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副題“社会起業家になったふたりの女の子の感動物語”。女の子と言ってもハーバードを卒業した20代の女性の物語なのですが、読みやすくてなかなか面白かった。チベットに住む人々の貧困問題を解決しようと、ハーバードのケネディースクールで出会った香港・台湾系の女性マリーとキャロルという若い女性が、ヤクの毛を高品質のニット製品にして世界に市場を広げ、貧困地帯の伝統的な暮らしを維持しながら、収入や新たな雇用を確保していく話。日本でも林さんという若い女性が立役者となり、その製品の販路を広げ、ふたりの話をこうして翻訳し話題を作っている。チベットで放牧されているヤクから、柔らかい毛だけを採取し毛糸にし、編み物が得意な女性達がいるという上海沖の崇明島で製品にし、世界各地で販売していく。チベットの人々は伝統的な暮らしをしながら、安定した現金収益を得る。そして需要が伸び、チベットの女性達は崇明島の女性達から編み物の技術を教わり、仕事にしていく。こうして、編み物は得意だけれど現金収入のなかった崇明島の女性たち、ヤクを飼うのは男の仕事で、現金収入がなかったチベットの女性達にもまた仕事を作っていく。貧困、現金収入がない、けれど病気の家族を病院に連れていきたい、子供に教育をうけさせたい、家族にお腹いっぱい食べさせたいという願い、品質のよいものならば身につけたいという点々になっている事柄を結んで、ひとつの流れにしていくアイディア、そしてそれを実行する行動力、ちょっとやそっとではメゲナイ力強さ、人間っていうのはこんなに力を持っているもんなんだなあ・・・と思えて、歳の瀬を締めくくるのにいい本でした。それにしても理解者を探していくような“プレゼンテーション”って、まず一発目は、“30秒”で相手の気を引いて、次につなげていくんだなあ。。。。(このふたりの場合は、粘り勝ちの部分もたくさんあるけれど)全体の構造が思い描けるよう、想いを30秒に凝縮して、相手の興味を引き出すというのはなかなか大変なことだなあ。。。。【送料無料】世界を変えるオシゴト価格:1,575円(税込、送料別)よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2010年12月30日
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アメリカ大統領選、いよいよ一部の州で開票が始まった。オバマ氏、マケイン氏、どちらが大統領になるのか、関心のあるところだ。個人的には、Changeのオバマ氏が大統領になったら、アメリカがどう変わっていくのか今後が楽しみなのだけれど。今度の日曜日の発表会を目指して宮沢和史さんの「ひとつしかない地球」を歌ってきて、青年海外協力隊の応援週間に参加させてもらった子供達と「わたしたち・ぼくたちの世界がこんなふうになったらいいな」という絵を描いてみた。年長さんと小学校1年生と6年生の絵。♪ ひとつしかない地球の上で 僕らの笑顔が花になる ♪よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2008年11月05日
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青年海外協力隊の訓練所に、約束の時間より早くついてしまった。玄関の前にはたくさんの人が集まり、広場では火が上がり昇消化訓練が行われていた。あわてて駆け寄る制服にヘルメット姿の訓練生に誘導され、いつもとは違う駐車場に車を止め訓練が終わるのを待った。今は年4回派遣される隊員さんたちの訓練期間中で、たくさんの訓練生が集まっている。協力隊では、子供達や一般の人のために異文化理解の出前講座などもしてくれるので、今回はお願いした講座の打ち合わせでお邪魔した。女性の姿が多く、派遣される隊員の7割程が女性だそうだ。私達がお願いした出前講座は12月だけれど、10月の終わりには、地域で協力隊応援週間としていろんなイベントが催される。この時も私のグループで、ワールドステージという発表の場に参加させてもらったり、いろんな国のブースをのぞいたり、食べ物を食べたりと楽しませてもらう。そんなわけで、ここしばらく青年海外協力隊を身近に感じさせてもらうことになる。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2008年10月16日
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坂本達さんに再びお会いする機会があった。自転車で世界一周をしている時に、赤痢とマラリアに同時にかかった達さんを助けてくれたギニアの村の人が一番必要としている「水」、綺麗な水が手に入るように、現地の人たちが自ら井戸を堀りメンテナンスできるようにしてきた達さんの次なる目標は、診療所を建てること。そして早稲田のゼミの学生と授業の一環で訪れているブータンに、学校を建てること。そのふたつの建設も着々とすすみ、来年には完成しそうな気配だ。そのときは「やった。」「ほった。」に続いて、「たった。」という題名で本がでるそうだし、常に動いている達さんはとても面白い存在だ。今回は講演のギニアの衣装も新しくなって、エンジというのか赤というのか、紺の中に入っていて、とっても素敵だった。講演が行われたのが中学校で、「地域の方」枠で入れてもらったので、写真がなく残念・・・ギニアの藍染にはとても興味があったので、講演前夜に、藍染の色が落ちる話なども聞かせてもらってよかった。お酢に漬けておくと色落ちが抑えられることを調べて教えてあげた。それにしても仕事、講演、授業、自転車、あれやこれやと止まることなく動いていけるエネルギーはどこからくるのだろう。そして本当はすごくエネルギッシュなのに、一緒にいても全然疲れを感じさせないのは何故だろう・・・よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2008年09月12日
