*Muku* Blog
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八月の下旬 私は近鉄名古屋下り線の車中にいた。台風と人身事故の影響でダイヤは大幅に遅延していてようやく乗れた車両には疲れた顔の人たちがうなだれて乗っていた。楽しい旅の途中でもなかった私は 発車時刻未定の列車の窓を激しく叩き続ける雨を見ていた。水浸しのホームでは緊急アナウンスと運行アナウンスが重なり合っていた。13時過ぎ 伊勢中川で大阪線に乗り換えなければならなかった私は 古い階段の上でしばらく立ち止まっていた。情けないかな、目の病気(網膜症+白内障を少し+乱視)を患っているのでラインが何重にも広がる平らでピカピカした世界を見ていた。不自由な世界の中に1年住んでいても障害者手帳はもらえなかった。それは視力の乱高下があるから。ところが、治療を止めてからの方が視力が元に戻ったりする日もあり 0.7くらいにとても不思議だった。網膜症の治療は保険適用外の上、内科とダブル受診。高額医療費限度額という制度があるけれど それでも遺族年金暮らしの私には限界があった。それに・・苦しい思いばかりしながら長生きしてどうなる。そんな思いと現実を交差させばがら、傘を杖に、左手で金属の手すりにしがみついていたら「私につかまって」 えっ?きれいな女の子が腕を差し出してくれた。あと3段・・あと1段 ゆっくりゆっくり 寄り添ってくれる。何という・・優しい子 天使?そして 大阪行きホームまで誘導してくれて駅員にダイヤを確認して アーバンライナーに乗せてくれた。彼女は難波までの特急券を買い。私は乗り換えの伊賀神戸までを買った。いくつものトンネルを抜けて・・・見慣れた景色に変わると、もう雨は降っていなかった。伊賀神戸で降りる私に彼女は笑って手を振ってくれた。 絵が下手でごめんなさい。とてもかわいい人だった。優しさは心の強さを物語っている。何もお礼が出来なかったので 名も知らぬ素敵な彼女に私のつたないこのブログでお礼を言います。本当にありがとう。心温まるひとときでした。あの子はあれからも その前からも 弱い人を見れば助けてあげているのでしょう。追伸: お詫びそんなわけで常日頃近隣で知っている人に遭遇しているのかもしれないけれど思い悩んで食が細り、視力が低下している時もあり・・(金銭の問題とかで)気付かないことも多々あったので許して下さいね。 心穏やかに 前向きに自分の出来る範囲で好きなことを楽しむ時間を持つことで視力も体力も自然に回復できるのだと思います。連動して適度に運動をし筋力をつけることも大事ですよね。私は寝る前に毎日ストレッチをしています。
2024.09.19