イサーンに来たら、一度は行きたいと思っていたもの。それは生のモーラム公演!
ルークトゥン・モーラムっていうのは、タイの演歌っていうか、かなり昔の歌謡曲って感じの音楽。
タイでタクシーに乗ると、運ちゃんがよく聴いている懐メロ風音楽。あれが、そう。
ルークトゥン・モーラムを車内でかけている運ちゃんはほぼ間違いなく
イサーン(東北部)出身でしょう。
ちなみに、ルークトゥンとモーラムの違いとか、元来のモーラムの意味とか、
詳しいことは、 フリーページ「Phungの本棚」
でも紹介している『タイ・演歌の王国』(大内治著)
を読んで見てください! ってことで省略。
さて、昨日行ってきたのは、イサーン最大のモーラム楽団と言われているシアン・イサーンのコンサート。
私はそのコンサートの情報を数日前に、たまたまラジオでキャッチ。会場は、私もよく利用している大型スーパーマーケットの駐車場前の空き地。
ところが、コンサート前日にそのスーパーに買い物に行ったのに
どこにもコンサートの看板がないし、会場設営の気配もない。
おっかしいなあ。本当に明日コンサートあるの???
と、不安になっていたんですが、当日になったらちゃーんと野外大コンサート会場が出現!周囲には、食べ物やドリンク、オモチャ屋などの屋台が出て、雰囲気はお祭りそのもの!!
コンサートが何時に始まったのか分かりませんが、私たちが到着した午後8時過ぎには、
会場の半分くらいが埋まったところ。その後どんどん人が入ってきて、会場はすぐにいっぱいに。
全部で軽く4,5千人くらいかな?
前述の本には、シアン・イサーンという楽団は、座長歌手が一番最初に登場して
歌ってしまう(普通は、前座歌手の歌が延々と続いて、メイン歌手は後で出てくる)と
あったので、
「あーあ、座長歌手さんの歌は逃しちゃったか・・・」と思っていたら、9時前ぐらいになって登場!
やった! ラッキー!
一緒に行ったタイ人の知人によると、座長歌手のノックノーイ・ウライポーンさんは、御年55歳。さすがの貫禄、さすがの歌声です。
ダンサー陣の衣装も、彼女の歌の時はただ豪華なだけではなく、気品、貫禄系のイメージ。
あ、ダンサーっていうのはですね、こんな感じです。

一曲ごとにキラキラ・ひらひらな衣装をつけたダンサーが4,50人、
入れ替わり立ち替わりで登場。
このシアン・イサーンが「最大」の楽団と言われるのは、このダンサーを総勢150人以上(これも上記の本からの情報)抱えているからなんですねー。
肝心の歌は、やっぱりどれも同じように聞こえて、しいていえばアップテンポかスローテンポの2種類?って感じですが、このダンサーを見ているだけでも結構楽しめます。
しかもこれが、入場料20バーツの上に、スポンサーの栄養ドリンク1本がもれなくついてくるっていうんですから、お得です~!!
でも、モーラムのコンサートって、もっと観客も歌手と一緒に歌ったり、踊りまくるのかと思ったら、この日のコンサートは普通の歌謡ショーって感じ。
前のほうで一部踊っているおじちゃんたちがいましたが。。。。
でも、今日聞いた話では、このコンサート、明け方の5時半ごろまで続いたとか。私たちが帰った後、夜中に盛り上がっていたのでしょうか?!
それに、これまた今日知ったのですが、この楽団、今晩はコンケン郊外のとある村の寺祭りで公演しているのだそう。
しまった! そっちのほうが、絶対盛り上がるに違いない~。
しかし、さすがに2日連続で出かけるわけには・・・
その村がどこにあるのかも分からないし・・・・
ま、今回は「生のモーラム公演」を見られただけでも良しとしましょうか。
ローイクラトン@コンケン 2011年11月14日 コメント(8)
サコンナコン旅行記(その2) 2010年12月03日 コメント(6)
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