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藤子不二雄先生のマンガを毎日読みふけっていた子供時代本屋へ行くと、いつもと違った見慣れないタイトルのマンガがありました。藤子不二雄少年SF短編集「ひとりぼっちの宇宙戦争」 藤子ファンだった私は、迷うことなく買いました。 中学生の頃でした。 第1話が「ひとりぼっちの宇宙戦争」なので、 記念すべき人生最初の SF短編になったわけです。 なので、ストーリーも当然のことながら、 このタイトルにもとても強い愛着があるのです。 そして、藤子・F・不二雄先生が私にとって とてもとても大きな存在として 深く心に刻まれたのでした。 「ひとりぼっちの宇宙戦争」は、 SF短編の入門にピッタリという印象があります。 F先生も出版側もそれを意識してか 表題作に「ひとりぼっちの宇宙戦争」を 持ってきたのではないでしょうか。 てんとう虫コミックス(現在絶版・文庫版に収録)■ 本日の1コマ ■ < ストーリー > 中学生の少年が、いつも空想をしながら、 平凡な日々を過ごしていると 少年の家へ何者かがやってきる。 彼らが少年の細胞を採取すると 少年と全く同じロボットを作り出した。 ロボットは姿かたちがそっくりなだけでなく 頭脳も体力も完全に同じだった。 そして、少年は命を懸けて自分自身(ロボット)と 戦わなければならなくなってしまった・・・ ランダムで選ばれた少年は 地球代表として送り出される。 地球側が負ければ、地球人が奴隷になってしまう。 突然、訳も分からず戦場に送り出された少年は 自分と同じ姿のロボットを殺せずに苦しんでしまう・・・ てんとう虫コミックスでは むかし全3巻が発売されていましたが 今は、装丁を変えて文庫版で発売中です。 3冊分が文庫2冊に収められてます。 私は、今でもてんとう虫コミックスを 大事に保管しています。 本日紹介した 「ひとりぼっちの宇宙戦争」は 藤子・F・不二雄少年SF短編集1巻の 「未来ドロボウ」に収録されてます藤子・F・不二雄少年SF短編集(1)
2009.10.12
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オバケのQ太郎は解説するまでもなく生活ギャグ漫画です。ですが、いつもとちょっと違うお話もたま~にあったりします。前回、大全集「オバケのQ太郎」第2巻の中から「小池さんとお嫁さん」の話などを取り上げましたが紹介しきれなかった作品がありますのでここで、取り上げたいと思います。Qちゃんが、正ちゃんの家を離れてしまう『ネプチャ王子』という話です。 < ストーリー >■ Qちゃんと正ちゃんが家に帰ってくると・・・お客さんが来ていた。「Qちゃんをいただきたい」との声が・・・■ ネプチャという外国からの来客Qちゃんの姿は、王子にそっくりだった。亡くなってしまった王子の代わりに、Qちゃんに来てほしいという。■ 正ちゃんは止める■ Qちゃんも出て行きたくはない■ しかし事件が発生正ちゃんのパパが、5千万円のツボを割ってしまう・・・■ 5千万円の弁償■ Qちゃんは出て行くことを決意する■ 王様の悲しみ王様の気持ちは、わがままとはいえ息子の王子を亡くし、死にたいほどの気持ちを抱えていた。■ Qちゃんも同情してしまう■ 正ちゃんが夢に出てくる正ちゃんがQちゃんに会いにやってきます。これは、Qちゃんの夢です。■ 泣き出すQちゃん王様に同情したものの、Qちゃんはまだ子供。やはり、一番の友達の正ちゃんと離れ離れは悲しい。■ 泣いてるQちゃんを見る王様■ 行き先が違う・・・予定の場所と違う所に車が向かい不思議がるQちゃん。■ なんと!正ちゃんの家へ寄るという■ Qちゃんは家に帰りなさい寝ながら泣いているQちゃんを見て王様の気持ちも変わったのでしょう。■ 王様とお別れこうして、Qちゃんは家に帰ります。最後のコマでは、正ちゃんは大喜びでQちゃんはしんみりしています。そんな対照的な表情が、とても印象的でした。今となっては、特に目新しいものはないかもしれませんが当時、「完全にギャグ漫画」の売りだったオバQでこうした話が登場したときは、きっと読者の子供たちは、驚きや切なさを感じたことでしょう。このお話も、私が子供の頃に発売されていたてんとう虫コミックス(てんコミ)では収録されていませんでした。掲載から45年・・・ 大全集で戻ってきました。めでたしめでたし大全集 オバケのQ太郎 2巻 「ネプチャ王子」収録
