へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2013年07月26日
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カテゴリ: 読書記録

世界から猫が消えたなら


タイトルと表紙を見た途端、これは読まなきゃ!

・・・ということで読了しました。



余命わずかな郵便配達員の主人公(30歳)が、

自分そっくり(でも、服装は派手)な悪魔と契約を交わします。

それは、“自分の周りのモノを一つ消すと、一日寿命が延びる”というもの。



まず、電話を消し、映画を消し、時計を消し・・・

さぁ、次は猫を消そうという時・・・

主人公は躊躇します。

うん、私も躊躇しますね。



誰かのお役にたっている猫なんて想像できません。

猫がいなくなっても困らないんだろうけど、でも、サミシイ・・・

特に主人公の場合、亡き母が可愛がっていた猫を消すなんてできっこありません。

猫を消すことは止め、自分の寿命を受け入れて、

静かに最期を迎える準備を始めます。

大事な飼い猫を父親にたくすのもその一つ。

母の死後、ますます疎遠になってしまった父親との関係も、

これで修復されるのでしょう。



「何かを得るためには、何かを失わなくてはね。」というフレーズが

頻繁に出てきます。

これは主人公のお母さんの言葉です。



「死ぬまでにやりたいこと」をリストアップするのですが、

「やりたいこと = 家族のために自分ができること」だと気づき、

主人公あてに手紙を書きます。

こんなに愛情あふれる手紙を誰かに残せたらいいなぁ。



生きていくうえで本当に大事なモノは何なのか、





重苦しいテーマを扱っているわりに、文章は軽快で読みやすいですが、

「〇〇が消えた世界」についての掘り下げが浅いです。

お母さんのエピソードの方がはるかに重みがあり、印象に残りました。







僕は生きるために、

消すことを決めた。



今日もし突然、

チョコレートが消えたなら

電話が消えたなら

映画が消えたなら

時計が消えたなら

猫が消えたら

そして

僕が消えたなら



世界はどう変化し、人は何を得て、何を失うのか

30歳郵便配達員。余命あとわずか。

陽気な悪魔が僕の周りにあるものと引き換えに1日の命を与える。

僕と猫と陽気な悪魔の摩訶不思議な7日間がはじまったーーー



消してみることで、価値が生まれる。

失うことで、大切さが分かる。

感動的、人生哲学エンタテインメント。







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最終更新日  2013年07月26日 21時38分33秒


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