NATURE'S GIFT

NATURE'S GIFT

2004.10.28
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カテゴリ: 子育て
私の選ぶ現代絵本がお好みではないらしいおじいちゃん。

私も昔話には親しんでほしいけど、なるべくなら語り聞かせたい。
だからあえて置かなかったのに。

そして先日、おじいちゃんが娘をつれて買ってきたのが、一番私の
恐れていたアニメ調の絵本三冊。あーぁ、釘刺しておけばよかった。
しかも中身を読んで唖然。
「こぶとりじいさん」では、意地悪じいさんが最後には
明るい人になって、笑ってるうちに両頬のこぶが取れてしまう!

踊った末にコブが無くなった展開が、全く無駄になると思うんですが…

「桃太郎」では、鬼からもらった宝物は、元の持ち主たちに
返してやり、自分には何も残りません。やけに戦いの描写も詳しい。

「おむすびころりん」でも、善良なじいさんがネズミにもらった
小判を、改心した意地悪じいさんにも分け与えてあげたり。

昔話にはいろんなバリエーションがあるので、これが定番ストーリーとは
言えないにしても、なんだかあまりにも、「みんな平等に」「独り占めは良くない」
風の平易な道徳を教えるために手を加えたような印象が。。。
お話としても、主人公が希有の体験を通じて得難い物を得る方が、聞いた後、
生き生きした印象を残すと思う。

でも、最初は私の話を聞いて頷いていた相方ですが、何日かたってもまだ私が

『こういう風に育てなくちゃ』って親の気持ちが強すぎるのも、
逆に子どもには良くないんだよ」と、諭されてしまいました(-_-;)

そりゃそうなんだけどさ~。

単に、絵柄とかストーリーが好みに合わない絵本は置きたくない、ということ。
クリスマスプレゼントか何かで、ちゃんとした昔話絵本をねだって買ってもらおうかな~。







幼児期に発達する想像力を伸ばすよう、「語り」を重視します。
映像や絵はイメージを固定化し、想像の余地を残さないからです。
大人も小説などを読むときに、自分で人物や舞台や描写を想像しながら
読むことが小説の面白さの一つだけれど、そこにこと細かく挿し絵が
付いていたら、楽しさ半減になってしまうでしょうね。

それから、残酷なシーンをどう考えるか。
児童文学の専門家は、昔話や童話の残酷な展開は、必要な要素だから、
「大人の配慮」によって改編すべきではないと言います。
シュタイナー教育でも同じように捉えています。子供にとって、悪は
徹底的にやっつけられる、というオチがあってこそ、安心してメルヘンの
世界に浸ることができるし、正義は必ず勝つ!と子供に分かりやすく伝わる
ことが大切だからです。
ただし、ことさら視覚的描写を強調する内容は良くない、と考えます。

また、昔話にでてくる「小判・金貨」といったものは、物質的な富を指すの
ではなく、主人公が苦難を乗り越えて精神的に成長した証、象徴であるとも
解釈されています。それに納得できる部分もあるんだけれど、ただ、
古代文学を勉強していると、どんな「聖典(聖書)」であれ「説話(童話)」で
あれ、社会を反映して「人の手で」改編されながら成立していくものだと
感じるので、あまり、童話や昔話を「天啓」のように強調するところには
違和感があります。





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最終更新日  2012.11.30 00:02:22
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