2010.10.30
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私が漫画家になっていたら締め切りに間に合わずやっていけなかったかもしれませんね…火曜の更新予定がずいぶん、遅れてしまいました…皆さんは、藤子A先生の自伝的漫画『まんが道』という作品をご存知でしょうか。別名『藤子不二雄物語』ともいえる感動青春マンガです。この作品を読んでマンガ家になった現役マンガ家もいるくらい、心揺さぶられる作品です。■ 『愛…しりそめし頃に…』 2巻 by 藤子不二雄A先生その『まんが道』の続編が『愛…しりそめし頃に…』というマンガです。手塚先生やトキワ荘の仲間と過ごした時代を描いています。■ 2巻の帯今回、「愛…しりそめし頃に…」2巻を紹介したのは特別な作品が収録されているからです。■ 目次 「さらば友よ」今から、14年前、F先生は亡くなられました。その時に、追悼作品として描かれたのがこの「さらば友よ」という話です。 < ストーリー >■ 1996年 藤子A先生宅平成8年9月23日、A先生の自宅に電話が掛かる。訃報が届けられる。■ 藤子・F・不二雄先生が亡くなるF先生は、搬送された病院先で息を引き取りました。■ はじめて会った時のことA先生は、F先生との思い出を振り返る。■ A先生は転校してきたばかりだった転校したばかりのA先生には、友達がいませんでした。誰も話し相手がいないので、好きな絵を描き始めます。A先生は、その時、流行っていたチャンバラの絵を描いていると…■ 昭和19年富山県の小学校で藤本少年(F先生)と出会うA先生の絵を「うまいのう」と(富山弁で)話しかけてきてくれたのが50年の人生を共に歩むことになる、F先生との出会いでした。■ 親友となる学校の行きも帰りもいつも一緒だった。■ F先生は子供の頃から絵が上手かったA先生は、絵を褒めてもらいましたがF先生も、かなり上手い絵を描いていました。■ 「藤子不二雄」を振り返る決して楽ではなかった「まんが道」ですがついにヒットを生み出しすことができました。漫画もアニメも大人気となった『オバケのQ太郎』です。■ F先生のライフワーク「ドラえもん」の誕生■ F先生宅を訪れる訃報があった日の夜、A先生はF先生宅を訪れます。そして、仕事部屋に入ると…■ 机の上には描きかけの原稿が…亡くなる直前まで握られていた鉛筆が、そこにありました。30代から、40代、50代…そして、亡くなる62歳まで、ドラえもんを書き続けました。A先生は、30代で「児童マンガを描くのがムリになった」とおっしゃっていました。いつまでも童心を持ち続けたF先生でした。先週から、この日の日記をまとめていたのに結局、書いては消して、書いては消しての繰り返しになってしまいました…藤子・F・不二雄先生のことを、日記で書くのに力を入れすぎてしまうと、どうやら空回りばかりしてしまうみたいです。さて、一番下の写真ですが、知る人ぞ知る映画ドラえもんの『ねじ巻き都市(シティ)冒険記』の原稿です。ドラえもん第18作目の映画です。来週、ネオの選ぶ『ドラえもん映画 Top10』を発表したいと思います。ず~っと前から企画しているのですが、予告しておかないといつまでも延びてしまいそうなので、ここで宣言しておきます(笑)ドラえもん映画を、まだ見てない方は、来年のリメークが公開される前に『のび太と鉄人兵団』を、ぜひ見ておきましょう。ほとんどのレンタルショップにも、ドラ映画は置いてあります。よろしければ私の『鉄人兵団』レビューをどうぞ~ドラ映画は、人生で一度は見ておきましょう~
2010.09.23
