本から取寄せの出来る仕組みは出来ないものか、
と私も以前からさんざん考えた。





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最終更新日  2012年04月10日 00時54分53秒 コメント(4) | コメントを書く
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