へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2012年09月02日
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カテゴリ: 読書記録

顔なし子


地主と小作という立場が未だに残る群馬県の山村が舞台です。



 「悪さをすりゃあ顔なし子が来るど。

  ・・・ その子の顔をはがしてくんだど。」



昭和55年、当時中学生だった修司は、

父・和郎から再婚相手だと言って絶世の美女・セリと、

セリの連れ子・桐也を紹介されます。



狭い村の中での息苦しい人間関係。

他から見たら無意味な上下関係が現存している社会。



セリの若さと美貌をやっかみ陰湿にいじめる者、



自殺に追い込まれたセリと、村を飛び出した桐也。



それから二十数年がたち、修司は生まれ故郷の村へ帰ってきます。

それを待っていたかのように事件が次々と起こります。

村人達は桐也の復讐ではないかと疑いますが・・・



表紙とタイトルからホラー小説を期待したのですが、ホラー関係なしですね。

でもある意味ホラーです。

人間の醜悪さがこれでもかとつき出されて、

「幽霊よりも怪奇現象よりも、一番怖いのは人間か…」と

思わずにはいられない小説です。



自分たちに後ろめたいところがあるからこそ、

桐也が犯人では・・・と疑うのでしょうが、





希望が見えるラストですが、ちょっと唐突で

あまりにもキレイにまとまりすぎている感じがします。







年老いた父と同居するため、家族をつれて故郷に戻った美笹修司。

その帰郷を待ちわびたように次々と発生する怪事件。

恐怖のどん底に突き落とされる村。

その時、修司の脳裏には、ある少年の姿が浮かんでいた…。








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最終更新日  2012年09月02日 16時58分06秒


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