無条件幸福

別の意味で揉めそう

とても久しぶりの更新になります。　最近、LGBTの話題を目にする機会は増えましたが、TVで話題になる機会は減った気が致します。　以前なら、恐らくニュースで流れたであろうFTMの議員誕生も、TVでは全く見かけません。　MTFの議員誕生の時は、あんなに騒ぎましたのにね。　騒がれなくなったことが差別だとか、FTMだからニュースにならないのだとか、別の意味で揉めそうな気配もありますけれどね。　『普通になったから騒がれないだけ』というふうに考えるより『話題にしても視聴率稼げないから』が、まだ優勢かと存じます。何せ、“日本初（おそらく世界でも初）”だそうですから、普通というほどの数ではないですものね。

後出しと言われると心外なので

何事も良く調べてから喜んだ方がよろしいかと存じます。

国民審査

今回の選挙はセットで最高裁判所の裁判官の国民審査もあるわけですが。まあ、拙宅居住地の選管は、今回も判決を記載した用紙を用意せず、見たいと申しても通じず、結局、期日前投票所の立会人が持ってきて下さいました。今回は、件の実子問題の判決にかかわった方が審査対象に入られています。今回の審査対象の方判決について肯定派も否定派も、この機会に御意思を表明されては如何でしょう？否定派は×を付けて、国民審査始まって以来の不信任を狙って呼びかけても良いと思いますし、肯定派は何も記入せず、信任票を伸ばして不信任にさせなければいいと思いますので。取りあえず、「弱者に何もしてくれない」や「性的少数派の意見は蔑ろだ」とおっしゃるのは、選挙権がある方は、それを行使してからでないと、仰る権利はないと存じます。

読んでみては？

pixivにもFTMタグがあり、pixiv百科事典にも掲載されるご時世ですね。戸籍実子取扱い騒動とか、いろいろ申したいことはございますが。ひとまず、ここを御覧下さっている方は、読んでみてはいかがでしょうか？勿論、私が描いた訳ではございませんが、薦めた以上は内容に関するご意見は承ります。pixiv掲載作品

件のはるな愛さんの件を拝見しておりましたが。

　既にあちらこちらで話題になっておりますので、皆様ご存知かと思います。はるな愛”揺らぐ性”　男装を披露し、「いいとも」でタモリに悩み打ち明ける（画像あり）　丁度、私はこの場面を見ていたのですが、個人的にはこれは誤った認識を与えましたね、と思いました。　確かに異性愛が大多数を占め、男性＝女性が好きという図式が納得しやすいものであるにしても、当事者が「町を歩いていても、イケメンばっかみてたのに、女の子ばっか見るんですよ、今」と申すのは、視聴者に誤った認識を植え付けかねません。　更に申すのであれば、その図式に則って考えるのであれば、ご本人が仰っていた「男性が好きだから、女性になった訳ではない」とも些か矛盾が発生していると存じます。　明日、増刊号でどれくらいカットなしで放映されるのかは存じませんが、丸々拝見致しておりました私としては、GIDへの誤った認識を助長しましたね、と思いました。　お時間ございましたら、増刊号を御覧になってみて下さい。　かなりの割合がカットされている気も致しますけれどね。

通信販売ご案内

『最GUY』2008年8月発行／A5判オフセット印刷／220頁／￥1,000※FTMパートナーnanaと、FTM当事者がブログで綴っていた個人的見解を纏めたものです。　当方がお世話になっておりましたメール関係の運営企業様が、現在、使用できない状態となっております。　その為、改めて通信販売用申込フォームを設置致しましたので、お申し込みの際はこちらまでお願い致します。　また、当方へ発送先など個人情報にかかわる部分を知らせることに抵抗がある方は、模索舎様を御利用下さいますようお願い申し上げます。※消費税がかかります。

想定そのままの回答

結局、「誤った配信が行なわれたことを確認いたしました。」だけの返信メールが参りましたので、「最初に誤配に至った経緯を説明して下さいと申し上げましたのですが」と、最お問い合わせ致しましたところ、まさに想定そのままの返答でした。以下が原文です。インフォシーク ユーザサポートです。再度お問い合わせいただきまして、恐れ入ります。本件につきましては、データの抽出ミスであり、原因は人為的なものとなります。そのため、今後はチェック体制の見直し等、細心の注意を払って運営に努めてまいる所存で御座います。ご利用のユーザ様には、ご心配及びご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。なお、作業工程等詳細に関しましては、社外秘も含まれるため、これ以上の開示をすることはできかねます。ご理解いただきますようお願い申し上げます。ある意味、期待通りの御回答をいただきましたこと、閲覧者様にご報告致します。

誰が9月生まれですか

毎度毎度、楽天様にはあきれることが多すぎなのですが。だ　れ　が　９　月　生　ま　れ　？個人情報の管理なんて最初から信用していませんが、適切の名のもとにいろいろなさっているとは存じますが。9月生まれではない人に、[メールdeポイント]9月お誕生の方へ　♪おめでとうございます♪はいくら何でもなしでしょう。これで申し込んで、登録情報と異なりますとか参りましたら怒りますが。現在、お問い合わせ中です。まあ、おそらく「担当者のミスです」くらいな返事で終わるのでしょうが。他にもいらっしゃれば、お問い合わせをお勧めします。登録情報の無断書き換えの可能性もなきにしもあらずですから。高が誕生日と思われるかも存じませんが、パスワードのお問い合わせなどには、大体、誕生日の確認がありますから。念には念をです。

TPOを考えましょう(例：松本復興担当大臣）

松本復興相、宮城県知事と会談　発言は、立場と場所を考えてからでないといけないと、しみじみと実感致しました。　こういう方が部落差別などなさっていると、部落出身の方が別の意味で差別されるのではないかと存じます。　同類にくくられてみなされますから。　『個人の発言』では済まないことですから。　勿論、そういうふうにくくられるのは、部落差別に限ったことではありません。

気持ちよりお金が必要な時もあります

委託販売

　『最GUY』を新宿の模索舎様にて、委託販売していただけることとなりました。　お近くを通りかかった時など、ご覧いただければ公人と存じます。　ネットでの販売もしていただいておりますので、当方へ申し込むのは抵抗がある方は、どうぞそちらをご利用下さいますようお願い申し上げます。　

