市場へ行こう。小高い丘にも上ってみよう。

2003.12.31
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カテゴリ: 日常記
2003年も、残すところ今日一日。翌日から、また新しい年が始まる。

新年、一月といっても、日一日として同じ日はないけれど、
それでも一年の想いや行いを省み、心あらたに2004年の月日に向かう。
じぶんの中の小さな感情や、ていねいでありたいと願う気持ちを
少しでもすくい取っていけたらと思う。

メールマガジンで、この広場の存在を知り、声を発して一ヵ月半。
読み返せば、底が浅く、軽はずみや独りよがり、その日次第の風まかせ。
日常の非常口でもあり、喫茶室でもありながら、なんとか続けた
恥ずかしながらの拙なる我が記。


受験勉強に励む学生さん、働き、絵を描き、一女性であり母である人たち、
恋多き女性、旅に、音楽に、文芸に、暮らしの矛盾に、さまざまな気づきや
楽しみをいただいた人たち。
さまざまな人の、さまざまな想いや声が発せられ、その声を“見つめ”、
声と声がつながっていく。

インターネットの向こうとこちらに人がいて。

お互い姿は見えないけれど、声を通して、人と一日がつながる心地よさを
あらためて感じさせていただいた。

あるネット情報で、認知心理学の下條信輔さんによる、
嗜好と視線の関係を示す実験のことが書かれていた。

2つの顔を見せ、魅力的に感じる方のボタンを押してもらう。

長く見つめるようになっていたと。
意識的にボタンを押す前から、視線が無意識に答えていたと。

今度は、ふたつの画像を交互に、一方を長く見せるようにすると、
長く出された方を選ぶ人が多くなると。
人は、見つめるから好きになり、好きになるとより見つめるように


人の言葉や日常を見つめることで、じぶんの中のなにかに気づいたり。
日頃、なにかと至らぬ心の視線が、人の声によって、
少しはものを豊かに見つめられるようになるかもしれない。

なにがえらいとかすごいとか、つまらないとかいうことではなく、
せっかく出会えた声だから、小さいながら想いをもって、
その言葉を見つめていけたらと。

今年の出会いに、ありがとうございました♪

午後の強風に揺れる洗濯物のようにフラフラ腰つき定まらぬ日記ですが
来年も、みなさん、

会えないぶんだけ、言葉で会おう。
どうぞ、よいお年を!

///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
イランでは、ぼくの田舎の町の人間が全員いなくなってしまうほどの
大地震が起きてしまいました。ぼくも田舎で大地震を経験していますが、
あの怖さ、夜の怖さはつらいことと思います。
がんばれ、イランの人たち。がんばれ、人の愚かな行いで苦しんでいる人たち。
ただ、がんばれだけではいけないと思いますが、お許しください。
電話をとれば寄付・・・くらいのことは、これからもしていきたいと。
先日、母が食事中に「こうして生きてるって幸福だとつくづく思う」と言いました。
世界で、日本で起きていることを考えると、ほんとに。






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Last updated  2003.12.31 17:03:25
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