へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2014年01月15日
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カテゴリ: 読書記録

月の影 影の海(上巻)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「お捜し申し上げました」   女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨う陽子は、出会う者に裏切られ、異形の獣には襲われる。なぜ異邦へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。




月の影 影の海(下巻)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「わたしは、必ず、生きて帰る」   流れ着いた巧国で、容赦なく襲い来る妖魔を相手に、戦い続ける陽子。度重なる裏切りで傷ついた心を救ったのは、“半獣”楽俊との出会いだった。陽子が故国へ戻る手掛かりを求めて、雁国の王を訪ねた二人に、過酷な運命を担う真相が明かされる。全ては、途轍もない「決断」への幕開けに過ぎなかった。






先日取り上げた『 魔性の子 』は十二国記シリーズの外伝でして、この『月の影 影の海』はシリーズ第一作になります。
『魔性の子』とは直接関係ありません。が、これを読んだら異世界のことが(少し)わかってきました。
この後の『風の海 迷宮の岸』に『魔性の子』の主要人物・高里が登場します。





あらすじをものすごく簡単に言ってしまうと、女子高生・中嶋陽子が突然現れた「ケイキ」と名乗る男に異世界へと連れて行かれ、さまざまな艱難辛苦を乗り越えて慶国の王になるまでのお話です。

「十二国記」はこの世界と、地図にはない異世界とが舞台になっていまして、二つの世界は『蝕』と呼ばれる天災のような現象によって繋がります。

異世界には慶、奏、範、柳、雁、恭、才、巧、戴、舜、芳、漣の十二の国々があります。
それぞれの国には麒麟がいて、天意に従って王を見出し、玉座に据えます。
そして王は天啓のある限り永遠の命を持ち、国を治め、麒麟はそれを補佐します。





地理・気候に始まって政治のしくみや役職まで、こんな詳細設定で作者はよく混乱しないものだと思います(私は既に斜め読みですわ、すみません・・・)。

異世界に叩き込まれた陽子を襲う試練が半端ない!
妖魔に襲われたかと思ったら親切を装った人に騙され裏切られ、頼みの綱の「ケイキ(景麒)」は捕らわれの身。
疑心暗鬼になっちゃって、ひたすら陽子を助けてくれる楽俊を見捨ててしまうまでに。。。
ここら辺は読んでいて非常に辛かったですね。
荒んでやさぐれてしまった陽子が、慶国の王になる決意をするまでの心の揺れ動きがこれまた細かいのであります。
言葉使いも段々それらしくなっていくんですね。
慶王・陽子の出発点です。



それにしても楽俊、延王!
『魔性の子』の高里といい、この二人といい、このシリーズにはなんと魅力的な人が出てくるんでしょう~~!
うっかり(!!)言ってしまうけど陽子よりはるかにいいよ、楽俊、延王!あ、延麒もね!








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最終更新日  2014年01月15日 19時47分38秒


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