鬼が出るか蛇が出るか

　今朝方、某民間放送番組「とく○ネ！」の冒頭でも触れていたので御存じの方も多いかと存じますが、御主人がFTMの御夫婦の子供が非嫡出子となっておられるそうです。　既に6組目とのことですが、その割に今まで話題にならなかったのは、恐らく政権交代などの話題も多くて報道機関が取り上げる話題とは見なさなかったことも一因にあると存じます。従って、テレビニュースではまだ報道されましたのを目にしておりませんが、いくつかの新聞の記事を拝見致しました。新聞によって夫となられるFTMの方の発言の取り上げ方が違いますし、あくまで記事は記者が記事とするべく書いたものである以上、意図的であれ無意識であれ、新聞社の方針や記者の思惟や主観が入っていることは確実です。しかも、字数制限もありますので抜粋も激しいでしょうから、それだけで判断することはできません。　ですが、私自身はこの取り扱いが、一般の夫婦での第三者提供の精子を用いた人工授精の扱いと異なり不公平だとも、国によって男と認められているのに父としては否定されたとも思いません。　まず、夫以外の第三者提供の人工授精の場合、生来の男性と女性が届け出ても非嫡出子と判断される可能性があります。ただ、実際には人工授精の事実を自治体に届け出ずに提出してしまう為、発覚せずに嫡子扱いになっている訳です。つまり、扱いとしては大差がありません。だた、誤魔化しが利くというだけです。　次に、国によって男と認められているのに父としては否定されたと仰る点ですが、遺伝子上、同性同士である以上、現時点では生物学的に父になることは有り得ません。では、法律上の父、あるいは社会通念的な父という意味で考えた場合、実子ではなく養子を迎えられた御夫婦の御主人は、父ではないのでしょうか？　戸籍上が実子でなければ、養子縁組して愛情を持って育てたとしても父としては否定されるのでしょうか？　　勿論、代理母の問題や善意の第三者による精子提供もありますから、一概に産んだ方が母親、遺伝子上の父親が親としての権利と義務があるとも申せません。　また、この件のFTMの方が弁護士の方に相談してから嫡出子として市に届け出られてらっしゃいますので、ただ闇雲に「戸籍が男性になったのだから、実子で当たり前」と届け出られた訳でもないのだと存じます。　判断の難しい問題とは存じますが、私は生まれた子が大きくならない内に、取りあえず養子縁組をしておいた方が良いと考えます。そうでないと、万が一の時などに法律的に不利になりますからね。　それに致しましても、人工授精に際して産婦人科では何と説明したのでしょうか？　個人的には、それが一番気になります。こういった事柄が話題になりますと、事と次第によっては日本産科婦人科学会の倫理に関する見解などに謳われて、今後は配偶者がGIDの場合の人工授精は難しくなるかも知れませんね。　まあ、逆に理解を目指して人工授精が行われたことが、どんどん報道されるようになる可能性もなきにしもあらずではありますが。嫡出子　届け出認めず　性同一性障害　戸籍性変え夫に　妻が出産

通販フォームにてお申し込みの皆様へ

　1/10～1/31に、通販フォームにてお申し込みいただいた方で、当方よりご連絡が未着の方、また本が届いていないという方がおられましたら、至急こちらにて、御連絡をお願い致します。　障害発生とメンテナンスの影響で、当方への転送遅延・未着が発生している模様です。　確認させていただきました分より、順次発送致しますので、今しばらくお待ち下さいますよう伏してお願い申し上げます。　この度はご迷惑をおかけ致してしまい、誠に申し訳ございません。　また、重ねてのお願いになりますが、お申し込みいただいてから2日以上、当方からの連絡メールが届きません場合、メールの未着が考えられます。　その際は、お手数ですがこちらより、お名前とメールアドレスを御連絡願います。2008年8月発行『最Guy』(A5判220頁)頒価\1000(送料別)。通販受付フォーム

どうも誤解が生じています

どうやら今回の自費出版の意図に誤解や齟齬が生じておりますようなので、改めて有り体に申し上げます。今回の自費出版は、まかり間違っても「心と体が一致しない人達がいることを、社会に広く知ってほしい」とか「性同一性障害に関する知識と理解を社会に広めよう」などといった意図は、微塵もありません。単に繰り返して申し上げますのが、面倒になったことが最大の要因です。私と致しましては、僭越ながら当事者に御笑覧いただければ幸甚と存じます。そもそも私がサイト開設に至った経緯が非当事者や社会が原因ではなく、当事者及び関係者の言動ですから、はい。

個人情報の取扱について

通販にお申し込みいただいた御住所や御名前については、1ヶ月保管後、削除させていただきますので、ご安心下さい。また、住所を知られたくない、あるいは本名以外で申し込みたい方は、下記のようなサービスもございますので、ご利用なさってみては如何でしょうか？個人向けWeb管理型私設私書箱※万一、利用なさって何らかの不利益が生じましても、当方では責任を負いかねます。

通常通販開始致しました

夏コミ発行の『最Guy』(A5判220頁)通常通販を開始致しました。頒価\1000(送料別)です。通販受付フォーム※お申し込みいただいてから2日以上、当方からの連絡メールが届きません場合、メールの未着が考えられます。その際は、お手数ですがこちらよりお名前とメールアドレスを御連絡願います。また、ご予約いただいた皆様には、本日発送致しました。メール便のお問い合わせ番号などを明記致しましたメールをお送り致しておりますので、ご確認願います。

コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ

当方も参加させていただくので、リンクしておきます。コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ大まかな内容と致しましては、下記の二点です。1.参加者の手荷物確認2.開催期間中の一部エスカレータ運用停止お手数ですが、詳細は上記お知らせをクリックして御覧下さい。それから、夏コミ発行の『最Guy』(A5判220頁)の予約特別頒価\900(送料別)は、本日受付分までとなりますので、ご注意下さいますようお願い申し上げます。予約受付フォーム※お申し込みいただいてから2日以上、当方からの連絡メールが届きません場合、メールの未着が考えられます。その際は、お手数ですがこちらよりお名前とメールアドレスを御連絡願います。

本にしました

この度、無事に当サイトの日記(一部彼の日記も掲載)が、1冊の本になりました。発行は2008年8月17日で、東京ビックサイト　コミックマーケットにて初売りです。『最Guy』A5判・220頁　オフセット印刷です。発刊にあたり、当サイトを閲覧して下さる皆様には頒価1000円のところを数量30部限定、8月13日受付分まで、予約価格900円(送料160円別途加算)にて予約受付中させていただきます(TV通販ではアリマセン)御希望の方は、下記フォームにてお申し込み下さい。万が一、30部を越えた場合には先着順とさせていただきますこと、予め御了承下さいますようお願い申し上げます。予約受付フォーム※2日以上、当方からの連絡メールが届きません場合、メールの未着が考えられます。その際は、お手数ですがこちらよりお名前とメールアドレスを御連絡願います。

産んだ人視点の見出しだろうけど

　アメリカで男性への性別適合手術を受けた後に妊娠した男性のことが、新聞やテレビで報道されていました。　この方は女性と結婚されていて、結婚した女性の方が妊娠できない身体の為、ドナーから提供された精子で、その男性が妊娠・出産したという内容に某局コメンテーターが「どっちが母親になるんだ？　ややこしいなぁ」と仰っているのが印象に残りました。　そして、各新聞社の記事の詳細具合は字数制限の関係などもあるのでしょうが、さほど大差はないようでした。　ただ、見出しが色々でしたね。　特にスポ○チが一番印象でしたね、私は。『残しておいてよかった！“男性”が出産』　興を引こうとか奇抜さを狙おうとかいう意図があるにしましても、記事を書いた方の見解が出ますね、見出しって。