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とにかくエネルギッシュな人。日本で多くの一般の人に、フェア・トレードを身近な存在として広めた、イギリス人女性サフィア・ミニーさんが書いた「おしゃれなエコが世界を救う」。people tree の通販は、「一緒に頼んでみない?」と言われて初めて知った。バッグなどを購入し、今もそのバックはよく使っている。かわいそうだから買うのではなく、その商品が素敵だから買いたいと思って買うというコンセプトが好きだったので、この会社を設立した人はどんな人が知りたかった。People Treeは、ヴォーグなどの一流ファッション誌を飾って話題性を作る一方、現地では職人を育て世界に通じる商品を開発し、自分がよいと信じたことはキャンペーンを張ってすすめていったりもする。 フェアトレードの基準”途上国の立場の弱い人々の自立と生活環境の改善を目指して結成されたIFTA(国際フェアトレード連盟)による”1. 生産者に仕事の機会を提供する2. 事業の透明性を保つ3. 生産者の資質の向上を目指す4. フェアトレードを推進する5. 生産者に公正な対価を支払う6. 性別に関わりなく平等な機会を提供する7. 安全で健康的な労働条件を守る8. 子供の権利を守る9・ 環境に配慮する10. 信頼と敬意に基づいた貿易を行う よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2008年08月09日
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インド洋沖で津波による災害が発生してから3年がたった。観光地などでは復興が進み、タイ・プーケットの観光客数は津波が起きた年を上回っているそうだ。ただし日本人の観光客数は、2004年時のまだ8割とのことだが。そんなタイの海岸で、津波被害防止のためにマングローブの苗木が植えられているそうだ。植林は、中国やミャンマーなどの「山」やアフリカの「砂漠」だけのものかと思っていたけれど、海岸にマングローブというのもあるのだ。先日起きたバングラデシュのサイクロン被害もかなりひどいもので、こちらはまだ復興は進んでいないようだ。近くの大学には、バングラデシュから大学院生が何人も来ていて(それも若い学生ではなく大人の院生が多い)、母国のためにと募金活動をおこなっていた。私もわずかばかりの募金をしたけれど、何ができるというわけでもなく、ただ復興を祈るばかりだ。こっちが少し盛り返すと、今度はまた違うところをと、大きな地震や津波や台風が襲う。自然の力は時として恐ろしい。それでも投げ出さず、一本一本木を植えたり、泥を払ったり、地道に一歩一歩歩んでいく人達がいる。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年12月27日
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「俺ね、期待に答えられないかもしれない・・・」将来の夢が、“ハリウッドスターになる”から“声優になりたい”に変わった子がそういう。「いいよ、別に。地元有線放送のアナウンサーだって、八百屋のおにいさんだって、なりたいと思ったものになって、生き生きやっていれば」「そうじゃなくって、最近俺ね、海外協力隊みたいなのもいいかな・・・って思うようになったの。そうなったら、有名人にはなれないからね・・・」先日協力隊を応援するイベントに参加させてもらった私たちは、ステージでパフォーマンスをし、めずらしいものを食べ、いろんな国のブースを覗いて、帰ってしまったのだけれど、地元に住む彼は、ワールドステージを最後まで見て、歩行者天国にしつらえたステージの片付けも手伝い、打ち上げにまで参加させていただいたのだそうだ。その上、協力隊候補生の若い方やシニアの方、そして訓練所の方から、いろいろ話を聞かせていただいたそうだ。「今は支援も、井戸掘りなどの作業から、教育や商業に変わってきている。 農業機械を使いこなせるように基本的な教育、ストリートチルドレンの心のケア、孤児院でのイベントの立案・実行、スポーツなどの教育というのも大切な仕事だ。商業産業が発達すると、電気の配線などができるように、教育がまた必要になってくる。援助を受けるだけでなく、自分たちで暮らしをたてていくには、教育がとても大切になる。しかし、その教育が定着するには、30年という長い月日が必要なんだよ」そんな話をしてくれたらしい。突然やってきたわけもわからぬ中学生に、丁寧に、わかるように話をしてくださった協力隊の候補生の方や訓練所の方、心から感謝します。一時期は、学校でうまくいかないこともあった彼が、こうして外に目を向け、いろんな人と接することができ、いろんなことを学ばせていただけたことも、とても嬉しい。もちろん夢はどんどん変わっていい。そしてそれを夢見て、どうしたらなれるのか、どんなことをしたらいいのか、調べていけるのは、“いいなあ~”と思う。私のまわりにいる子供たちは、幸いにも恵まれた子が多い。衣食住に困ることもなく、周りの大人に愛され、「恨み」や「恐怖」に支配されることなく、日々をすごすことができる。子供達が「夢」を語ることができるというのは、ほんとうに幸せなことだと思う。有名にならなくても、いつもいつもイキイキやってなくても、たとえ試行錯誤しながらでも、前を向いていてくれれば、それでいい・・・。子供達が、もちろん大人だって、夢を見られるような社会であり続けますように。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年11月23日
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土曜日の午後、「100円に愛をこめて」という番組の再放送をみた。3人のリポーターが世界で困難な状況の中に生きる子供を訪ね、何が必要か自分には何ができるか・・・を問う番組。泥のような水を飲んでいるケニアの村で、毎日一時間かかって二回の水汲みに行く少女に出会う。世界では、「水」が原因で亡くなっていく子供が、毎日5000人もいるという。レポーターは、泥水を飲むしかないその村に、井戸を掘ることにする。日本のNPOが、「上総堀り」という、多分江戸時代頃に日本で開発された井戸掘りの仕方で、井戸を掘っていく。井戸を掘るのは現地の道具を使い、使い回しもできるし、現地の人が少人数で出来るので、お金はかからないけれど、水の出る部分にはお金が必要だ。そのお金は、日本の小学生がバス代100円分を歩いたり、一日おかずなしで100円寄付したりと、学校ぐるみで集めたもので支払うことができた。