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2026年06月16日
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カテゴリ: 映画・テレビの話
現在フジテレビの月9枠で放映している​ 『サバ缶、宇宙へ行く』 ​、さほど期待しないで見始めたが、これがなかなか面白い。高校の実習で作るサバ缶を宇宙食に認定してもらうまでのプロセスを、実話に基づいたオリジナル脚本で進めていくものだが、十数年かけて生徒たちが夢を次の世代に紡いでいく様は見ていてグッとくるものがあった。

ところでこのドラマを観ていてふと思い出したものがあった。ひとつの高校を舞台にまるで定点観測のようにオムニバスストーリーをつづる小説、伊吹有喜の​ 『犬がいた季節』 ​だ。

これはある高校に迷い込んだ野良犬を「コーシロー」と名付けて校内で飼い出すところから始まる。そしてその後入っては出ていく何世代もの生徒たちの物語を、そのコーシローの目線で綴っていくものだ。途中、世代を超えた生徒同士の邂逅があったり、最初に飼い出したメンバーのひとりが教師として戻ってくるというエピソードのあったりするが、このあたりも『サバ缶、宇宙へ行く』と設定がそっくりだったりする。

そして『犬がいた季節』でのストーリーテラーであるコーシローの役割を果たすのが、『サバ缶、宇宙へ行く』では北村匠海演じる朝田先生である。このドラマの主人公でありながら常に脇役に徹し、生徒たちのバトンの受け渡しを静かに見守る教師役として、この上ない適役だったと思う。

来週の最終話が楽しみである。





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最終更新日  2026年06月16日 18時17分25秒コメント(0) | コメントを書く
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