犯罪は犯罪です

　性同一性障害という背景があったと致しましても、犯罪は犯罪です。　記事のまとめとして、『性同一性障害による差別。両親との確執。ケガで絶たれたサッカーの夢。そんないくつかの不幸が重なって、被告は困難な人生を送らざるを得なくなった。不幸が犯罪を正当化するわけではない。だが、社会の側が性同一性障害の現実をもう少し知らなければならないのではなかろうか。』と書かれていますが、私個人と致しましては、性同一性障害者側も社会の現実を踏まえなくてはならない気が致します。　生活費を得る手段としての就労よりも、男という性自認を優先しいのであれば、それ相応の覚悟と我慢と労力が必要なことは明白です。無論、生活費を得る手段としての就労を優先しても、内容は違えど同様の事柄は必須となります。　また、記事のように他人名義で契約することは犯罪で、発覚すれば罪に問われて女子刑務所に入所して女性として過ごさざるを得なくなる事も十分考えられます。その危険性を踏まえて直、女性として携帯電話の契約をするのが嫌だった、苦痛だったのでしょうから、実刑になる覚悟も出来てらっしゃる事と存じます。　万一、実刑を受けて刑務所へ入所なんて考慮していなかったなどと仰るのであれば、浅慮と申し上げますね、私は。　現在の日本社会で生活していくのであれば、現状の社会規範や常識、社会人として求められる能力水準に則り、他者に評価を委ねるしかないのですから。　そしてそれは、障害者であろうとなかろうと同様です。　勿論、障害があるとそれだけで低く見られることは多々ありますが、障害者故に出来て当たり前と見做されることすら高く評価されることもある部分もありますしね。

誰かや何かを信じると言う事(例：秋葉原ＯＧ商会)

　今、楽天でも店舗を出していた秋葉原OG商会という業者が、一寸問題になっているようです。口コミレビューはこんな状態で、危うく私の彼も被害者になるところでした。　それにしても、私が不思議に感じますのは「あの楽天だから」とか「楽天なのに」とか申します御感想が多いことです。　『楽天』というブランドに対し、良いイメージと社会的信用をお持ちだったのだと存じますが、所詮は他人の思惑によって作られたものにすぎません。　楽天に限らず他の企業、マスコミによる各種報道、通販番組。　いずれも誰かの価値観と意図をもって、その意図に沿う結果に繋がるよう作られたものですから、信用するにあたっては十分な警戒が必要です。　他人の意見を参考にすることは大切ですが、鵜呑みにすると結構危険ですよ、何事もね。　友人知人間の話であっても、結局は本人ではない人間が、ある事柄を自らの価値観や経験や常識によって無意識あるいは恣意的に情報を取捨し、編纂して伝達されたものですから。　ちなみに、私は楽天でのお買い物の際には、楽天市場トップの検索で欲しい商品を売っている店舗を、『ショップで』で検索してレビューを見てからいてしています。　まあ、外部業者に委託して雇われたサクラのレビューもあるので、そういうことも視野に入れて検討しないといけませんけどね(苦笑)。

5/13性転換手術（性別適合手術）の件の追記

　性転換30人キャンセル　既に10月に向けて職や住居健康の手配を整えていた方が被害を被っているであろうことは、私も否定しませんし、ご意見申し上げる気もありません。　むしろ、用意周到さが裏目に出てしまって災難だと思っております。　万事準備して待機中の落胆は、それ以前の段階と比べたら一際大きいものですから。

見捨てられたと叫ぶのは簡単だけれど(知らない人がいそうなので急遽更新)

　埼玉医大が担当医定年で性転換手術中止だそうです。　私としては、国内で手術出来るに越したことはないと考えております。　ですが、現在のガイドラインでは国内でガイドラインに則って治療を開始して診断書が出ていれば、海外で手術していても再びガイドラインに沿った治療に戻る事も可能になっておりますので、少なくとも、かつてのように術後の病院探しや術後カウンセリング先を、独力だけで探さなくてはならないといった心配が軽減されています。　勿論、だからと申して全く自分で探さなくても済むという訳ではありませんが。　ただ、自分にあった、しかも納得出来る病院と治療を求めれば、自分で懸命に探さなくてはならないのは万人共通と存じます。難病である、あるいは患者数が少ない病気なら尚更です。病院も人を雇って運営している以上、経営が成り立たたせなくてはなりませんからね。　弱い者を切り捨てて何が医療だと仰られるかもしれませんが、運営が行き詰れば自分の生活及びスタッフの生活、現在入院・通院している患者にも影響が及ぶことですから、手間がかかる、専門スタッフが必要、リスクが高い、採算が取れないところからなくなるのは自明の理でしょう。　手術室がある病院クラスともなれば、自己犠牲だけでは、設備もスタッフも薬も揃いませんからね、はい。

更新を無期限休止

　結論と致しまして、現行の楽天の管理体制を鑑みますと信頼が置けないことから、更新を無期限休止させていただきます。　申し上げたい事も、大体申し上げましたしね。　「男性だ」と申すなら、何をもってどんなふうにそれを証明するのか。　その結果、誰からどんな評価を受けるのか。　また、男性と認めて欲しいその人における『男性』の基準、価値観を満たしているのか。　そういったことを踏まえておかなければ、「心は男性なのに、診断書があるのに、戸籍を変えたのに、何故、男性と認めてくれないんだ！　社会の理解がないからだ!!」といったことに陥りかねません。　性同一性障害という精神障害を理解することと、一個人を男性として認めて良い評価を下すかは、全く別問題であり、その人の価値観や基準によるものですから。　そう。　どんなにヤブ医者でも免許があれば医師とは認めめるでしょうが、その医者を病院として雇用したり、患者となって受診したりすることとは別なように。

えーと、ブログのこれは何でしょう？

　過去の日記を確認致しましたところ、勝手に覚えのない画像が貼られていた形跡が。　私だけではなく別の方の所でも、過去の日記のいくつかに×印で表示されない画像が……いつからなのか不明なのですが、日記に画像を貼った事はないので、画像倉庫云々ではないのは確実です。アフェリエイトも私は行っていないので関係ありません。　既に楽天側から報告があった事例でしょうか？　支障はないのですが、気分は悪いです。　以前から一寸不審を抱くような事があって考えてはいたのですが、そろそろ本気で楽天からの引越しか、サイト閉鎖を検討致そうかと思います。　何しろ、慣れるつもりで久々に連日管理画面を見ましたが、予想に違わず目への負担が大きいようです。しかも、アクセス数のグラフの字は、あることはわかっても読めません。この調子ですと、いずれ大きな失敗を致す可能性があります。　年度が変わらない内に決断致そうと存じます。