旧ソ連から独立したモルトバという国。東ヨーロッパの最貧国であり、子供たちが、人身売買や売春の被害になっているという。食べるものも買うことができず、日々の暮らしに事欠くような暮らしをしている子供がたくさんいる。でも街へいけば、100円で買えるものもたくさんある。うちにはないノートや鉛筆。何日も命をつなぐことができるマカロニ1kg。裁縫用の綺麗な色の糸などなど。そこに出ている女の子の夢である洋裁学校に通う費用が、たしか1日70円前後だった。レポーターの女性は、100円を何に使うか悩んだ末に、村のパン屋で、その日のパンも買えない子のために100円でパンを4本買う。まずは、今日を生きるために、お金を使うことにした。そこにある問題がすぐに解決されるわけではないけれど、100円で、またはひとりひとりの100円が集まれば、できることもある・・・・そう思ったけれど、少年兵のことを知った時には愕然とした。内戦に苦しむコロンビアでは、目の前でゲリラに家族を殺された少年は、自分も拉致され少年兵に仕立て上げられ、殺人を強いられ、どうにかそこから逃げ出し、その過去を隠して学校にもいけず暮らしている。そして、大きくなったら仕返しのため、ゲリラを殺したいという。そういった少年兵は、今地球上に30万人もいるのだそうだ。結局レポーターは集まったお金で、勉強がしたいというその少年に算数の教科書を買う。100円で買えるものもたくさんある。そしてひとりひとりの100円が集まれば、いろんなことができる。けれど、お金ではどうにもならないことも、この世界の中には存在することも知った。それにしても、この番組に出ていた司会やコメンテーターの人たちは、それぞれに自分の思ったことを一生懸命語っていたけれど、ずっとTVに写っていて、コロンビアにでかけ旅行記(?)「レボリューション」を書いた須藤元気さん、何にもコメントがなかったのは、私が聞き逃してしまったのかな?「なんで、そこにいるの?」「革命家チェ・ゲバラの跡をたどって、南米を旅をしたんでしょ?コロンビアの少年に関して何にもコメントないの?」彼の本にはあまり興味を惹かれなかったけれど、何にも思うところなかったのかな・・・・編集でカットされちゃったのかな・・・それとも、ただのお飾りだったのかな?よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年11月17日
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青年海外協力隊を応援するイベントに、参加させていただきました。前日とはうってかわった秋晴れの青空の下、駅前の歩行者天国に造られた特設ステージで、子供たちが、ナーサリーライムと中国のお話の劇を少しと、手話交じりで宮沢和史さんの「ひとつしかない地球」を歌ってきました。出演し終わった後は、協力隊がかかわっているいろんな国のブースをみたり、火お越しをしたり、いろんな国の珍しい食べ物を食べたりして、とても楽しく過ごしてきました。いつもは静かな街も、これからアフリカをはじめ、さまざまな発展途上国に配属されていく、若い協力隊候補生が歌ったり踊ったりしていて、一転にぎやかな空間に様変わり。 なかなか、火がおきない・・・・・ チュニジアの”クリック”という揚げご飯とタイカレー & アフリカの国(どこだったかな~)揚げポテトよかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年10月31日
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新潟中越沖地震は、大変な被害をもたらしている。TVの報道によると、様々な救援物資が届き、ボランティアの人が集まっているという。けれども、その物資は倉庫に満杯状態で、もう入るところがないそうだ。そしてボランティアの人が来ても、仕事がないという状態でもあるらしい。欲しいものは、「一部の食料」だとのこと。食料以外の「物」を送るのは、しばらく控えてほしいとのこと。そして700名以上のボランティアがいるけれど、ボランティアを要請している崩壊家屋は100軒で、人が余っているとのこと。今までも、いろんなところで自然災害が起こり、たくさんの救援物資が届いたり、ボランティアが集まってきたことと思う。突然の出来事で、すぐに対応しなくてはいけないことが、あちこちで起きているので、あたふたしてしまうこともあるかもしれないけれど、過去の経験を共有して活かすというようなことをしていないのだろうか?現場で働いている人は、きっと夜寝る間もなく、走り回っているのだと思う。これだけコンピューターが発達している時代に、それらをまとめてデータベースに入れて共有し、次の時に活かすというようなことはしていないのかな??やってきたボランティアの人の動かし方、運営の仕方など、そういう時に組織的に動いている団体とうまく連携して、物や人が有効に動けるように、経験を共有したらいいのにと思うのは私だけだろうか?よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年07月20日
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自転車で世界一周した坂本達さんの講演会の準備をしていた時、私の身近にいる男の子が自転車大好きなお父さんと一緒に、クラブに入っていて、まだレースには出ていないけれど、家には自転車専用の部屋がある程だということを知った。「よし、この子に是非スポットをあてて、達さんと握手でもしてもらおう!」と急遽、講演が終わった後、お礼の品をみんなの前で手渡してもらうことにした。花束・・・・次の日も講演が入っているし、達さんにお花か・・・・・「そうだ、自転車の形をしたパンかクッキーを作ってもらおう!」前に、自分の描いた絵をパンにして焼いてきた子のことを思い出して聞いてみた。パン教室の先生に聞いてもらったら、時間的に無理とのこと・・・・そうやって話していたら、パンを焼いた子のお母さんの趣味がお菓子作りだということを発見。達さんのお礼には、自転車型のクッキーを焼いてもらうことにした!割れてしまったりなかなかうまくいかず、試行錯誤の末、当日自転車型クッキーのついたチョコレートケーキが完成!これをもって、壇上に上がった自転車好きな男の子、挨拶も考えてきてくれて、立派にケーキを渡し、達さんにもとても喜んでいただいた。知っているようで、案外人の特技というのは、知らないものだ。私のまわりにも、まだまだ私が知らないだけで、いろんな力のある人がたくさんいるに違いない。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年03月16日