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2017年の第50週です。 今年も残すところ ちょうど2週間となりました。 間もなく今年も終わりです。 早いですね~ なんと・・・ 最後の更新が 9月!!?? ガーン・・・ 間が空きすぎですね・・・ さてさて 新コーナーを設けてみました。 『今週のF言葉』です。 F先生の作品から、気になる言葉を ピックアップする、というものです。 記念すべき第1回はこちらです ■「りっぱすぎる決心は、きっと3日ぼうずになるから。」byドラえもん上の画像は、私が昨年購入した 【ドラえもん 四次言(よじげん)トランプ 】 というものです。ドラえもん ●四次言(よじげん)トランプ[379490]新企画の第1回なら もっと感動的な言葉を選ぼうかな~とも思ったのですが 私のブログなので、私らしく、いい意味で、自分勝手なスタイルでいこう、と思いました。 私は以前からブログの更新がひじょ~~~に遅く、ことあるごとに「もっと早く更新したい」というようなことをいい続けてきました。 今のブログの、その前のブログでも同じことをいっていた気がします。そうすると10年以上前から 何の進歩もなく、つぶやいているだけで 終わってきていることになります。 そういったことがありまして 【ドラえもん 四次言トランプ 】から、ブログ用にどれを選ぼうかなと眺めていたところ今の自分に突き刺さったのが、まさに この言葉だったという訳です。 ブログ更新は「立派過ぎる決心」ではないのですが3日坊主になっているなと、まさにドラえもんのいう通りです。結局、口先だけの決心だったのです。これではいけません。決心とはいえません。このコーナーですがしばらくは、ドラえもん名言集トランプから取り上げることになるかと思います。 のび太くんやしずかちゃんのトランプからも取り上げることがありますので、楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです※アメブロことアメーバブログでも読むことができます
2017.12.17
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パーマンは’67年に一番最初の白黒アニメ放送がありました。それから’84年にカラーになってアニメ再登場しました。連載が終わっていたパーマンでしたがアニメ2回目の登場に伴ってF先生は、少し設定を変えて連載をスタートさせました。○最初のマンガ連載宇宙から来たパーマンセットを渡す人物→「スーパーマン」パーマンは全員で5人→「パーマン5号登場」○2回目のマンガ連載(カラーアニメ放送時)「スーパーマン」→「バードマン」パーマンは全員で4人→「5号の登場はなし」テレビの影響は大きいのでおそらく、パーマンを知っている多くの方は「バードマン」で覚えていることでしょう。現在発売中のコミックでは最終話は『バード星への道』というタイトルですが初期は、『スーパー星への道』となってます。大全集でも、貴重な初期バージョンを収録してくれています。ありがたいことです。■ 「スーパー星への道」扉絵パーマン5号についてはまたいつかお話したいと思います。■ 『スーパー星への道』収録藤子・F・不二雄大全集 パーマン 2巻コミックやアニメで広まっているのは「バードマン」の呼称なので、日記ではとりあえず「バードマン」と書き進めていきます。ややこしくなったらスミマセン。 < パーマン最終話 『スーパー星への道』 >■ みつ夫には超小型レコーダーがつけられていた■ 優秀者はバードマンの星へ行ける自分の分身とはいえコピーの発言は、ちょっと冷たい・・・■ みつ夫の想像するスーパー星■ バッジが鳴るレコーダーがついているのでみつ夫は、なんとしても活躍しておきたい。■ ブービーとパー子がすでに片付けていたみつ夫は、いい活躍を残すことができなかった。■ そして発表の日がやってくる■ 審査が始まる■ みつ夫は興味がないみつ夫は、自分が選ばれるとは思ってないので「どうでもいいや」という気持ちだった。■ 最優秀パーマンは・・・!!■ みつ夫が選ばれた!!■ 喜ぶよりも怒ってしまうみつ夫パーやんは頭がよく賢くて、パー子は果敢で勇気もある。