王妃様の誕生日&「母の日」で祝日だった8月12日、フアランポーン駅発アユタヤ行きのSLに乗ってきました。
このSL、観光用の特別列車で、運行は年に4回だけ(3月26日の鉄道の日、8月12日の王妃誕生日、10月23日のチュラロンコーン大王記念日、12月5日の国王誕生日)
我が家でも、タイに観光用のSLがあることは何となく知っていたものの、
詳しいことは何も知らなかったところ、3月に走ったSLの記事が某日本語紙にのり、
「じゃあ次回の8月に乗ってみよう!!」ということに。
しかし、チケットの入手方法も発売時期も分からず・・・・
結局、運転日の1か月前になってから夫の会社のタイ人スタッフに助けてもらって、チケットをゲット。
フアランポーン駅ーアユタヤ間往復で1枚につき120バーツ也。
さて当日。
たっくんは前日の夜、何度も目を覚まして「あさになったら、SL?」と寝ぼけナマコで
確認するほど、楽しみにしていたその日がやってきました。外は小雨がぱらつく模様。
フアランポーン駅朝8時発なので、朝は忙しくバタバタと準備をしていざ出発!
駅に到着し、教えてもらった発車ホームに向かいます。
が。
あれ~、これに乗るの??
特別運行の「SL」といっても、客車は他の列車と同じごくごく普通の客車。
日本で4月に「SLばんえつ物語号」に乗ったときは、客車もレトロな内装&外観で、
イイ雰囲気を醸し出していて、今回もそういうのを想像していただけにちょっとガッカリ
じゃあ、とにかく見どころは先頭の機関車しかない!!ってことで、長いホームの先頭へGO!
おっ、いたいた~。
「パシフィック824番」
そして、これと背中合わせに連結されているのが「ミカド953番」
客車は6両あったので、機関車1台だけじゃパワー不足だったのかな?
ちなみにこれらのSLは日本製。1950~1951年に日本の会社が製造した機関車だそうです。
乗客もそうでない人たちも、発車するギリギリの時間まで写真撮影。運転席に乗り込んでの写真撮影もOKでした。
発車時刻がせまり、いそいで客車に乗り込むと、まもなく8時。
駅の構内放送でタイ国歌が流れてくると・・・・車内一同、きり~つ
「へー、列車内でも起立するもんなんだ」と思っていたら、隣のホームの
別の列車では誰も立ってない。。。
まあ、ケースバイケースってことですかね。。。
列車は定刻より遅れて8時15分ごろ出発。
他の列車もそうなんだけど、フアランポーン駅を出てからしばらくは、徐行運転というか、ほんと~にノンビリと走ります。
タイの「鉄っちゃん」らしき人がカメラを持って待ちかまえていたり、線路わきのスラムで子供たちがずらっと並んでSLを見送っていたり。
そんな光景を眺めるのもSLならでは、、、って感じで面白い。
チャトチャックに近いバンスー駅に着いた時点で1時間経過。
ここから先は、やっと少しスピードがあがります。
窓からの風景も単調になってきたところで、車内には次々と訪問者が。
普通列車だと、食べ物系の売り子がひっきりなしに来るんだけど、特別列車なので一般の売り子の姿はなし。
そのかわり、アユタヤ半日ツアーのご案内(復路の列車は夜7時発なので時間があるのです)とか、タイ国鉄グッズの販売とか、タイ国鉄の機関庫の宣伝などなど・・・・
ちなみに、「タイ国鉄の機関庫」というのは、
Lamyai_deangさん
が、路線バスでトンブリー・ミニトリップをされた時に
偶然発見した機関庫(その時の様子は コチラ
)。
なんとタイ語版に加えて英語版のパンフレットがあって、車内で配布してました。
パンフレットの中身は、この機関庫でスタンバイしているSLの詳しい紹介と
機関庫の地図&連絡先。
おまけに ホームページ
まであるんだって!
こりゃ~、驚きです。
こんなパンフレットを作るぐらいだから、「見学ウェルカム」ってことだと思うけど、
機関車の公開日とか時間とか、入場料フリーなのかとか、何も記載なし。
っていうことは、いつでも見学OKってことなのかな~。うーん。
悩んでいるうちに、SLはようやくアユタヤのひとつ前、バンパインの駅に到着。
停車時間長いな~と思ったら、いつのまにか周囲の人たちがホームにおりて写真撮影中。
アユタヤ駅に着いてからだと、乗客以外にも写真撮りたい人が待ってるから
ここで写真撮影タイムを確保してくれたのかな?
そして、出発から3時間弱。やっとアユタヤ駅に到着です~定刻より約50分遅れ。。。。やれやれ。
バンパイン駅で降りなかったし、アユタヤで最後にもう1回、SLと写真とろうか~と4号車から先頭に向かって歩きはじめた私たち。
ところが、先頭までたどりつかないうちにポーッと高らかに汽笛をならしながらあっさりSLは去っていってしまいました。
あ~れ~、待っておくれ~~~
別れの余韻を惜しむ間もなく、去っていくSLの後姿を見送ったのでありました。。。。。
ま、いいさ、次はトンブリーの機関庫まで押しかけてやろうじゃないの。機関庫には、戦前に日本から持ち込まれたC56もいるそうだし。
そうそう、SLのチケットは往復だったんですが、復路はちびっこ&妊婦にとっては
つらい時間帯(夜7時すぎにアユタヤ発)。
それを待たずにバンコクに帰ってきました。
雨模様で涼しかったバンコクとは違ってアユタヤは暑くって疲れたけど、
楽しい日帰り旅でした!
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