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坂本達さんを、これから巣立っていく子供達に逢わせたい・・・そう思ったのが、去年の秋。それから、達さんを呼ぼう!と盛り上がったのが、年末。それからトントンと話が進み、あっという間に当日を迎えた。初めの一歩を踏み出すのには、とても勇気が必要だった。せっかく遠くから忙しい時間を割いて来てもらっても、会場がスカスカしていたら、達さんもテンション下がるだろうな・・・・費用をどうしよう・・・・最初の目標は、80人くらいの人に集まっていただくこと。そしてちょうどいい大きさの会場にお願いに行ったら、その日がふさがっていたので、また違う会場にお願いした。でもその会場は、直前まで他の行事が入っているので、3時15分開催でギリギリの準備時間しかない・・・・そうこうしているうちに、その行事が違う日に移動してくださった!200人入る会場なので、参加目標を100名に広げた。そうして一歩踏み出した後は、たくさんの方がいろいろな形で応援してくださった。たくさんのスポンサーさんのおかげで、達さんの話を聴きたい人は誰でも来られるように、参加費を無料にできた。チラシも提供していただき、学校や公共施設に置いていただけた。横断幕もチケットも、友人やまわりの子供達のおかげで、素敵なものができた。青年海外協力隊の方にも、ご協力をいただけた。マスコミも大きく取り上げて、話題にしてくれたので、電話、ファックス、どんどん予約が入ってきた。家族で参加してくださった方も多かった。メールアドレスも載せていたけれど、迷惑メールは一件も入ってこなかった。そして迎えた当日。会場には、200名の方たちが集まってくださった!!会場の方もお休みなのに、機材の設置に協力してくださった。会場の係りや司会も全て素人集団。それも打ち合わせの時間が充分とれなくなってしまい、そのまま突入してしまった感があるにもかかわらず、それぞれの役の方たちが機転を利かせ、臨機応変に対応してくださったおかげでどうにかスムーズに進行した。そうやって恐る恐る踏み出した一歩、たくさんの方の数え切れない力に支えられ、応援されて、坂本達さんの講演会が行われた。「達さんの話を聴いてほしい」という私の小さな夢、大きな実りとなって実現した。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年03月14日
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今日は、海外青年協力隊訓練所のホールで開かれた「地球のステージ」に参加させてもらった。地球ステージは各地で開かれていて、53カ国で、国際医療救援活動を展開してきた精神科医の桑山氏が、世界の飢餓や紛争の様子を、歌とスライドを使ったコンサート形式で伝えている。今日は、協力隊の隊員のために、フィリピンの貧困地帯、パキスタン難民キャンプ、ソマリアの紛争、スリランカの津波被災地での活動を伝えるコンサートで、少人数の一般の人の枠に参加させていただいた。フィリピンのゴミの山に住む子供達が、医療器具の廃棄物を利用してピアスや宝物入れを作っていたり、パキスタン難民キャンプで開いたサッカー大会を通して、人々が自信や夢を取り戻していく様子などを、写真やビデオを写しながら語りや歌で紹介していくのだが、これがとても感動的で、災害地のひどさと子供達の笑顔の輝きとのギャップを見ていると、涙がボロボロこぼれて仕方がなかった。ボランティアなんて大嫌いだと思っていた桑山さんだが、「ボランティアは、自分を写す鏡だ。自分という人間が何が好きで、何が嫌いかがわかる。そして自分に何ができるのか、何ができないのかもわかる」と今はいう。その活動を通して、人としての知恵、豊かさ、尊厳等、たくさんのことを学ばせてもらったという。そんな話を聴いている私の目の前に座っている208人の訓練生は、あと1カ月もすると、実際にそういったアフリカなどの任地に、ひとりで出かけていくのだ。訓練生向けのコンサートなので、桑山さんからのメッセージもそんな訓練生に向けたものになる。こんなことで悩むかもしれない、あんなことで悩むかもしれない、そんなことを聴いていると、そこにある緊張感が伝わってくる。私は今すぐアフリカにいけるわけでもないし、訓練生のような技術を持っているわけでもないけれど、今自分ができること、今自分のいるステージでできることを、一歩一歩やっていこうと思った。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年02月23日
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坂本達さんの講演会準備、たくさんのチラシも図書館や学校を初めいろいろなところにおいていただき、メディアにも少しずつ取り上げられ始めた。まだまだ申し込みは少ないけど、当日の混乱を軽減するため、整理券を作ることにした。絵が苦手な私は、周りの子供達から絵を募集。素敵な絵がたくさん集まったので、スキャナで取り込み、小さくして、券を作ってみました。悪戦苦闘の末、ついに完成。かわいい整理券が出来ました。ひとつひとつの絵に思いがこもっていて、出来上がった時には、思わずぐぐっと感激。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年02月21日
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坂本達さんの講演会のチラシがようやく完成。いくら眠っても眠っても、眠くて眠くて仕方のなかったここ数日。長引いていた風邪もどうにかよくなったところに、タイミングを見計らったように、チラシ到着。明日からはこのチラシを配らなくちゃ。山のようなチラシ、ちょっと壮観。ポスターも作って、これからしばらくは、このチラシと格闘。ひとりでも多く、達さんに出会えてよかったなという人がいてくれれば・・・。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年02月15日