リンクス登録氏名で検索されるのは確認済み

　昨日の日記で申し上げたリンクスの『友達を検索する』で登録している氏名を入力すると、検索されるということについては、私自身が試して確認致しました。　検索致しました時点で表示されるのはニックネームになっておりますが、余り意味はないように感じます。　友人知人関係の方なら、検索された方のブログを拝見すれば見当はつきますでしょうしね。　また、検索対象にならないという選択は出来ません。　確かにブログを書くことは、世界中の不特定多数の人に情報を発信している行為であり、誰にいつどこで見られ、どのように解釈されるかは予想だにできないものであり、書くに当たってはそういった意識も必要と存じます。　ただ、当初謳われていたSNSの利点から参りますと、楽天リンクスの方法は些か問題があるような気が致します。　まあ、現在ではSNSの利点も、すっかり名ばかりといえば名ばかりの気も致します。

リンクス自動参加で本名駄々漏れだったので

　楽天でホームページと申す事で始めましたら、いつの間にかブロクという扱いになり、気が付いたときには、招待制で始まったリンクスに自動参加となっておりました。　また、確かリンクス非表示にしておいた筈が、これもいつの間にかなくなってしまい、表示されるようになっておりました。　当初は本人が特定されても実害がないから良いと放置しておいたのですが、当初と私の職業が変わりまして、三洋電機事件のように、何かの拍子に本名で検索されて発見されますと業務に支障をきたす恐れがある為、退会致しました。　画面改定に伴い、あちらこちらでリンクスの事が話題になっている今、どなたが戯れに検索なさるか予想もつきませんからね。　何しろ自動参加のまま放置しておくと、登録時の名前、つまり本名が公開(登録)されていますので、検索時に本名で検索されるとヒットします。　　どのような状態かは、こちらのブログを御参照下さい。　……身元が発覚しないと信じてブログを書き始めて、いつの間にか自動参加になっている人もいらっしゃるのでしょうね、きっと。　　楽天リンクス退会方法※退会を推奨致す気はございませんが、ヘルプ画面に参ってリンクスの項目を検索しないと、退会の手続きが出来ないようですので、念の為に掲載致します。

管理画面変更に伴うお知らせ

　楽天の管理画面が変わり、掲示板の新着コメントの内容確認に手間が増えたことに加え、時期を同じにしてアダルト系の書き込みが増えました。　その為、状態が落ち着くまで掲示板の書き込みを停止させていただきます。　御用の方はお手数ですが、メッセージを送るにて御連絡下さい。　ご迷惑をおかけ致しますが、ご協力をお願い致します。　ちなみに非常に個人的な問題で、徐々に自分で覚えて対応して参るしかないと考えている問題も発生致しました。　私、目に障害がある為、ピンク地に白抜き文字は判読しづらく、管理画面の『Myメニュー』や『＞』の印が殆ど見えません。『ブログの管理』や『Myページの確認』も、淡い色になった為、顔を葉書の縦の長さくらいまで近づけませんと、文字の輪郭がぼけて判読できません。　PCの光度や色調整でどうにかできる範囲ではなさそうなので、一旦判読した後は覚えるしかありません。文字のサイズを大きくしても変わりませんし、画面表示自体を大きくすると作業が不便ですしね。　多分、お年を召した方や老眼の進んだ方にも判読しづらいのではないでしょうか、この色彩は。　ただ、そこまでは多くの健常者に想定できない問題なので致し方ありません。　想定できたとしても障害を持つ方にも個人差がありますから、健常者の多くが不便を感じず、好意的に受け取られるデザインであれば、それが優先されるのは当然の論理と私も承知致しております。

日本でも起こらないと言えるだろうか!?!?　いや、無理(反語表現)。

　いずれ、日本でも少なからず起こるのでしょうね、こういう裁判は。　勿論、日本では持参金云々は絡まないでしょうが、世間体とか社会的常識とか親族間の反発とか、いろいろございますから。　例え手術済みで戸籍も変更済みで法的には問題がなくても、法的に問題がないだけでは婚姻関係は継続できませんからねぇ。　まあ、特別法制定が話題になった頃に、非当事者である私ですら想定していた事柄ですから、当事者の方においては、既にそういったことも想定され、御考慮なさってから、手術や戸籍変更なさっておられることと存じます。　考えられる限りの可能性は、想定しておきませんと、いつ足元をすくわれる事態に陥るかわかりません。好意的に受け取られる事のない立場と認識なさっているのなら、相手は鵜の目鷹の目で粗探しをしていると考えられた方が無難な社会ですから。

社会がわかってくれないと騒ぐなら

　あけましておめでとうございます。　解説致しまして早数年となりますが、相変わらず、あたかもGIDのみ世間に理解されていない、社会に理解されていない、国の対応が不十分だと言わんばかりの当事者のご意見を目に致します。　現実を冷静に御覧いただけば、そんなことはないとお気付きになれる筈なのですけれどね。　いかなる障害であろうと、万人が偏見なく理解し、すべての当事者に大して適切な対応をとっている国など皆無です。　それがそもそも間違っているとお声もあるでしょうが、それが現実です。　とりあえず、単なる不平不満や責任転嫁ではなく、説得力のある明確な意見があるのであれば、こういった機会を御利用なさってみては如何でしょう。　採用されれば、謝礼金と申す収入も入りますしね。

GID以外で纏めてみました

　個人的に気に入っている本は色々あるのですが、ひとまず「理解してくれない人達が悪い」、「こんなに一生懸命なのにわかってくれない」、「FtMだから理解が得られない」と嘆かれる方々に、私としては読んでいただければ幸甚な本をピックアップしてみましたので、宜しければ日記の上にあるアマゾンのバナーをクリックしてみて下さい。　勿論、今更申し上げるまでもなく、私の個人的見解と偏見によって選ばさせていただきました。　　一番のおすすめは『夏目家の妙な人々』なのですが、生憎、登録できる書籍にありませんでした。(現在、文庫判にて発売中)　ちなみに、GID関連書籍は、あえて除外させていただいております。

風説の流布ですかい、これは(10/29日記　後日談)

　さて、私にとってはとても気がかりな＞ＧＩＤの日本人は全国で数千人から数万人で、うち子供をもうけたのは１割未満とされる。　の件ですが、一体どれくらい、この文面が引用されてているのか、この文章丸ごとコピペ致しましてYAHOO検索致しました結果、非常に多数の新聞社で用いておられることが判明致しました。　そして、どの新聞社も、何に基づいた統計結果、あるいは、どこの統計結果からの引用の記述がありません。　統計結果などを発表する際、調査方法や抽出方法、調査集団の人数・年齢層・男女比、質問方法や有効回答率などを明記するのは、基本中の基本なのに、です。　また、私と同様に、この1割未満について疑問を持たれておられる方もいらっしゃいました。　まあ、性同一性障害に限らず、報道される数値や割合においては、結構、根拠がなかったり不明だったりするものは多いのですけれどね。　マスコミも企業であり、会社として存続しようとする以上、視聴者や購読者の興を引き、支持を得て、視聴率や購読数を増やして利益を上げなくてはなりませんから、結局は。

