ヒョヌク主演ということで、制作が発表されたときから楽しみにしていた作品。
全6話一挙配信なので、寝不足になりそうだなと思ってましたが、案の定、昨日深夜世間がW杯に夢中になっている最中に、私はこの作品にのめり込んでおりました…
とても面白かったし、作品の構造がシンプルで美しい見事な作品でした!視聴者もその構造に入り込んでいくという没入感の楽しめる作品。視聴後の満足感がありました。
あらすじが発表されたときは、ヒョヌクに儚げな空気を感じて、もう少し耽美な雰囲気の作品を想像してたんですが、ちょっと違いました。
それにしても教授役の俳優さん、正にイメージするところの教授って感じですごい。家の感じとかも。
チョ・ハンチョルさん出ててうれしい☺️
序盤から嫌なハラハラ感。
試験問題を盗んできてほしいと頼むイ・ガン。こうなったら、教授は盗むし、悪事は必ず暴露されるんだよなぁ…
だけど、思ったより暗い展開じゃなかったというか、コミカルさもあるし、企みが成功して走りながら笑顔で飛び跳ねるシーンは最高。一番の名場面だったと思います。
音楽もこだわりを感じます。独特の雰囲気が出てる。
こうやってイ・ガンの手の中にどんどん堕ちていく話なんだろうなぁと思いながら観るので、胃が痛いですが、意外に夫婦の間には良い変化が起きたりもして、この時点では教授に不幸になってほしくないなと心配しながら観てました。イ・ガンが不気味だし。
2話のラストで、セユンの父がキム・スフンだと知ってからが凄い。完全にイ・ガンの手中から抜け出せなくなって、ひたすらに暴走。イ・ガンからの連絡を中毒のように待ち続ける姿はメンヘラのよう…
悲惨なんだけど、滑稽で面白い。どんどんイ・ガンの物語の中に没入していき、創作と現実の区別がつかなくなってしまう。
教授の妻が可哀想すぎて、妻が見切りをつけて離婚してくれれば何でもいいやという気持ちになってきました(笑)
教授、基本自分のことしか頭にないし、すぐキレて逃げるし、よそ見してるわりに妻が他の人を褒めたり他の人に褒められると嫉妬するし、学生にも疎まれてるし、人間として小さすぎて、こりゃダメだわと思うんだけど、スフンに対する感情は理解できちゃうんだよね。自分が嫉妬する相手がほんとうは嫌なヤツだったらいいのにとか、そんなヤツから好きな人を救うヒーローになりたいとか、ちょっとわかってしまう。
観る前までは、教授がイ・ガンに執着する物語だと思ってたけど、教授が執着してるのはスフンだった。
スフン役のホ・ジュノ、今ちょうどミッシングも観てるからギャップが激しくてなんかショック(笑)
色んなことが起きたように見せてるけど、初めから全部イ・ガンの語ったことに過ぎなくて、実際にあるのはセユンの存在と、目撃した事故とその現場にいたキム・スフンだけだから、きっと実際には何も起きてないんだろうなぁと思いながら観るのですが、そもそも「最後列」にいるイ・ガンも実在するのか?教授だけに見えている存在なんじゃないのか?と不安に…(疑いすぎ)
スフンの家で自分が物語の中にいると気付いたシーンはすごかったな。視聴者は何となくわかっているとはいえ、その感覚を一緒に体験してしまう。
自分を探しに来た教授を見たときのイ・ガンの悪い笑顔が最高。楽しかっただろうなー
事故に乗じて殺された家政婦と、シングルの母を失った幼い少女は存在しなかったんだ…!と安堵。
ヒョンスク、ムノから離れると決められて良かった。
イ・ガンとのキスシーン、ムノの妄想だとは思うけどあると思ってなかったからドキドキした…思わず俳優の年齢差を調べてしまったよ(30歳差…!)
ヒョンスクの言う通り、ムノって、ほんとうに他人の気持ちに鈍感で、自分がなぜ小説を書けないのかも、なぜウンジュに選ばれなかったのかも、何にもわかってなさそう。
イ・ガンに種明かしされたとき、妄想の中のスフンに浴びせた言葉が自分に返ってきて、やっと少しわかったのかな。
ムノは自分の作品を認められなかったことでスフンに執着してたけど、それはイ・ガンも同じだったんですね。2人は同じ。
イ・ガンによってムノは色んなものを失ったけど、自分の書きたいものを知ったから、ああやって小説を書いているんでしょうか。
イ・ガンが復讐を終えて戻ってきたのは、あの時間が共通点を持つ2人の作家にとって、刺激的で愉しい時間だったってことなのかなと思いました。
そして、イ・ガンが「あなたには特別な物語が書けましたか?」と視聴者に問いかけることによって、私達もこの作品の構造の中に取り込まれ、ヒョヌクの「つづく」という声で作品は終わるという…美しかった。
やっぱりヒョヌクの演技は良いなと思いました。ヒョヌクと文学って結びつかなかったけど、この役、なかなか他にできる人いないと思う。怪しくて、悪くて、でも人間らしくて、良かった。
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