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こうして始まった坂本達さんの講演会準備。「よし、やってみよう」と口にした最初の一歩は、大きなジャンプだったけれど、いざ初めてみると、いろんな方が力を貸してくれ始めた。達さんの持つ魅力が大きいというのもあるけれど、いろんな方面で、いろんな形で協力をしていただいている。知恵を貸してくれる人、場所を貸してくれる方、お金のことで来られない子がいないように無料にしたいという願いに、協賛や寄付という形で協力してくださる方もいる。青年海外協力隊の職員の方も、講演前に協力隊についてのお話と、達さんへのメッセージを伝えてくださることになった。そして、一昨日は地元新聞社の方が、取材に来てくれた。もっと、わかりやすく焦点を定めてお話すればよかったなあ~と思うけれど、いろんなことを記者さんとお話できて楽しかった。こうして報道という形で紹介し、協力してくださる場合もある。手造りの講演会、一応土台は出来たし、チラシも頼んだし、これからはいろんな人にこの催しがあることを知っていただくこと。踏み出した一歩が、いろんな方の協力を得ながら、人の輪を通して広がっていく。感謝、感謝、ひとりひとりの方々にひたすら感謝。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年02月09日
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「夢実現~自分の可能性を信じて~自転車世界一周&ありがとうのアフリカ井戸堀りプロジェクト」と題して行う坂本達さんの講演会の準備も、進んでいる。 今まで達さんに会ったのは、3回。友人が開いている講演会に参加させてもらっていた。そして去年の秋、アフリカでの井戸堀りの話を聞いた。生きていく上で大切なメッセージをたくさんもらったその会で、私の身近な人達にも達さんに出会う機会を作りたいと思った。こんなふうに達さんを私の住む町にも来てもらえたらいいな・・・、でも私には無理だろう、私にはできない、そう思っていた。そして12月、達さんの話を別のところで聞いた友人が、「達さんを呼びたい」という。住んでいる町は離れているけれど、連日で来てもらおうか、達さんに相談してみようということになった。そうして踏み出した一歩。話はとんとんと進み、私たちのところに来てくれることになり、私は私の町で、彼女は彼女の住む町で、3月10日・11日にそれぞれ講演会を開くことになった。「達さんの講演会を開きたい」そう口にして動きだした一歩。初めの一歩は、とても大きかったけれど、いろんな人が応援してくれ、少しずつ少しずつ形になっていく。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年02月08日
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縁あって、青年海外協力隊の訓練所にうかがった。一歩建物の中に入ると、いつも私の周りに流れている空気とは、違うものが流れて入るような気がした。ちょうど休み時間だったのか、肌の色の違う先生が歩いていたり、隊員候補生達が談笑していたりしたのだけれど、緊張というのとも違うけれど、何かピーンと張ったものを感じた。訓練生が持っている「希望」「前向き」な姿勢から溢れ出ている、凛としたオーラだろうか。お話をさせていただいている中で、訓練所は日本にふたつしかないことを知った。また施設の見学や協力隊員の体験談、異文化体験ゲームも体験できたり、候補生が訓練期間中で施設にいる時であれば、実際に訓練所内で隊員候補生と昼食を食べながらの意見交換などもできるのだそうだ。職員の方もとても親切で、いつもと違う時間を持てて、とても嬉しいひとときになった。青年海外協力隊訓練所の近くから見た南アルプス携帯カメラなので不鮮明で残念。次はデジカメを持って行こうよかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2007年01月19日
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世界を自転車で一周し、その時お世話になったギニアの村に井戸を掘った坂本達さんの話を聞いて、とても心を動かされた。そして私の周りの子供達や大人達にも、 達さんに出会って欲しいと思った。達さんからも、「3月10日(土)、大丈夫行きますよ」と言っていただき、日程も確定した。そして今日の午後、大丈夫かな・・・と少し心配、でも心待ちにしていた講演会の後援承認を、教育委員会からいただいた。いろんな人に支えられ、励まされ、少しずつ少しずつ、思いが形になっていく。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2006年12月28日
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「やった。」「ほった。」で紹介してきた、自転車で世界一周し、アフリカギニアで井戸を掘った坂本達さんの話を、私の住む小さな町でも、これから大きな世界に出ていく子供達に聞いて欲しいと思った。でも私の友人が開いたような立派な講演会は、私にはできないな~、私には無理だなと、思っていた。そしたら、先週末別のところで達さんの話を聞いた友人が「よかったよ~。達さんに来て欲しい」というではないか。どうしたら来てもらえるか聞いてみると、その友人が達さんに連絡をとったのが、昨日。そして、今日にはもう、来てもらえそうだという返事をいただいた!来年3月、日程もほぼ決まった。ミキハウスの人事課で採用担当をしている達さんにとって、3月は忙しい時期だけれど、私達がお願いした日のひとつがあいているという。関係した方たちにとりあえずお礼をと思い連絡をとったら、すでに達さんから、私達から連絡があったらヨロシクという電話さえ入っていた!講演のお願いをし、日程が決まり、そして関係した方々にも連絡を入れてくれている、この間わずか一日。この迅速さは、気持ちがいい。いつかそのうち、状況が整ったら、落ち着いたら・・・・と言っているうちに、うやむやになっていくことが多い中、スピーディに事が決まっていくと、私達もこの出来事にわくわくする。後は、私は私で友人は友人で、それぞれの場所で、どうやってこの講演をやっていくかを考えなくちゃ。後援はどこにしていただくか、協賛はどうするか、場所は、費用は・・・・できるだけ、いろんな方を巻き込んでやっていけたら、楽しいだろうなと思う。もうスタートしたからには、やるしかないな。3月には達さんの講演会、5月にはジェフのストーリーテリング。来年前半の予定は決まった。後は、計画を立て動いていくだけ。チャレンジャブルな年になりそうだ。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2006年12月07日