数字と統計の魔法

　子供のいる性同一性障害の方が戸籍性別変更の申し立てだそうなのですが。　申し立て自体には、私個人と致しましては別段、思う所はございません。　ただ、確認致しました新聞3紙に『ＧＩＤの日本人は全国で数千人から数万人で、うち子供をもうけたのは１割未満とされる。』とあるのですが、この根拠となる統計は何ですか？　しかも、9000人から10000人とかならまだしも、数千人から数万人では、範囲の幅が広くて同じ一割でも１割に物凄く開きがありませんか？　考えられる集計と致しましては、今年夏に厚生労働省から委託され日本精神神経学会が実態調査を行ったはずですが、まだ集計結果は発表されていなかったと存じます。　活字で、かつ新聞という情報機関が最もそうな数字をあげて１割未満と申しますと、一見、非常に信憑性があるように多くの方が感じられるのではないかと存じます。　それも正確な統計を用いたかのような、客観的で論理的に見える『1割未満』という数値を上げている所が、また信憑性を裏打ちしますね。　そして、この『１割未満』という数値を御覧になられた方が、そのことについて議論しなければならない数値と捉えるでしょうか。それとも、性同一性障害の中でも特殊な例に過ぎないと捉えるでしょうか。　また、同じ数値でも「９万人の内、９千人弱くらい」と「数万人の内、１割未満」では、全く印象が異なると存じます。　こういった怖い部分と便利な部分があるからこそ、性同一性障害の理解を求めるのなら、客観的かつ論理的な説明に、統計的な数値を上げて世間に訴えようと、開設当初から申し上げておりますのですけれどね、私は。　社会全体に余裕がなく疲弊しているときほど、統計のデータを曲げることなく、自分に有益になるようにそれを活用してプレゼンテーション致した方が、浸透しやすいのではないかと存じます。感情的に訴えた所で、そんな余裕は相手にもございませんから。　ところで、上記新聞は神戸、中国、中日なのですが、どこ既出の統計で一割未満なのかご存知の方がおられましたら、是非、ご連絡下さいます様お願い申し上げます。　問い合わせてみようかとも思うほど、とても気になっております。

『ジェンダー研究のフロンティア』発の御案内

　夏休みが終わったので落ち着いたと思いましたら、また一つ御案内が参りました。　ご興味のある方は、お問い合わせ及び御参加なさってみて下さい。2006/10/8 ProD「英語圏ジェンダー理論／表象研究会」　ちなみに私は不参加です。

多数と変わらないって言いながら、一緒にされるのは嫌？(9/19一寸一部加筆修正)

　制定された際に当日記でも触れた条例ですが、市町村合併により見直しとなったようです。　見直しに際し、『性別又は性的指向にかかわらずすべての人が尊重される』という文言と、ここでいう性的指向を定義した２条６項『性的意識の対象が異性、同性又は両性のいずれに向かうのかを示す概念をいう』という項目が削除され、『すべての人が尊重される』に集約されるそうです。　勿論、すべての人に集約されたからといって、『すべての人に、性的意識の対象が同性又は両性に向かう人は含まない』などと申す項目が追加された訳ではありません。　そもそも、性的指向を条文によって異性愛、同性愛、両性愛だけに限定した時点で、広義としては性的指向に含まれるともされる、犯罪を犯さず、法に触れず、他人に危害も迷惑も与えていない幼児愛や人形愛、死体愛好の人にとっては差別となりませんか？　　それに、そもそもの大元であり指針となるべき内閣府男女共同参画局における政府の男女共同参画に関する審議会では、あくまで『男女』のカテゴリだけを対象として行っているとのことです。このカテゴリには、性的指向以前に性同一性障害者も男女共同参画の枠組みには含まれません。　これは、2006年7月8日、日本学術会議主催の講演会の席で、内閣府男女共同参画局　男女共同参画会議議員名簿にも名を連ねられている先生に確認をとったことです。　「現状で、性同一性障害のことをそういった場で言ってしまうと、論議がわやわやになってしまうから」とのことでした。　既に特別法が制定されている性同一性障害でそうなのですから、現状では男女共同参画社会の条文などに、わざわざ個別に定義してまで性的指向云々を明記するのは難しいのが実情ではないでしょうか。　実際、障害者に関する条例などは、男女共同参画に含まず、改めて別の条例を制定する自治体が一般的ですしね。　どうしてもと申すのなら、高齢者、児童、障害者に関する条例が別に制定される場合が多いことを鑑みて、改めて別の条例を制定するのが順当な気が致します。　ちなみに抗議文を送付なさった方は、日本の方ではありませんでした。　日本の方ではないのだから、日本のことに文句を言うなと申しているのではありません。修正前の条文を英訳したものと日本語(原本)のニュアンスの違いや、逆に抗議文を和訳した際のニュアンスの違いが気になるのです。　意訳も必要になって参りますから、どうしても第三者の意図や価値観が無意識にしろ恣意的にしろ入ってまいりますので。　もっとも、日本人の府議会議員さんにも、反対なさっている方はおられるようですが。　まあ、現行条例が制定された際は話題にはなりましたが、ここが他の自治体と比べるとこんなに変わった、こんなことを始めたと申す話は全く伺いませんでしたので、削除されても大きく変わることもない気も致しますけれどね。　条例で決まろうが法律で決まろうが、浸透しなければ意味はありません。　「差別は法の下で起こってるんじゃない！　差別は現場で起こってるんだ!!」なんてね。　抗議文掲載サイト大阪府議会議員さんの抗議の賛同者を募る文都城市男女共同参画社会づくり条例（案）の修正箇所一覧

温度差、時間差、忘却の早さ

　当事者以外は、どんな大事件もすぐに忘れるものです。　今、オウム事件の頃に思春期以降の年齢に達していた方で、松本被告の死刑問題で再び各局の報道を目にするようになったとき、TBSビデオ問題を思い出した非当事者の方は、どれだけおられたでしょう？　1996年、TBSは自局のワイドショーの全廃を謳いました。　どうしてそうなったか、覚えてらっしゃいますか？　今はどうなっていますか？　もし、ここを御覧のFTM当事者の方で年齢が達していたにも関わらず覚えておられなかった方、当事者にとっては大問題も非当事者にとってはその程度のものなのです。　あれほどの大事件に関することでも、その程度です。　さて、性同一性障害は、あれほどの社会的大問題を越える重さをもって、非当事者に捉えられていると思われますか？　私は微塵もそうは思っておりませんが。TBSビデオ問題について

珍しく実用的な情報提供

　御迷惑がかかりかねないので、提供終了。

ウダウダ言うなら、まずはできることをしろ

　本当にサイト開設当初の日記で、早々に申し上げたことなのですが、「FtMだから結婚できないなんて酷い」、「私達だって結婚したい、幸福になりたい」と騒ぐ原因が、夫婦であれば婚姻届と同じに成立する法的権利などであるなら、それに準じた公正証書や各手続きをとって下さい。　……随分前に頻繁にそういったメールを下さった方が、彼のサイトの掲示板にまでとうとう……　そして、こう言ったことを申し上げますと、すぐに「あなたは強いから、そういうことが出来る」とか「偏見の目で見られるのに、出来る訳ない」と仰る方がおられますので、ブックマークの『FTM当事者&関係者へ』に『セクシャルマイノリティ.net』様を追加させていただきました。　後は必要に応じて、各々で御対応願います。　　

