残留農薬や違法薬剤のチェックは、行われているのか──といえば、10%程度しかチェックされていません。しかも、チェックはしても、モニタリングなので流通をストップさせるわけではありません。結果が出るのは数日後で、クロと判明した場合でも、すでに外食・中食・加工食として提供され、消費者の胃袋に収まってしまっている──というのが実態なのです。
そして残りの90%は、書類チェックで素通りしています。検疫職員の絶対数不足(全国32か所に三百数十名しかいない)でどうにもならないからです。
建前だらけのモニタリング検査ですが、検疫所を管轄する厚労省は次のような項目だけは、もっともらしく検査項目に挙げています。
これだけチェックしているといっても、全体量のたった10%程度のモニタリングチェックにすぎません。水際で食品をストップさせて行う検査でない限り、食の安全性が保たれているとは、とても言えない状況なのです。輸出相手国や輸出業者の「良心」に頼っているだけです。検疫チェックに当たっている食品衛生監視員いわく、「輸入食品は日常生活では食べないようにしている」という雑誌の座談会での発言が信憑性をもつゆえんです。
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