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「そこで会った方が、グラミン銀行の支援を受けていた方でね・・・・」ある会議の席で、それまでぼ~と聞いていた私の耳がダンボになった。グラミン銀行のことは、少しだけ知って興味があったけれど、遠い国の話だと思っていたから。世界でも最貧国のひとつに数えられるバングラデシュ。その国では例えば、物売りの女性は、朝高利貸しから60タカを借りて果物を仕入れ、昼間市場で75タカ稼いで、夕方70タカを高利貸しに返さなくてはならない。稼いでも稼いでも、貧しさから逃れることができない。ましてや、銀行はそんな貧しい人たちに融資をすることはしない。そこで、二十世紀最大の革命的貧困対策とされるマイクロクレジットを発案したのが、ムハマド・ユヌスという経済学者だ。(2006年ノーベル平和賞受賞・グラミン銀行総裁)ユヌスは、最初貧しい女性42人に自分で用意したわずかなお金をマイクロクレジットとして貸し付けた。そしてある女性達は、雌鶏を購入し卵を売ることで収入を得、卵を孵化し第二の親鶏とし、二倍の収入を得る。そんなふうにして返済期限を来た時には、ユヌスは女性達から全額を回収することができた。そこでこの方法に確信を得たユヌスは、グラミン銀行(貧困の銀行)をつくり、いまやバングラデシュの一大起業に成長し、利益は全額、災害時の基金に回されているという。そして、銀行の借入者の96%は女性だという。遠い国のずっと向こうの人の話かと思っていたら、それを活用して日本に来ている人がいて、とても身近なことのように思えてきた。「未来を変える80人・僕らが出会った社会企業家」社会貢献しながら、しっかり稼ぐ現代のヒーロー・ヒロインたちに出会う素晴らしき世界一周の旅よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2006年12月01日
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”1000 Peace Women”という本を、1000人の女性で翻訳し出版するというプロジェクトがあり、その翻訳者を公募しているというニュースを、Mixiで知りました。世界の平和を紡ぎだしているのは、注目や賞賛とは無縁の女性たち。2005年のノーベル平和賞には、そんな女性達1000人が正式ノミネートされたそうです。その女性達のことを紹介した”1000 Peace Women”という本が非営利出版されたそうですが、それを日本でも、1000人の女性で翻訳し出版しよう(「週刊金曜日」から出版決定)というプロジェクトが立ち上がり、翻訳者を公募しているそうです。300~500文字位の短い文章の、英語から日本語への翻訳で、無報酬。納期は10日間。翻訳チェックが入り、それが通れば掲載されるそうです。大手全国紙にも記事が載ったので、1000人位すぐに集まるのかなと思ったけれど、まだまだ人が集まらないようです。興味のある方は、こちらのウェブサイトを。硬い文章ですが、私も挑戦中。 Let’s try! Challenge!!よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!
2006年11月25日
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坂本達さんの講演会のテーマは、「夢を叶える」ということ。いろんな人に支えられ、自転車で世界一周、アフリカ・ギニアに井戸を掘るという夢を叶えた達さんの講演会の裏には、もうひとつのドラマがあった。この講演会を主催した友人は、2年前の春、突然倒れ生死の境をさ迷った。誰もが、もうだめかもしれない、たとえ命が助かっても、元のように話したり笑ったりすることはもうないだろうと思っていたと思う。でも「生きたい」という強い思いが、奇跡を生み、命を取り留めた。それからも、普通にコミュニケーションをとれるようになるまで、何ヶ月もかかった。そして、仕事に戻りたいという切なる願いでリハビリを重ね、一年後に仕事に戻り、今こうして達さんの講演会を開きたいという思いを形にした。脅威の快復は、脳外科の先生も注目され、レポートをされたそうだ。自分に与えられた環境の中で、できる限りのことをしていくうちに、可能性が広がっていく。まさにそれを実践したのが、彼女だと思う。彼女が仕事に復帰するまでの一年間、仕事を代わり、お見舞いに行っていたので、その変遷がよくわかる。達さんのように、エネルギッシュに行動できる人もいるけれど、自転車で世界一周しなくても、アフリカに井戸を掘りに行かなくても、若者のように時間がたくさんなくても、自分にあるものをみつめ、決してあきらめることなく前を向いていれば、自分らしく、自分自身の方法で夢は実現できるのだ、彼女をみていてそう思う。 よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓
2006年10月25日