地獄への道は、善意が舗装する

　「あなたはそのままでいいの」とか「頑張らなくていいの」とか「いつか皆もわかってくれるから大丈夫」とか「男だと思うなら、そう生きるのが一番だよ」などと、申し上げるのは容易いです。　場合によっては必要です。　優しい人、理解のある人と受け取っていただけるかも知れません。　仰った御本人も、優しさや障害を知った上での発言であり、悪意や恣意は含まれていないものとお察し致します。　でもですね。　「そう接しられるのが当たり前であり、そうあるべきであり、こうして認めてくれる人もいるのだから、自分は何も間違っていない。性同一性障害を理解していない奴が悪い」と考えられ、自分の非や能力不足を棚に上げてしまわれるような環境は好ましくないのではないでしょうか？　それどころか、実は全く別の障害によるものであるにも関わらず、当人自身も性同一性障害と断定し、周囲がその意見を尊重して優しく接した結果、酷似した症状のみが助長されている可能性もあります。　そういった人が、その環境下以外でも同様に振る舞っていれば、見知らぬ当事者及び関係者に悪影響を与える要因になっている可能性も、充分に考えられます。　勿論、目に見えず、数値に表せず、医師によっては判定も診断も病名さえも異なることがある精神障害を、医師でもない私達が判断できるはずがありません。更に申せば、医師だって誤診しますしね(苦笑)。　取り敢えず、私自身は判断できる材料をより求め、自閉症スペクトラム支援士を取得することと致しました。今週末も研究大会に参加致します。　『敵を知り己を知れば、百戦してあやうからず。敵を知らずして己を知れば、一勝一負す。敵を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ずあやうし』……まあ、敵ではありませんが、知ることのできることは知りたいですし、見ることの出来るものは見たいですし、接することが出来るものには接する主義です。　その上で取捨選択して、自分の見解を明確に持ちたいものですから、はい。

杞憂と言われて済むほど嬉しいことはない

　件のイベントは、多きな問題もなく終了致したそうです。　また、イベント当日、改めて主催企業の告知頁を拝見致しましたら、私が拝見致しました時とは違い、大文字で注意書きの精読が促され、注意項目も増え、太文字での強調もされていました。　「悪い方向にばかり想定するから」というお言葉も、そう言われる状況で済んだ事を思えば嬉しいです。　リスクに対して想定し、準備し、対策を講じ、用心し、結果として何も起こらない事が一番です。　もっとも、個人的な想像としては、あの人波の前に親子連れの方は帰られた気が致しますけれどね。　何はともあれ、何もなくて良かったです、はい。

8/13の『パワパフガールズZ』御参加を考えられている保護者様へ

　まず、お断り申し上げておきますが、GIDとは何ら関係ない話題です。　また、企業活動を妨害しようという意図もありません。　なお、通常の日記と同様にTB歓迎、リンク自由です。　来る8/13、コミックマーケット70(以下コミケ)で『出ましたっ！パワパフガールズZのイベント』が行われるそうです。　私もコミックマーケットには参加したことがあるので、どういう状況かは重々存じております。　夏は汗で靄が発生するのを目にしました。　並んでいて倒れる人もおります。　キャリーケースに足を踏まれるなどと言うのは、最早、日常茶飯事です。　特に３日目は男性向けの日と呼ばれる日です。　色々な本が販売されていますが、通常の書店では成人向けコーナーにあるような本が、あちらこちらにあります。　中には、所謂ロリコン系の成人男性向け同人誌も、机上に並べて誰でも手に取れる形で販売されています。取り敢えず、『コミケ』と申すものに知識のない方は、参加致さない方が懸命だと存じます。　現状はこの写真よりもっと過酷です。　第39回東京モーターショー（2005年10月22日～11月6日／幕張メッセ）が、17日間で151万2,100人、1日あたり９万人弱になります。それでも、コミケの1日あたりの来場者17万人弱と比べると三分の二程度です。　コミケの参加者数は公称3日間50万人、1日あたり東京ドーム最大収容人数の３倍が参加するのです。　「子供がいるのに、何で何も配慮してくれないの？」や「小さい子が来ているのに、こんなものを売って！」なんて台詞は通りません。身長130cm制限のジェットコースターに、身長60cmの乳幼児を自分で乗せておいて、「怪我をしたのは遊園地側の管理ミスだ！」と文句を言うようなものです。　そもそも、コミケは小学校1～2年生の参加を想定したイベントではありません。　それでも子供を連れて行かれようという保護者様は、どうかここの一番最後にある『説得工作が必要な人のための参考資料』をお読みになってから、向かわれることをお勧め致します。　私個人と致しましては、自分が小学１～２年生の子を持つ親の立場であったならば、虐待と通報されかねない騒ぎになっても連れて参りません。　子供の生命や身体を危険に晒すくらいなら、濡れ衣の方がまだマシです。

こんなに色々含めて、なななぁんと三万円！

　『2006年国際サイコセラピー会議イン・ジャパンおよび第３回アジア国際サイコセラピー会議』が開催されます。　何と申しますか、盛り沢山です。　上手く調整して参加すれば、一度に多方面の話を聞けます。学会が違うと色々な論法や手法、統計結果が拝見できますので、意外な発見をなさることもあるかと存じます。　ただ、お値段は三万円です。　ちなみに無料の男女共同参画についてなども、いくつか御連絡いただいておりますので、興味をお持ちになられましたら、こちらまで御連絡下さい。　…最近、余りにも色々講演会の御案内がありすぎて、一寸掲載は難しくなって参りました(泣)。

公人としてですか？　私人としてですか？

　不特定多数の眼に触れる場で、肩書きがついている人が何かすれば、それはその肩書きと関係ないオフの時間であろうと、人は肩書き込みでその言動について判断・評価致します。　例えば、服○先生や道○六三郎さんが仕事としてではなく、あくまで個人的な食事としてお気に入りのお店にあしげく通っていれば、それを知った方は「あの服○先生や道○六三郎さんが通う店」≒「美味しい店」という図式を描きがちです。　身近な例だと、化粧品会社にお勤めというプロフィールの方のブログで「××社のA化粧品は値段の割に効果がない」なんて書かれますと、購入しようと思っていても思案し直したり、売り場に並んでいても、つい違うのを選びがちになりませんか？　これがガンや糖尿病などで切迫した状況だと、更に進みます。　「薬に頼らない。この民間療法で私はガンから生還した」などとあれば、一個人の体験談で感想に過ぎなくても、読み手はそれを信じ、藁にも縋る思いで始められることは珍しくありません。　名前であれ、職業であれ、障害であれ、病気であれ、経歴であれ、「私は○○です」と言った時点で何らかの肩書きがつき、受け手によっては、その人の言動を信憑性のある情報として受け取ることは少なくありません。　「公立校は駄目だ」という発言でも、学校に通う年代の子と接触の機会がない高齢者の発言と現役公立校教員の発言では、受け取る側の持つ信用度は異なります。その信用度は平日でも休日でも大差がない気が致します。　つい自分でも忘れがちなのですが、ブログって全世界不特定多数に向けた情報発信なのですよねえ。　　自由に発言して行動できるのが民主主義の良い所ですが、自由には責任も伴います。　かといって、すべてに責任を負うつもりでいたら何も出来ないし、言えないし、書けません。　また、強要致すつもりもありませんし、出来る立場にもありません。　何しろ、そう受け取られて発生した不具合をカウンセリングの現場で目の当たりにしていながら、書いている人間です。　その分、ブログの書き手と読み手による齟齬の怖さも一入ですが……　

