勝手にドイツ児童文学映画祭その4
ここまで見たからにゃ、と結局借りて来ました。これも題名は昔から知ってたけど、未読。やはり現代的に大幅翻案らしい。
全く家庭環境の違う女の子と男の子の友情と、それぞれの家族のお話。
このアントンがまた健気な子で・・・。病気のママの代わりに内緒で働いたり、死んだと聞かされていたパパを探しに行ったりと、 ケストナー
の少年時代を投影したキャラクターになっています。点子ちゃんのことも必死で守ったり、可愛い顔して、やるこた男前。
点子ちゃんは顔はそんなに可愛くありませんが、元気溌剌で友達思い。お金持ちの子なのに、医者のパパとボランティア団体代表のママが一緒にいてくれなくて寂しい。ユアンとこのお嬢ちゃん達は大丈夫だろうか、などとつい余計な心配をしてしまった。
この作品でも二組の夫婦間の関係、仕事と家庭の在り方など、短いけれども大人の問題を描いていて、親世代が見ても考えさせられるところがあります。
病気がちで貧しいけど、子供を喜ばせる術を知ってるアントン・ママが魅力的なだけに(影絵が素敵!)、パパとの問題が未解決なのが心残り。
二人は両親以外の大人達にも愛されてて、点子ちゃん宅の オーペア
(ちょっとわかり辛いね)ロランスや、お手伝いのベルタおばさんが何気に面白い。
映画館で見ようとしたのは、ケストナーが ビリー・ワイルダー
と脚本を書いた、1931年版の「 エーミールと探偵たち
」だな。
夜のベルリンの駅構内で点子ちゃんがミュージカル・パフォーマンス、アントンがバンを運転(ほんとにやったの?)、お巡りさんが職務中飲酒とありえないエピソード満載なのは、ご愛嬌。
特典のインタビューも見ましたが、点子ちゃん役の エレア・ガイスラー
ちゃんの方がアントン役の マックス・フェルダー
君よりよく喋るし、こまっしゃくれてる。 カロリーネ・リンク
監督も早口でまくしたてて才気煥発。ドイツの女は強いな。
ちょっと恐い点子ママ役の ユリアーネ・ケーラー
はどっかで見た・・・と思ったら、「 ヒトラー~最期の12日間~
」のエヴァでした。彼女もインタビューで「これは子供向け映画ですか、家族向け映画ですか?」と質問され、「是非家族で見て欲しい、それ以外の大人にも。」と答えていました。
ところで点子ちゃんPünktchenってヘンなアダ名ですが、 小さい頃はほんとに小さくて点Punktみたいだったからだそうです。今はアントンより大きいくらいですけどね。
○○ちゃんに当たるのがchenで、「ふたりのロッテ」の原題にもロッテちゃんLottechenとありますが、"ピュンクトヒェン"とか"ロッテヒェン"ってなんか可愛くないですか?
Vaderchenという風に使うとドイツ語っぽくなること請け合いです。
テレビ東京CINEMASTREET/点子ちゃんとアントン
アントンと点子ちゃん
ちなみに4年後のマックス君は こんな感じ
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「善き人のためのソナタ」 2007.02.10 コメント(6)
「サージェント・ペッパー ぼくの友だち」 2007.01.11
「ふたりのロッテ」(1993/ドイツ) 2007.01.05 コメント(6)
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