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自転車でいろんな文化の中を走っていく中で、達さんが学んだことはたくさんある。挨拶、それもその村の言葉で「こんにちは」「ありがとう」をいうと、村の人たちの表情がぐっと明るくなる。いいところをみて接すると、相手もいい部分で答えてくれる等々、今まで達さんに会った中で、私もたくさんのことを学ばせてもらった。そして今回、達さんから学んだことは「相手が大切にしているものを大切にすると、相手は僕を大切にしてくれた」ということ。例えば、食事に出された芋虫を皆と一緒に食べる。お祈りを一緒にする。そうやって、相手が大切にしているものを共有すると、相手の表情はみるみる明るくなって、受け入れてくれるようになる。そんな達さんは、早稲田大学の客員教員として、この夏学生11人とブータンにある小学校にでかけた。ブータンは、「GNH(Gross National Happiness・国民総幸福)」を追求すると宣言している国だ。この講義ではいまだ外国人が自由に立ち入ることができない町や村などで暮らす人々の文化について、実際に生活をともにし、学生との交流などを通じて理解することを目指す。この講義がおもしろいなと思ったのは、その進め方だ。今目の前にある環境をどうとらえ、どう関わっていくかという自分にできる行動、周りとの関わり方、そして身近な異文化理解と実践が、夢や目標を実現する手段となることを、この講義で学ぶこと、チームワークを大切にして、それぞれの個性が発揮できる環境作りに努めることを目標としている。11人の学生は、何度も話し合い、共通の目的を確認する。そしてそれぞれ自分の得意なところで、会計・記録・HPつくり、スポーンサー探しなどの役割を担い、チームとして動いていく。スポンサーも自力で5社探している。誰もが、苦しくなってうまくいかない時があったけれど、お互いに助け合いながらこのプロジェクトを成功させた。人が協力したいと思うほど一生懸命やっていれば、どんな時も誰かが、時には運が見方をしてくれる、達さんはそういう。ブータンでは、幼稚園建設プロジェクトが計画されているそうだ。ギニアの診療所とブータンの幼稚園、このプロジェクトが完成し、「たった。」が出来る時、私は何をしているだろう。 友人が開いたような立派な講演会はできないけれど、私の住む町にも達さんに、来てもらおうかな。これから、町を出て大学に行く子やひとりベルギーに一年間勉強に行く高校生、そして他の人からみたら特別なことは何もしないけれど、自分の道を歩いていく子達に達さんをあわせたい。 よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓
2006年10月24日
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自転車での世界一周そしてアフリカ・ギニアに井戸を掘った坂本達さんの、井戸掘り報告会が開かれた。 スライドやビデオでの井戸掘りプロジェクトの報告は、本で読んだのとはまた違って現地の人の様子が伝わり感動的だった。毎日何度も何度も坂道を上り下りして、水を汲みにいくのが女の人や子供達の日課である小さな村。全員が学校に通えるわけではなく、とくに女の子は半分くらいが一生学校に通うことなくすごしているという。高校に通っているわずか数名の男の子達は、毎日2時間半の道のりを徒歩で学校に通い、そして二時間半かけて帰ってくるのだそうだ。そんな村では、綺麗な水が飲めるということは夢のまた夢。達さんは、自転車の旅の途中で命を救ってもらったお礼に、そこに井戸を掘ろうというプロジェクトを立ち上げた。村の人たちは、井戸掘り職人に任せるだけでなく、自分達も手伝って井戸を掘っていく。ツルハシひとつとスコップひとつだけの、手堀りで井戸を掘っていく。そうやって掘り進んで、15メートル。ようやく水がでた。それまで、二回井戸掘りの援助計画があったけれど、どれも話だけで実現しなかった。自分達で二回試みたけれど、失敗した。「また、井戸の話か」と半ばあきらめかけた村人の気持ちを、井戸掘りプロジェクトに向かわせ、自分達の井戸を掘るんだという気持ちに持っていき、多くの村人が手伝って、ようやく完成した井戸。「水だ」「井戸だ」という人びとの笑顔がいい。ただ援助するのではなく、自分達で井戸を掘り、維持管理し補修していけるような形ですすめられたこのプロジェクト、とても素晴らしいと思う。そんな達さんの次の夢は、その村に診療所を建てること。それが出来上がったら、「やった。」「ほった。」と続いてきた本の名は、「たった。」にするのだそうだ。ないものばかりを探すのではなく、あるものに目を向けること。今の環境の中で、自分の出来ることから初めていくと、そうする中で、自分の世界が、可能性が広がっていくと達さんはいう。大きな夢にはすぐ届かないけれど、地道な努力が可能性を広げていくのだと思う。「写真を送るね」と言った人たちに、約束を守って送る。ニュースレターを作って、お世話になった人たちにお礼の気持ちを伝える。言ったことを実行し、感謝の気持ちを伝えるというそんな地道な積み重ねが、大きな夢を実現させているのではないかと思った。「○○するね」と言って忘れてしまったり、「まあいいか」とそのままにしてしまう人がなんと多いことか。私も忘れないうちに、デジカメで撮った写真、達さんにはもちろん、「送るね」と言った人にはすぐに送った。そんな小さなところで、人は信頼を重ねていったり、少しずつ失っていったりする。早稲田大学の客員教員もしている達さんの、この夏の学生達とのブータンでの経験もまたとても興味深い。これは、報告会の後の食事会でゆっくり聴かせてもらったので、報告はまた次回。 よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓
2006年10月22日
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「素敵~」「かわいいね」「これ欲しいな」そんな品物がたくさん載っている、通販のカタログをみせてもらった。「people tree」という、発展途上国の人々が伝統的な農法や技術を生かして作ったものを、あつめたフェアトレードの通信販売だ。貧しい暮らしをする女性達が公正な価格を受け取り、会社は生産者にデザイン、マーケティングなどを提供し、消費者には魅力のある、環境に配慮した品物を提供する。買う側も、その品物やデザインに惹かれて購入する。経済的に苦しい生活をする地域の人々は、保護を受けるだけでなく、自分の力や技術を認められ、自信を持って経済的に自立する道を切り開いていく。そんなトレードができたらいいなと思っていた。いろんな問題をかかえるネイティブアメリカンの人びとのことを思う時、食事券をもらったり保護されるばかりでなく、こうして自立していく道がなにか見つかったらいいと思う。ナバホ織りなどは、その可能性を大いに秘めていると思うし、対等なビジネスパートナーを求めて海外にでかけていく人たちもいるようだけれど、まだまだ自信を持って自立していくというところまではいっていないように思う。生産者と消費者がお互いに対等であること。難しいことだろうか。 私が買った バングラデシュのアクションバッグ・ぞうさんのノート ビーズがついたカード よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓
2006年10月20日
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以前紹介した坂本達さんの井戸掘り報告会が、開かれる。 ( 「ほった。」 「夢はかなうかもしれないし、かなわないかもしれない」 )着実に自分の思いを形にしていくタツさん、今回はどんな話を聴かせてくれるだろう。 ☆ アフリカ・ギニアに掘った井戸 ☆報告 坂本達さん (株)ミキハウス勤務 4年3ヶ月も有給休暇をもらって自転車で世界一周し、今度はアフリカにみんなで井戸を掘った“坂本達”さんの、スライドやビデオを交えた世界一周・井戸堀りプロジェクト報告会 10月21日(土) 14:30~17:00飯田市人形劇場参加: 無料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・著書「ほった。」より前著「やった。」のあとがきを書きながら、ひとつ決めたことがある。世界各地で受けてきた、返しきれないほどの恩恵を、そのことを記した本の印税を使って返していこうと。 世界一周中に無数の人に助けられたが、まず誰にと思ったとき、最初に頭に浮んだのは、ギニアのシェリフだった。死の淵にいた僕を残っていた最後の薬で救ってくれ、血便のついたパンツを洗うなど身の回りの世話までしてくれた彼と、親身になって看病してくれた村人達が必要としていることの手助けができれば、と思った。「村では薬も不足しているが、とにかくきれいな飲み水を得るために井戸が欲しいそうだ。今はバケツ一杯の水を一時間かけて谷まで汲みに行っている。その川は病原菌や寄生虫、家畜によって汚染されるため風土病の温床となることもある。乾期には全く雨が降らず、特に三月が最も厳しい状態だと言っている。・・・・・タツ、どうだ」国際協力気候(JICA)理事長 緒方貞子さん推薦 「ギニアの人々と共に汗をかき、悩みながらも完成させた井戸。信頼を深める国際協力の真の姿がここにあります」 友人が達さんの井戸掘り報告会を主催します。お問い合わせ・申し込み等は、このブログ「ホーム」ページの左端の「メール」・「メッセージを送る」からどうぞ。申し込み方法など、こちらからご連絡させていただきます。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓
2006年10月11日
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先日の豪雨による土石流で、8人の死者が出た長野県岡谷市に、昨日一昨日の両日に、県内外から述べ740人のボランティアが入って復旧作業を手伝ったという記事が、今朝の朝日新聞に写真入りで載っていた。「こんな雨は、今まで経験したことがない」と皆が口にするほどの雨で、道路があちこちで寸断されていたけれど、ようやく道路も開通し、多くの人には日常の暮らしが戻ってきた。ただし、災害のひどかった岡谷市は、まだ避難勧告が出て家に帰ることができない人達もいるようだ。そんな中で、延べ740人という人達が、さっと組織的に、または個人で岡谷市に入り、土砂をスコップで掘り、バケツリレーで運び出すなどの作業をしたという。いろんな災害を経て、このような組織的な動きが、民間でもすばやくできるようになってきたのだろうか。そうやって、さっと腰を上げた人達が何百人もいたんだな、その活動がスムーズに進められるように指揮する人もいたのだなあ・・・と迅速な行動力にただただ感心。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓
2006年07月31日
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ギニアの人々と 共に汗をかき、悩みながらも 完成させた井戸。信頼を深める、国際協力の 真の姿がここにあります。 「ほった。」(坂本達 写真・文)の帯に載っている、国際協力機構理事長・緒方貞子さんの言葉。 よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓
2006年04月27日
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「ほった。」(坂本達 写真・文)が、楽天ブックスから届いた。キャンペーン中なので、1200円の本が送料無料で届けられる。今まで「本は○ゾン」だったけれど、楽天さんもなかなかいけそうだ。この「ほった。」の第一章には、自転車での世界一周旅行のことが綴られている。その中で、中央アフリカ・カメルーンの地図にも載っていない小さな村での、キキという少年との出会いに触れている。「僕の夢はプロのサッカー選手!」と無邪気に言う7歳のキキ。でも、村にはサッカーボールなんてない。恐らく本物のサッカーボールも見たことはないだろう。キキは捨ててあるビニール袋をたくさん集めて丸くして、ひもで縛ったものをボールにして遊んでいた。そんなキキを見て、達さんは思う。7歳のキキに、「どんな環境でも言い訳さえしなければ、夢を持つことができる」と教えられる。夢は叶うかもしれないし、叶わないかもしれない。できることはただひとつ、今の自分のいるところから前に向かって進むということだ。天に与えられた環境に文句を言わず、目の前にあるものを受け入れる。そして、できることをひとつずつやっていくしかないのだと。少年キキの輝くような笑顔が素敵だ。いつも思うのだけど、「やった。」も「ほった。」も、写真がとてもきれいだ。自然は広大で美しく、人々の表情は生き生きと輝いている。 よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓
2006年04月26日
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