成定 竜一~高速バス新時代~

成定 竜一~高速バス新時代~

2012.02.23
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カテゴリ: メディア掲載情報
儲かっているかは別として、出張や会議が続きかなり時間がタイトなのは事実。ブログ更新も遅れがちで、書きたいこと伝えたいことの半分も書けない。本日は取り急ぎ近況報告。

まず2月14日(火)に、高速ツアーバス連絡協議会の臨時総会を開催した。120人を超える参加があり、毎年7月の定時総会や過去何度かの臨時総会を上回る最多人数だった。それだけ新制度への会員の関心が高いということだろう。国交省から会員向けに新制度のご説明をいただくのももう数度目だ。かなり細かい部分まで質疑応答も行なわれた。

そしてその臨時総会に前後して、会員に対してあらためて「新高速バス」制度への移行するつもりかどうか、調査を行なった。「いいえ」「保留」の2社を除き全社が「移行する意向(ダジャレかよ)」との回答。その2社も、今では高速ツアーバス事業から撤退した企画実施会社などだから、原則全社、という理解でよかろう。むろん、あくまで現時点での意向を確認しただけで何ら強制力ある調査ではないわけだが、「新高速バス」への意欲と期待を表わしていることは間違いない。また協議会としては、この調査結果をもって、<国土交通省など関係諸機関に対し、バス停の設置に関して協力の要請を図っていく>旨の決議を行なった(どことは言わないが独禁法に抵触しかねない文書を出す団体があるが、他人のふり見て我がふり直せ、で、様々な方にご協力いただきかなり配慮して決議を行なった)。

念のため書き添えると、「あり方検討会」中間報告書にある通り、2002年の道路運送法改正(需給調整撤廃)により、募集型企画旅行による通年の都市間商品(要するに高速ツアーバス)を乗合類似行為として禁止する旨の通達は廃止された。以来、高速ツアーバスというビジネスモデル自体は違法でも脱法でもない(なぜかそう思い込んでいる人が多いのは事実だが)。だから法的には、別に皆で「新高速バス」に移行する必要などない。ただし、集合場所でのバス輻輳など個別の問題があるのは事実だ。また、最初は気の合う仲間と作った小さな会社が、いつの間にか数百人の雇用を担うまでに成長していて、制度のあるべき論とは別に、「新高速バス」に移行することが事業の安定につながるなら、多少の不満はあれどハードルを越えて行こうという各社の思いもある。その結果としての決議である。

2月22日(水)には、東京・新橋で開催された、株式会社工房による「発車オーライネット戦略共有会」で講演一本。奇しくも前週のツアーバス協議会とほぼ同じ130人ほどの規模、会場も徒歩5分ほどの近い場所だったのが何とも面白い。もちろん、こちらの参加者は全国の「既存組」高速路線バス事業者達だ。上記協議会と同様、国交省による「新高速バス」制度説明や同社の開発方針の発表のほか、新しい風景として楽天トラベルや高速バスドットコムもプレゼンを行なった。私はその冒頭の交通整理の講演をお受けしたわけだが、懇親会の中締め挨拶までお引き受けすることになり、全国の既存事業者の担当者さんと情報交換できた。

なお翌日23日(木)午前には、同「戦略共有会」のオマケとして、同社の商品展示会の一角で高速路線バス事業者向け「無料相談会」も行なった。新制度の説明を聞いた上での、各事業者担当者クラスの率直な不安、疑問などお聞きすることができた。

話は変わるが、21日(月)付の『旅行新聞』の特集「日系3社就航で『LCC元年』 LCCが観光に与える影響」記事中で大きくコメントを採用いただき感謝。まずはLCCが高速バスに与える直接の影響として、<長距離の夜行高速バスは顧客層が重なることは明白で危機感を持>っていることは間違いない。またあえてコメントでは触れなかったが、現実にはLCCそのものとともに、それに対抗するためにレガシーキャリア(既存航空会社)や鉄道の運賃が低下したり、各種マーケティングに積極的になることはもっと怖い。いずれにせよ「既存組」の高速路線バス事業者は、高速ツアーバスがどうのと言っている場合では実はない。

その部分も引用すると、<「高速バス業界を考えると、これまで運賃は航空、鉄道、高速バスの順で硬直し一定の棲み分けができていたため、事実上の無競争だった」という。そのため、マーケティング意欲が低下し大都市など、大きい潜在需要の取りこぼしにつながっていると主張。それが急激なLCCの成長により既存の高速バス事業者が危機感を持つことで「結果として高速バス市場の拡大につながるのではないか」と期待を込める。>

また同紙のこの特集にあたり私がご取材をいただいたのは、単にLCCの競合輸送モードである高速バス業界を代表して、ということなのだが、実はその枠を踏み越え旅行・観光産業全体にかかわる展望についてもコメントし、同特集のまとめに採用いただいた。長くなるが引用すると、<さらに、旅行業界全体に広げた視点では団体旅行用のIT運賃の存在感低下を招くと予測。「既存旅行会社のフリープランや現状のウェブのダイナミックパッケージなどの存在意義は漸減していくとともに、フルパッケージの団体旅行から『LCC+着地型』への移行が進むだろう」と語る。「消費行動が一気に変わるとは思えずあくまでも長期的な動き」と前置きをしつつ、<「将来的には、『ショッピングカート型』のイメージで『往路のLCCと2次交通の昼行高速バス、宿泊、着地型ツアー、復路の夜行高速バス』をすべて込みでオンライン決済できるサービスが普及すればおもしろい」と展望する。>



取り急ぎ近況報告まで(今日はきちんと推敲できていないので誤字脱字はご容赦を→誤字を発見したので1ヶ所修正しました)。





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Last updated  2012.02.24 10:48:59
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京帝117@ ご参考まで この度 K電鉄バスの取締役安全技術部長に…
京帝117@ 残念でした 他にメッセージをお送りする方法を知らな…
成定竜一@ Re[1]:中央高速バス~ふたつの路線~(02/24) 京帝117さん、コメントありがとうございま…
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