スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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2009.10.10
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カテゴリ: ネオの映画


好きな映画でも、すぐに観に行くことはないのですが
深夜1時の回ということもあり
オンラインでいい席が取れたことも重なって
鑑賞決定となりました。


■ 映画 ATOM  ~原題 Astro Boy 2009~ ■

空を飛ぶアトム 「映画ATOM」


アトムの顔つきは、少々抵抗がありましたが、
鼻がでっぱった丸顔のお茶の水博士や
ひょろっとノッポの天馬博士など
他のキャラクターのデフォルメはいい感じでした。


天馬博士とお茶の水博士 「映画ATOM」


未来社会、ロボットたちとの生活、ハイテク文明など
小さな子供たちが疑問を持つであろう難しい部分を
イントロでさらりとユーモアたっぷりに紹介。
ここで子供も映画に引きずり込ませたでしょう。
「うーん。上手いなあ~」


それでは、ストーリーを。

ロボットと人間が共存する、
空中未来都市から物語は始まります。
トビーという少年がロボに襲われる事故で亡くなってしまいます。
(第1話の交通事故死に沿った形ですね。ちなみにマンガではトビオ)
トビーの父親の天馬博士は、自らが科学者という立場を利用して
息子をロボットとして生き返らせます。
しかし、当然のことながら、人間だった頃の息子とは違います。
その違いにショックを受けた天馬博士は、トビーを見捨てます。
ロボットとはいえ記憶と感情を埋め込んだ息子を
見放した親の身勝手さ、人間のエゴ。
そして、捨てられたトビー(アトム)に対する悲しさとせつなさ。
鉄腕アトムの本質を保っています。
製作者はマンガの第1話をちゃんと読んだんだなあ。
「おぉ、期待以上だ。手塚プロが妥協しなかったんだな。うん」


それでは、感想を。

アトムを壊そうと企む悪い男が
ロボットに踏み潰されそうとした瞬間
間一髪、アトムが助けます。
短い場面ですが、この一瞬にATOMが凝縮されてますね。
そして、この感動のシーンをパッと終わらせ、
押し付けがましい道徳もなく
お涙頂戴にさせるのでもなく
流れ星のようにキラリと光るものになってます。
これが、手塚先生の鉄腕アトムのテーマである
やさしさと強さと人間愛でしょう。

自分を壊そう(殺そう)とする者がいたなら
人間ならば復讐するか、法による裁きを訴えるでしょう。
でも、アトムはその悪者を助けました。
自分の身体を張って。
自分の命を張って。

そして映画を観終わったあとに考えるのです。
果たしてアトムはロボットなのかと。
誰よりも優しく、たくましく、強い少年。
そして誰よりも深い人間愛をもつ少年。
アトムは人間よりも立派な人間になっています。
機械の体だったら、人間愛があってもロボットなのでしょうか。
ヒトとして生まれたら、心がない悪人でも人間なのでしょうか。
こうした大いなる命題を投げかけた
「手塚治虫」と「鉄腕アトム」に、私は驚嘆してしまうのです。
50年以上もむかしの作品がこうして
21世紀でも生きているとは、素晴らしいことです。

私の隣のかたはエンドロールの途中で泣いてました。
真っ暗ですが、ハンカチを目に当てているのが分かりました。
これは映画の感動とは違うものだと気づきました。
おそらく「鉄腕アトム」を白黒アニメの時代から
知っている年配のかたでしょう。
その世代のかたには、感極まるものがあるのでしょう。
映画を見たかたは、理由が分かると思いますが、
解説は伏せておきましょう。

何の映画を見ようか迷ったら、ATOMをオススメします。
私は、原作の鉄腕アトムを全巻読んでおり、
アトム愛が強いですが、決して原作に劣らない作りになってます。

これは、いっていいのかな・・・
思わぬ人物が登場します・・・
手塚先生愛されてるなあ・・・





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Last updated  2009.10.12 00:21:30
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