難聴者のための喫茶店 『こうひいの木』

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michitomo888

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2007年09月17日
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連日、九月と思えないほどの残暑が続いています。34度前後。本当に異常気象です。
いつまで続くのか・・・暑くて体力が消耗しそうです。

今日は福岡まで卓球の試合へ行きました。試合の合間に嫁さんから携帯電話の着信が届いていたので(何だろう?)とメールしたら「敬老の日なのでU(五歳の孫)が「ばあちゃんに電話する」と言っているそうです。(卓球の仲間から「幸せや~」と言われました)

帰宅後「ばあちゃん、敬老の日(お世話してもらって?)ありがとう」と嬉しい電話がかかってきました。
敬老の日は私自身と無縁と思っていたので、ビックリするやら、孫の気遣いに嬉しいやら、有難いやら・・心がほんわかとなりました。
金曜日に幼稚園から帰ってきた孫が「月曜日に、ばあちゃんに電話する」と言っていたそうです。人工内耳で電話が聞えるようになり、孫とも話せ、触れ合えて有難い限りです。

昨日(9月16日)は鳥栖で要約筆記研修会がありました。
今まで、殆どの難聴会員が参加したことが無かったので(私は3回目です)会員の皆さんに声をかけてました。会場には150名ほどの参加者、殆ど要約筆記の方で、その内10名が佐賀の難聴会員でした。(他県からも難聴者が何人か来られていました)
他県の難聴会の中では多かった方です。

難聴会員は、難聴者大会だけ参加すればいいと思っている方もいますが、中途失聴者にとって要約筆記は欠かせません。ぜひ要約筆記の方の苦労を知ってもらいたい。

補聴器をつかっても言葉の判別が困難な方が沢山います。
私たち難聴者のために、こんなに頑張ってもらっていることを知ってもらうのも大事なことだと思っているので会員に声をかけ予想以上の参加者が集まりました。
ところが高齢者が多いので申し込みがすぎてから「身体の調子が良くない」「ぎっくり腰」「検診の結果が悪かった」続出で4人くらい断りのFAXが入り、その度に次の方を探して何度も主催事務局へFAXしたり・・・とタイヘンでした。
(事務局の方に名前の変更で大変迷惑をかけました。)

当日、駅で待ち合わせ電車で行ったのですが(30分かかります)高齢者が多いので駅の階段も若い人のようにいかない・・膝を痛めている方に合わせて歩いていると受付時間もギリギリ・・という有様で会場では後部の席しかありませんでした。

補聴器の人には磁気誘導ループ線があるのでスイッチをTに切り替えてもらうのですが、その時も補聴器がピーピーとハウリング(音が漏れて廻りに響く)するけど、肝心の補聴器装用者がその音に気付かない・・・などのハプニングがありました。(磁気誘導ループ線の中にいると補聴器をTに切り替えた時マイクの音が聞きやすくなるのです)

講師はNPO法人全国要約筆記問題研究会、理事の三宅初穂さんです。
「これからの要約筆記」と言う題で話が始まりました。
要約技術は、ともかくとして私が関心を持ったのは(なんで、難聴者のために、ここまで勉強してくれるのか・・)ということです。

私は小さい時から少しずつ聞えない人生を歩んできたので自分のことで精一杯で人に何かをしてやろう・・・という気持ちは全くありませんでした。要約筆記に限らずボランティアの方は、身の周りに障害者がいたら、少しは手伝ってあげよう・・・という気持ちが芽生える事も納得できますが、全く障害者と無縁の方でもボランティアをされています。すごいなぁ・・・えらいなぁ・・・ただ感服です。

ボランティアということは
*自発性(自分の意思で)
*無償性(見返りを求めず…お金のことではなく)
*先駆性(誰もやらないことをやる)
*社会性(ボランティアは自分のため、社会の意識を変える)
私見ですが、私たちが助かっている感謝の気持ちがボランティアの方の原動力だと思います。

要約筆記は普通のボランティアと少し違って技術ボランティアと言われています。
ただ書けばいい・・・ではないのです。技術が必要、技術の裏に心が必要・・とのこと。
要約筆記で情報保障を受ける難聴者として(大事なことが抜けていないだろうか・・)が気になります。つまりポイントを押さえて書いてもらわなくてはならない。読みやすい字でなくてはならない。

以前、補聴器の時は言葉の聞き取りが殆どできなかったので(読唇でした)要約筆記のスクリーンを見たとき、とても感動しました。(今も時と場合でお世話になっています)
それと同時にそこに書かれていることだけを話している・・・と思っていました。
スクリーンに出ていることがすべてだと思っていました。

今、人工内耳で聞えるようになって(あぁ、これ以外にも話していることがあったんだ)と気付きました。考えてみれば当たり前なのです。
人間の言葉は一分間に250字~300字話します。それを全部書くことは不可能です。
どんなに早くても一秒に1字・・・ということは一分間に60字です。
つまり五分の一くらいです。(話の概要が伝わるのです)六分の一でも有難い。
要約筆記がなければ情報が入ることは無いのですから・・・たとえ聞えなくてもその場、その時どんな話をしているか知りたい。
皆と同じように話を知りたい。話の輪に入りたい。難聴者の切実な願いです。

難聴会員は要約筆記の方に、とても感謝されています。
「神様みたい」「いつもお世話になります」「感謝しています」との声が聞かれます。
パソコン要約筆記も少し活躍しています。まだまだ手書きが多いのですが一長一短です。

手書きは「温かみがある」「字数が少ないのでゆっくり読める」
弱点として「癖字があったり、文字の大小で読み難い時がある」

パソコンは「字が揃っているので読みやすい」「手書きより沢山打てる」お年よりは「字数が多いので読むスピードに追いついていけない」などがあります。

残念なことに「耳が聞えない人は手話を使っている」と思っている人が多いことです。
社会の常識なのですが、本当は手話を使っている人は二割弱です。
それほど人生の途中で音を失う人が多いということです。
(全国で毎年二万人ほど聞えなくなっている人が増えているそうです)
急に聞えなくなるとショックで手話を覚えよう・・・という気持ちのゆとりがありません。
やはり今まで使ってきた日本語で話したり見たりするほうが安心感があるし確実です。

手話がいいと思う人は手話を使ったほうがいいです。
でも手話を覚えることは、特に高齢者は難しいと思います。
自分が好きな方法で手話か?要約筆記かを選択できるようにしたいものです。

いろいろな事を考えさせられた有意義な要約筆記研修会でした。
まだまだ要約筆記の認知が低いので私もこれから周知してもらう為頑張ろうと思っています。要約筆記の皆さん、これからもヨロシクお願いします。






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最終更新日  2007年09月18日 00時17分03秒
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