10年後には若隠居
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良いと思った本は何度も読み返す主義です。で、読み返した回数が多い本は何かなと思って考えてみたら、以下のような順番でした。1.史記(司馬遷)古代中国から歴史官という職業はあったわけですが、それは現代で言えば官報のような存在で事実を列記するだけの物だったのです。司馬遷が、歴史観という概念を導入して歴史学を始めたわけで、一時期司馬遷と好みが同じになるぐらい影響を受けました。http://www.amazon.co.jp/gp/product/4003321413/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4003321413&linkCode=as2&tag=n225fx-222.生き残りのディーリング(矢口 新)相場関係の本ですが、すごく面白いです。プロのディーラー、マーケットメーカー向けなので専門的な部分はありますが、仕事に対する姿勢というのを感じます。なお、絶版ですが初版が圧倒的にいいです、3冊買ったぐらいに。http://www.amazon.co.jp/gp/product/449265139X/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=449265139X&linkCode=as2&tag=n225fx-223.大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (堀 栄三)軍事ネタですが、日本が誇る情報分析のプロが書いた本です。マッカーサーのフィリピン侵攻を、場所・日付・兵力まで完璧に予想したという(しかも株価を参考にするなど、スパイ情報は一切無し)、世界史でもあり得ないほどの情報分析が出来たとんでもない人です。日本はなぜか情報を軽視する傾向があって、それは著者の時代も含め今までも続いているのですが、情報が多元化した今の時代こそ読み返して参考にすべき部分が多いです。http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167274027/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4167274027&linkCode=as2&tag=n225fx-224.リテラリーマシン―ハイパーテキスト原論(テッド・ネルソン)今から50年も前に、今のインターネットを遙かに超えるアイデアを考えた、あまりにも早すぎた天才の本です。WWWによって、部分的にネルソンのアイデアは実現してますが、著作権問題・リンク切れなど彼の考えた世界に遠く及んでいないのが現実です。中学生の頃、月間ASCIIのインタビュー連載を見たのが衝撃でした。「グーテンベルクが世界を変えたのではない。アルダスが世界を変えたのだ。グーテンベルク以前は金持ちと教会に筆写された本があった。グーテンベルクのあとも、金持ちと教会に印刷された本があった。世界が変わったのは、アルダスが大量出版を始めたからだ」というのは、情報を学ぶ者全てが肝に銘じるべき金言だと思う。http://www.amazon.co.jp/gp/product/4756104185/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4756104185&linkCode=as2&tag=n225fx-225.服従の心理(S・ミルグラム)性善説の人は読まない方が幸せかもしれません。人間が持つ社会性というのは、同時に負の側面も多大にあって「権威」が要求したことはその人の理性が否定するようなことでも実行してしまう、という心理実験のレポートです。ナチズムや文化大革命という人類の愚行がなぜ発生したか、これを読んだら理解できます。ただ僕自身の個人的見解としては、人類が持つDNAの本能として人類自体を絶滅するような愚行にはブレーキがかかるはずだと思っているのですが。http://www.amazon.co.jp/gp/product/430946369X/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=430946369X&linkCode=as2&tag=n225fx-22
2013年10月05日
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