へそまがりの読書日記

へそまがりの読書日記

2015年11月14日
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迷宮回廊 3


コミックの柱部分「神谷さんの親バカは楽し」を読んでいたら、ほんわかしてきちゃいました。

神谷さんの息子さんは、「そこにいるだけでほんわかした楽しい気分にさせてくれる癒し系」(一年担当の先生談)、「彼の周りに争いはない 癒し系」(二年担当の先生談)と、誰もが認める癒し系だそうです。

きっと山田くんのようなお子さんなんだろうなぁ。

神谷さんの作品にもちらほら癒しオーラが出てますよね。

特に今回収録の「八月の雨合羽」は、優しさ溢れる作品です。



3巻には「王の柩」「八月の雨合羽」「英雄はふたり」の3編が収録されています。

思いっきりネタバレあります。犯人もわかっちゃいます。未読の方はご注意下さい。





「王の柩」

京ちゃんと一緒に街を歩いていた山田くんが、突然プロポーズされちゃった!

お腹には山田くんの赤ちゃんまでいると言い出した!



私生活に一点の曇りもない山田くんに対して、そんな暴挙に出た理由は…



小石川唯の父・兼仁(婿養子)は製薬会社の社長ですが、実権は姉・田嶋聡子に握られています。

田嶋聡子は自分の甥・始を、唯の婚約者に決めるほどの独裁ぶり。

唯の祖父・一太朗は脳梗塞の後遺症で身体が不自由、会話も思うようにできません。

唯の母・美砂は2年前から行方不明。

家族はてんでばらばら、嫌いな男と結婚させられそう… 

嫌で嫌で堪らなくなった唯は、仲睦まじい山田くん一家を見かけて、ぶち壊してやりたくなったっというのがプロポーズの顛末でした。



毒入り紅茶を飲んだ田嶋聡子が死亡、小石川兼仁も入院するという事件が発生。

その真相は…



2年前、唯の母を撲殺したのは田嶋聡子で、死体を棺(小石川家の庭にある沖縄の石厨子)に隠すのを手伝ったのが小石川兼仁。

美砂の遺体を発見した一太朗は仇討を決意、田嶋聡子と小石川兼仁のティーカップに毒を塗りつけたのでした。



美砂が持っていたお守りの実が発芽したのでした。







そしておススメの 「八月の雨合羽」

山田くんの優しさと、京ちゃんの推理が冴えわたる作品です。



山田くんには最近気になることがあります。

真夏で、しかも天気が良いにもかかわらず、毎日黄色い雨合羽を着ている小さな女の子がいるのです。



女の子が雨合羽を着続けている理由は?



女の子は日曜日の保育園の盆踊りをとても楽しみにしています。

単身赴任のお父さんが帰ってきてくれて、お母さんも仕事を休んで見にきてくれるからです。

天気予報で日曜日は雨だと知り、雨天延期を心配した女の子は、家中にてるてる坊主を吊るしたあげく、自分もてるてる坊主になって登園していたのです。



雨が降ったのは日曜日の夜。保育園の盆踊りは無事開催されました。良かった良かった。







「英雄はふたり」

兄が書きためていた小説の案を拝借して、新作を発表した弟。

その弟は京ちゃんの患者さんで、人工心臓を埋め込む手術を控えていました。

ぎくしゃくした兄弟の仲はどうなる?



今まで発表した作品を“原案・兄、作・弟”と訂正することで一件落着。

手術も成功。兄弟仲も元通り。



京ちゃんと山田くんが絡むと、殺伐としたものが氷解していきますね。

京ちゃん一人だけでも、山田くん一人だけでもちょっと足りない。

やっぱり二人一緒じゃないと!



おまけ

とってもcuteな京ちゃん(と山田くん)

IMG_1508.JPG







「結婚してください!」

道端で突然一平に逆プロポーズしたのは製薬会社を経営する小石川家の1人娘・惟。

父とは殆ど会話もなく、最愛の母は2年前に行方不明。

更には会社の実権を握る小石川の姉・田嶋聡子によって結婚相手も決められていた惟の境遇に一平は…?

謎に挑む京&一平が出会う人々の心も癒す、新・迷宮シリーズ第3弾!!

2015年10月刊。









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最終更新日  2015年11月14日 22時34分09秒


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