自分が嫌い?でも大丈夫!

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2008.03.07
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カテゴリ: 子育て
4月から保育園をかわる、5歳の坊と3歳のお嬢。
3歳のお嬢のほうは、ちょうど年少さんからのスタートということになるんだけれど、
5歳の坊のほうはADHDである上に、
すでにお友達関係が出来上がっているクラスに転入することになるため、
3月の間に数回、今の保育園の担任の先生が、新しい保育園へ訪問に連れて行ってくれることになった。

坊は保育園をかわることに対して、かなりの葛藤があった。
一昨日、初回の訪問日で、
訪問することについては納得したものの、
「4月からもH先生が一緒だったらいいのに…」と、担任の先生と離れることをとても寂しがっていた。

この訪問に自分も一緒に行きたいと言い続けて、
私が何度説明しても「嬢ちゃんも一緒に行きたいーーー」と粘る粘る。
彼女はこういうとき、いつもならぐっとこらえてわがままを言わない。
どうも様子がおかしい。

訪問当日の朝、またお嬢が「嬢ちゃんも一緒に行きたい」と繰り返し粘ってきた。
両方の保育園の都合もあるし、私もお嬢に頼み込んだ。
「ごめんね、一緒に行きたいよね。でも、先生たちの都合もあって、ママは先生にわがまま言えないんだ。どうしても、ママのお願い。我慢して、お嬢は自分のクラスで坊くんが帰ってくるのを待っててあげて」
そうしたら、お嬢、しぶしぶ「いいよ」と言った後で
「だけど、坊くんが行っちゃったら、坊くんひとりぼっちになっちゃうよ」。

ああ…。お嬢が粘った理由は、それだったのか…。
自分のわがままなら彼女はいつも我慢をするのに、

だからこそ坊のことが心配で、自分がついていてあげたいと思っていたんだ。
本当はお嬢も寂しいと思っているはずなのに、
お嬢は坊のことばかり心配して、坊のために自分ができることを一生懸命考えているんだ。

保育園に行って、お嬢のクラスの先生によくお願いをしておいた。
「お嬢は坊のことをとても心配しているので、坊が訪問に出発する時と帰ってきたときは、必ず報告してやってください」と。

出発する時には自分からお嬢のクラスへ行って「嬢ちゃん!ぼく行ってくるね!」。
帰ってきたときにもお嬢のクラスへまず直行して「嬢ちゃん!ぼく帰ってきたよ!」。
お嬢は、お絵描きなんぞしながら、素知らぬ顔で「うん」と返事をしていただけだったらしい。
お嬢はいつも顔に出さないから、これも、お嬢らしい反応だ(笑)。

しかし。
その日帰ってから、改めてお嬢にもう一度話をしなきゃと思って覚悟していたら。
坊が元気に帰ってきて安心したようで
「これからも、お嬢は待っててあげてくれるかな?」と話すとすぐに
「うん!!」と大きくうなずいて元気な返事。
子どもっていうのは、本当にすごい。


そしてそしてまたその後。
坊はやはり訪問時にかなりの精神力を使ったらしく、保育園を休みたいと言い出した。
それもいいか、と思って、「お嬢はどうする?」と聞くと
お嬢は自分がどう返事をしてよいのか少し思案した挙句に
「嬢ちゃん、保育園行きたい…」と小さな声。
「行きたかったら、坊とママとで送っていってあげるから、遠慮しなくていいんだよ。
 お嬢も休みたかったら、休んでもいいよ。どうする?」と聞いたら
「保育園行きたい」。
よし、じゃあお嬢は保育園に行く準備をしよう、と準備を始めた。
で、保育園へ送っていく時になって、坊が「ぼく寒いから家で待ってる」と言うので、
「坊さぁ、嬢ちゃんだっていつも坊くんのために頑張ってくれてるからさ、せめて嬢ちゃんを保育園に送っていってあげようよ。坊もお嬢のために頑張らなきゃ」と言うと
坊、「やっぱりぼく保育園行くわ!」と言いだした(笑)。
坊は坊で、お嬢のそばについていてあげなきゃ、と思ったらしい。

そして結局二人ともを保育園へ送っていくことに。
保育園について、お嬢の朝の準備をしたあとで、お嬢を抱っこして話した。
「お嬢ね、坊くんの心配ばっかりしていて、自分も寂しいのに我慢してるんじゃない?我慢ばかりしていると苦しくなっちゃうからね、お嬢も寂しいって言っていいんだよ。先生はお嬢のことをとても強い子って思っているからね、先生にも言わないと分からないからね。ちゃんと甘えていいんだよ」と話した。そのとたん、お嬢は暴れて大声で泣き始めた。のけぞって私の顔をひっかいたりつかみかかったりしながら、泣いて叫んで大暴れ。お嬢が保育園で泣くこと自体珍しいので、先生たちはこういうときには私に任せたほうがいいと思ったらしく、びっくりした顔で、じっと私たちの様子を見ていた。他の子も心配して寄ってきたので、私は少し別の部屋を借りて、お嬢と少し抱っこの格闘。
途中で先生が様子を見に来たので、まだまだ泣いて暴れているお嬢を抱きながら、先生に説明した。
「お嬢はね、自分だって保育園かわるの寂しいし、不安なんだよね。だけど坊のことばっかり心配して、自分が甘える暇がなくて、すごく苦しかったんだよね。坊くんもちゃんとがんばれるから、お嬢はお嬢でちゃんと甘えたり泣いたりしていいんだよ。先生にもちゃんと分かってもらおうね」。
先生は、いつもお嬢が平気な顔で過ごしていたし、坊の訪問のときにもポーカーフェイスで過ごしていたから、お嬢がぎりぎりまで頑張っていたことに気付かなかった、と言っていた。そして、先生もお嬢に、「嬢ちゃんが違う保育園に行くの、先生も寂しいんだよ。だから、嬢ちゃんが寂しいのも、当り前だよね。寂しいって言ってくれていいんだよ。先生ぜんぜん気づかなくてごめんね」と話してくれた。

お嬢はしばらくして落ち着いて、恥ずかしそうに笑いながら、私にしがみついて離れなかった。じゃあママもしばらくいるからね、と言って抱っこしたまましばらく過ごしていたんだけれど、途中で坊のクラスの横を通りかかると「坊くんのとこ行きたい」と言って、はじめて私から離れたよ。坊はお嬢に気がつくと飛んできて、お嬢をぎゅーっと抱っこしてから、「嬢ちゃん、これで一緒に遊ぼう!」と一緒に遊び始めた。

本当に本当に素敵な思いやりを持った兄と妹。
こうやっていつもお互いを支えあって、成長していくんだろうな。





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Last updated  2008.03.07 11:22:15
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