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最近はメーカーによらず、コンパクトデジカメのラインナップは極端に絞られていて、生き残っているのは「高級コンデジ」「動画重視コンデジ」「防水コンデジ」くらいじゃないかな。
ちょっと前までは、これに加えて「高倍率ズームコンデジ」ってのがあったと思う。
今回のお気に入りコンデジは、この一昔前の「高倍率ズームコンデジ」の
「OLYMPUS STYLUS SH-1」。
カメラらしい落ち着いたデザインがGood
発売は2014年の4月で、購入したのは2022年の4月なので、8年前の機種ということになる。デジカメの場合、8年は「一昔」ではすまない、だいぶ昔。事実、この機種も「SH-1、SH-2、SH-3」と3代続きながらも絶滅してしまった。その後、後継機種が出る予感も無い。
そんな古い機種ではあるものの、今でも欲しいと思わせる魅力がこのカメラにはある。
「SH-1」の特筆すべき点は、「高倍率ズーム」もそうだが、「OLYMPUS PENゆずりのトラディショナルなスタイル」というのもそうだと思う。
当時の「PEN」と言えば「E-P5」と「E-PL7」。
下の写真の左が「E-P5」で右が「E-PL7」。ほら「SH-1」もそっくり。
※上の写真は「OM Digital Solutions Corporation」さんのサイトから拝借しました。
上位機ではアルミ素材の部分が、「SH-1」ではプラスチックだったりはするけれど、ぜんぜん安っぽく見えない。同クラスのコンデジの中にあっては高級感すら感じる。
PENはマイクロフォーサーズのレンズ交換式ミラーレス機なので、センサの大きさやレンズ性能に依存するような基本性能、画質についてはかなわない部分は多いと思う。そりゃしょうがない。
でも、機能(できること)を比べてみると、負けてないよって思える。
なんと言っても、レンズ交換しなくても35mm判換算で25-600mm相当となる24倍の高倍率ズームが使えるんだから。この小ささでだよ。
このカメラを買ったのは、まさにこの高倍率ズームが欲しかったから。
で、ちょっと試してみました。
2階の窓から、地面に咲いている彼岸花を撮ってみました。
左上: 広角端25mm相当、右上:光学24倍600mm相当
左下:超解像ズーム48倍1200mm相当、右下:デジタルズーム96倍2400mm相当
窓枠に肘をついて手持ちで撮ってます
24inchのPCモニタで全画面表示させると、「 デジタルズーム96倍2400mm相当」なんかは、エッジのギザギザやノイズ処理のモヤモヤ感が見えてくるけど、スマホ画面では十分許容できる画質だと思う。
それにこれ、手持ち撮影よ
。
コンデジのくせに(って語弊あるかな?)、オリンパス得意の「 光学式5軸手ブレ補正」が搭載されているんですよ。持ってて、すごい利いてるのがわかる。
ポケットに入るサイズで、この望遠撮影ができるのって楽しいと思いませんか?
一眼レフでこのズーム域をカバーしようとした時の、機材の量、大きさ、重量、想像つきますか?
もう、車じゃなきゃ絶対移動したくない。
僕はこれで、我が家の裏の緑道の木立に集まる野鳥を撮りたいと思っているんです。
木の葉が落ちて、野鳥が姿を見せるようになったら、2階の窓から野鳥撮影ができそうです。
野鳥撮影は冬のお楽しみとして、とりあえず撮ってみた写真を何枚か載せてみます。
広角端も25mm相当なので十分広いと思う
25mm相当、f/8.7、1/250
望遠で遠景をぐっと引き寄せることができる
170mm相当、f5.7、1/1000
立ち入り制限の外からでも十分寄れる
600mm相当、f/6.7、1/400
直径3mmくらいのコムラサキ、マクロも強い
65mm相当、f/4.4、1/60
アートフィルターの「ラフモノクローム」
25mm相当、f/3、1/80
PENシリーズにも搭載されている「アートフィルター」は、遊びの要素が強いコンデジでこそ楽しめると思うし、上手に使えば、極小センサの弱点と言えるノイズとかの画質のアラを隠すにも良い。
こんなに楽しめるコンデジが、上手に探すと1万円くらいから手に入る。
お散歩カメラを「SH-1」のような高倍率ズームカメラにすると、きっとずっと遠くの物まで見るようになると思う。
あと、時々、望遠鏡がわりに使えて便利なこともある。
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