ペニスが生えるなんて思ったこともないと彼が言う

　ペニスが生えるなんて、小さい頃から思ったことがないと彼は言います。　男の身体に戻すも何も元々女の身体だから、自分の好きなようにカスタムするだけだと彼は言います。　自分は男の子なのに、とは思わなかったと彼は言います。　他にも「一般的にFTMでは余り聞かないし、見ない」といった発言もあったのですが、いくつかは、昔の日記にちらほら書きましたが、多すぎる上に私にはどうでも良いことだったので忘れてしまいました。　この辺が、診断書がおりていても『なんちゃってFTM』呼ばわりされる要因の一つかも知れません。　世間的にはそれなりの効力が見込めるはずなのにね。私は、診断書が絶対確実なんて露ほど思っておりませんが。まあ、あれば便利くらいには評価致しておりますが。　肝心なのは、本人が納得して成功も失敗も自分の責任と踏まえていて下されば、私は構いません。　FTMであろうとなかろうと、私には関係ないことです。　別にFTMだから好きになった訳でもないですし、彼がFTMではなかったからと言って、私の人生設計に問題は全く生じません。　但し、国であろうと、行政であろうと、制度であろうと、法律であろうと、治療方法であろうと、自分で決断した事に関して責任転嫁なさることがあった際には、全身全霊、私の持ち得る全てをもって、完膚なきまでに叩きのめします。　自分で決断した生き方なら、その生き方が出来るようにするのも自分の責務です。　記念すべき日記200件目に際し、今更な話を改めて書いてみました。

グレーゾーンはあれど、似て否なるもの

　余りカウンセリングの療法とか手法について詳細を書いてしまいますと、カウンセリングを受けようと思われている方や受けている方に影響を与える可能性がございます為、療法手法自体には触れない範囲で書かせていただきたく存じます。　私は別段、ガイドラインに添った治療推進派ではありません。　医師自体の価値観や経験や専門とする療法、師事した教授などによっても異なる上、数値やCT画像などで判定できないことから医師による差異は大きい為、それを考慮してガイドラインに添った判定・治療を望むかどうかは個々の判断と考えております。　自由診療であろうと、海外で手術なさろうと、ガイドラインに添った治療をなさろうと、それは個々の自己責任・自己判断・自己決定にお任せ致します。　実際、彼にだって何一つ治療について勧めたことはありませんし、これからも致しません。　彼が決定に対して肯定も否定も、賛同も反対も致しません。私の個人的見解を述べることはあっても、「だから止めて」とか「こうしてよ」とは申しません。　個々によって望むことも、しょうに合う合わないのも、好き嫌いも違いますから。　要は誰が何を言おうと、自分が望む方法に近くて、自分に合っているものであればいいのです。　それで失敗しても、「あなたが止めてくれなかったから」などと言わない覚悟があれば良いだけです。「お前がこう言ったから」などと言われるのは真っ平御免です。責任とれません。　ただ、「カウンセリングに時間がかかるから」と申す理由で、ガイドラインに添った治療を止められておられる方は、理由がGIDに限らず、多くのカウンセリングは時間のかかる場合が多いと御承知頂ければ幸いです。　何故ならば、カウンセリングはあくまで相談者の心にあることを言語化させ、顕在化させ、そのことについて共に理解し、自ら解決方法を見出せるようにサポートするのが主目的です。　従いまして、いわゆる人生相談・身の上相談のように、問題解決を目的とした具体的・直接的アドバイスを与えることは殆どございません。　勿論、医師と同様に療法やカウンセラーによって違いはありますので、全員が全員、いかなる時も指示しないとは申せません。　ですから、「自分はFTMのようなのですが、これからどうしたらいいですか？」と仰っても、FTM関連の掲示板での相談であれば「こういう服を着たらいいです」とか「こんな職業がいいです」とか「まずは御家族にわかってもらいましょう」というアドバイスいただけることが多いと存じます。　ですが、カウンセリングでは、医師はFTMであった場合のガイドラインの内容や現行の治療方法について説明はしても、そういったアドバイスを進んでされることは稀でしょう。　相談者自身がどうしたいのか、どうしていきたいのか聴いて、思考の整理や優先順位を相談者自身が決定する為にアドバイスすることはありますが、それでも決定権は相談者自身に委ねられます。　丁度、例えるとしましたら、お花屋さんみたいなものでしょうか。　「お祝いのブーケを作りたいのですが」とお花屋さんに言って、「お祝いならこれとこれです」と勧められて買うか、「どういったお祝いですか？　入れたいお花はありますか？」とか「どんな感じがよろしいですか？　贈られる方はどんな方ですか？」などと聞かれながら作ったものを買うかの差のようなものかと存じます。　そして、ブーケ製作程度の時間でも、忙しい時や急いでいる時は、聞かれながら作るのは煩わしかったり、厄介と感じられるでしょうから、切迫した精神状態であれば尚更煩わしく、もたもたしているように感じられても当然かと存じます。　また、そういった選択が面倒な方や、お花などから縁遠い方も倦厭なさるかと存じます。　他方、時間はかかりますが、「こういう花を入れて下さい」とか「こんな感じで」と自分で考えがあって、その要望に答える形で作られた場合、出来上がったブーケに対する満足感や思い入れも一入になるのではないかと存じます。　但し、想像と違った出来だと不満も一入になるのではないかと存じますが。　　　但し、花束程度のことであれば妥協も不満も出来るかも知れませんが、一生モノの不可逆的な治療も含みますからね、GIDの場合は。　仮にもカウンセラーの端くれとしては、自己診断でGIDだと診断して手術なさった後、GIDではなく別の障害だったと気付かれたりしたのでは、元も子もないことだけでも御承知頂ければと、切にお願いするばかりです。　一生モノの自分の希望に添った家を建てるとしても、自分が設計士でも大工でも施行業者でもないならば、建築士や大工さんや施行業者と何度も話し合われてから建てませんか？　GIDの治療には、それ以上に一生モノの部分があると私は考えるのですけれどね。　そしてそれ以上に、カウンセリングは合う合わないがあるのも事実です(苦笑)。　

