若い女性を襲い、死体から人差し指を切り取る連続殺人鬼『指蒐集家』 VS
名探偵刑事、捜査一課のエース・西條
タイトルから想像できませんが、ミステリー + 警察小説です。
人の言うことを気にせず、ひたすら事件解決を目指す捜査一課の西條。
悪い人ではありません。 ただ、不器用で人付き合いが苦手なだけ・・・
でも、前半部分を読んでいると、こりゃぁ、組織の中にいたら嫌われるわな・・・と
鼻持ちならない男に思えてきます。
西條に嫉妬し嫌悪している機動捜査隊の綿引、情報通のトム、
愛想はいいけど何を考えているか分からない三井などなど
警察内部の人間関係は、かなりドロドロしてます。
腹の探り合い、足の引っ張り合い・・・
ある意味、殺人事件より怖いかもしれない・・・ 警察というところも大変だ・・・
それに加え、西條自身、妻との仲が冷え切っていて、不倫している状態。
犯人『指蒐集家』 は、かなり早い段階で見当がついてしまいました。
動機が知りたくて最後まで一気に読んだけど、
う~ん・・・理解はできるけど、納得できない という感じですか・・・
興味深かったのは、あんなに颯爽としていた西條が転落していく過程。
何もそこまで・・・というくらいすさまじいです。
それぞれの刑事が抱える、それぞれの後悔。
救いが見られない、重過ぎる読後感。
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