「統計学的に十分な数量といえます」byト○ビアの種コーナー

取り敢えず、共同通信社発もございましたので、こういった内容の調査が行われますのは確かなようです。　後は詳細の発表待ちと致したく存じます。　当面の興味対象は調査自体よりも、その調査実施を当事者がどう取られるのかです。　特に、自分達が最も不幸で理不尽な社会的立場に置かれていると仰らんばかりの方々がね。

何かやったのか、GID。何をする気だ、厚生労働省。

　やっとこさっとことも申せるのですが、厚生労働省が患者数の実態調査だそうです。　今のところ、厚生労働省や日本精神神経学会のHPでの発表は見当たりませんでしたが、ネット新聞上で3紙から情報を得ましたので、確かかと存じます。(以前の「GIDは体の病気」発言以降、念の為に以前の3紙から更に広げて購読中)　えーと、所謂、性善説に基づく発想をなさる方が仰る“良い方向”へ向く方策を練る為の調査とは、私は考えられません。　むしろ、「障害じゃないんです、個性なんです」と「心と身体が一致しないだけで、精神障害じゃないんです」などと申す声を逆手にとって、今以上の医療保険対象外化が進むような気さえ致します。まあ、障害ではないなら、保険の対象でもありませんし、精神障害社対象の福祉制度も不要なのは道理ですから、万一そうなりましても反論致すのはお門違いでしょう。　WHOの障害の基準に照らし合わせて考えれば、私は障害だと思うのですけれどね。　もっとも、障害は個々ごとに異なる側面を持つので、個の特性と申す意味では『障害も個性』とは申せるとは存じます。とりあえず、以下よりの情報です。詳細な動向が判明次第、また御報告申し上げます。http://www.minyu-net.com/news/2006072101005575.htmlhttp://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.NewsPack.npnews?newsid=2006072101005575&genre=nationalhttp://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20060721010055751.asp　　

眠っている本はいねが～

面白いですねぇ、矢祭町は。　矢祭町は住基ネットのときにも話題なりましたね。　どうすれば話題になり、注目を集められるか。また、集めた後の対応などもそれなりに講じてらっしゃるとお見受け致します。　どう見られるか考えた上で、どう見せるか。　これは何を主張するにしても、訴えるにしても、大事なことだと存じます。　福祉とかボランティアとか啓蒙活動の現場では、「善い事をしているのに、プロモーションとかプレゼンテーションと言ったような戦略は、お金儲けの為にする事で好ましくない」とか「正しい事なのだから続けていけば、きっとわかってくれるのだから不必要だ」と言ったような発想をなさる方もおられるのですが、それでは時間もかかりますし、浸透する範囲も限定されてしまうでしょう。　メニューに載っているカレーの写真の多くが、ぐちゃぐちゃに混ぜられたものではないように。　店頭に並ぶ人参や大根、きゅうりの多くが、曲がったものではないように。　ただインパクトだけではなく、相手がどんな印象を受けるか考えなくては、いかに善い事だろうが正しい事だろうが、元も子もありません。　　また、個人的お付き合いなどがないので名前は伏せさせていただきますが、最近、テレビで良く拝見するFtMの方が、もし、高卒で引きこもりでニート歴10年で、容姿は芸能人の内山君そのものとかでも、同じようにマスコミは取り上げて下さいましたでしょうか？　視聴者の反応は変わらなかったでしょうか？　取り敢えず、送れるような本があるかどうか、これから本棚を捜索致します。　ただ、リフォームの時、殆ど廃品回収に出してしまったんですよねー、これが(泣)　　

「こころとからだの健康」の心理学

　大学が夏休みになると、学会からの連絡いただく講演会が急増致します。　今回も一般参加可能な無料公開講演会で、またまた「周知にご協力を」と申しますことなので、ひとまず掲載致します。「こころとからだの健康」の心理学です。画像部分をクリックし、開いた画像にカーソルを合わせて拡大していただけば、詳細が御覧戴けると存じます。　日本心理学会認定心理士会総会＆講演会の翌週も、また日本心理学会主催の講演会です。　来月も別の学会主催の研修会……教授のお時間があるときですからね。もう立て続けですね。　また、何か一般参加可能な無料公開講演会がございましたら、御連絡致したいと存じますが……前回の『身体・性差・ジェンダー　－生物学とジェンダー学との対話－』を拙サイトで碁r何位なって参加された方っておられたのでしょうか？　一寸気になるところです。

皆、御都合主義城の城主なんだよね

　7月8日の『身体・性差・ジェンダー－生物学とジェンダー学の対話－』に行って参りました。　内容につきましては、後日『学術の動向　11月号』に掲載されるとのことですので、割愛させていただきます。　講演の様子を収録したＤＶＤも貸し出されるそうですので、ご興味のある方は日本学術会議までお問い合わせなさってみて下さい。　私個人の感想と致しましては、まるで分野の違う先生方が、それぞれの分野の立場からの意見を持って一同に会する講演会は殆ど経験がないので、拝見していて面白かったです。　また、質疑応答の場では、やはり言語を介するが故の問題が露呈した印象を受けました。　個人的背景や社会的背景、個々の読解力や理解力、立場や知識による理解の形の差異、当人がもつ言葉のイメージや受け取り方の差を払拭することの困難さ、が、傍観者として聞いていると良く見えてまいりました。　例えば、「これからもっといい方法が見つかっていくとは思うし、現在でも実験中に仮定が覆るなんてことは良くあるが、現時点では、生物学ではまずオスメスの二極という仮定から始めることが最も有効な方法」という意見に対し、「一番いい方法と言いますが、それで覆ったり、男と女だけじゃ駄目なことがあると思うんです」と言う意見が返される訳です。　これは、二人の物事の認識判断をする時の枠組み(スキーマー)が違うせいで起こる食い違いですねぇ、と、聞いている私は思いました。　片方は「現時点」での話で「これからもっといい方法が見つかっていくとは思うし、現在でも実験中に仮定が覆るなんてことは良くある」と前置きしているのですが、それを聞いた方は「最も有効な方法」という部分のみを重要と捉え、抜粋してしまっておられるのだと感じました。　但し、これは私の記憶に基づいた場面の抜粋であり、会話も要約致しておりますし、無意識の編集がされていることも確実です。ただ、前置きされていた部分が意見として繰り返されたこと、『最も有効な方法』が『一番いい方法』へ置き換えられていたのは間違いないと存じます。　どちらが悪いとか、理解力がないとか、読解力がないとかだけじゃないんですよね。勿論、これらが不足していることによっても起こるのですけれどね。　結局、人は自分が聞きたいように聞いて、見たいように見る生物ですから。　取り敢えず、薬効や予後の性差の裏付けをとれたので、それだけでも良かったです。　以前、「保険証から性別欄をなくすべきだ。医療での男女差なんて検査結果を診断するときに用いる数値程度」という御意見を目にして、薬効や投薬も異なると異を唱えたことがあるのですが、今回、更なる裏付けが取れて満足です。　蛇足ですが、私は性別欄がなくなろうが、戸籍変更なさろうが、遺伝子上の性別は医療行為を受ける場面では申し上げるべきという考えをもっておりますので、あしからず。