なので、みつ夫はいつも劣等感を感じていた。■ バードマンが説明を始める■ みつ夫は勇気があり 頭を使いしっかり活躍したみつ夫は、普段は臆病者だが、勇気を出していた。頭のよさは、関係ない。みつ夫は立派だったと称えられる。■ みんなに褒められるみつ夫一番左のパーマンが赤ちゃんパーマンの5号です。■ 出発は翌日と早い・・・■ 嬉しいはずなのだが・・・いざ、地球を離れるとなると心細く感じてきてしまった・・・■ パパ、ママ、ガンコとの食事もこれが最後■ そして翌朝・・・みつ夫は、怖じ気づいてしまう。■ 思わずママに助けを求めてしまう■ ママは固まっていた・・・時の流れが止まっていた。バードマンが迎えにやって来ていた。■ 世界中から集まったパーマンが円盤に・・・各国から選ばれた優秀なパーマンたちが一斉に集まっていた。■ みつ夫は着替えパーマンに変身する不安もあるし、寂しさもある。後悔もあるかもしれないがみつ夫は、行くことを決意する。■ 仲間全員が外で待っていた目の前には、円盤が用意されていた。■ 「さよならはいわないよ」みつ夫は、立派なパーマンになることをみんなに約束する。そして再び帰ってくると・・・■ みつ夫は円盤に乗り込んだみつ夫は「行ってきます」という言葉を残し円盤は宇宙へ向かった。 < 完 >初めて最終話を読んだときはてんコミの7巻でした。私が、まだ小学生の時でした。あの時のことは、今でもはっきりと覚えています。全く予想もつかなかった突然の最終回に終わって残念という気持ちと宇宙へ羽ばたくみつ夫への祝福と多くの複雑な気持ちが入り混じり何か、1つの時代が終わってしまったと思ってしまったほどです。まだ小学生でありながら、そんな風に思うのは皆さんに、笑われるかもしれませんが本当に、心にポッカリと穴が開いてしまったような大きな区切りを感じていました。パーマンが熱烈に大好きだったのでいつまでも続いてほしかったですしずっとずっと終わらないものだと勝手に信じてもいました。個人的な話ですが私は、高校卒業後、アメリカへ留学しました。知り合った留学生に話を聞いてみると皆「大いに悩んで」とか「人生の一大決心」など特別な思いを抱いて留学してきた、ということです。でも、私は全くといっていいほど悩みませんでした。悩んだこといいますか、考えたことは親への心配くらいでしょうか。(自分の心配はありません)もしかしたら、みつ夫くんが宇宙へ留学したことを考えればいつでも飛行機で帰ってこられるアメリカへ行くことなど、「ちょっと遠くへ行くこと」だと思っていたような気がします。宇宙へ留学したみつ夫くん・・・元気に頑張ってるかなあ・・・地球に、また新しいパーマン候補を見つけにやってくるのかなあ~
2011.02.06
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ドラえもんの大全集6巻から夏が舞台の作品を2つ選んでみました。1つは「キャンプ」です。いたって平凡で、こんな短いタイトルがドラえもんであったのを、皆さん知ってましたか?■ 「キャンプ」というシンプルな題名の話■ 「テントハンカチ」■ 折りたたむとテントに早変わり■ 「安全花火」■ 「安全たき火」■ 「夜ランプ」で昼間でも真っ暗にこれで、「夜はダメ」といわれていたキャンプも夜気分で楽しめます。いたれりつくせりですね~■ 冷たくて涼しいたき火こうした、細かい設定も好きです。道具の解説はありませんが、火は見た目の視覚効果で水が燃料なのかもしれませんね。クーラーの役割を果たす、夏に使いたい道具ですね。いまさら述べることでもありませんが、やっぱりドラえもんは、子供の夢ですね。大人にとっても夢ですが、この「キャンプ」を読むと「子供たちの味方のドラえもん」が、しみじみ分かります。 子供たちだけでは、キャンプができない理由○子供たち全員が入れるテントはない(用意できない)○花火はダメ○たき火も危ない○夜に出掛けてはダメこれらの問題を、すべてドラえもんの道具が、解決してくれます。大人たちは、道具に頼らなくてもキャンプはできますが子供たちだけでは、無理です。今回の道具は、すべて子供たちの夢を叶える形で登場しています。さて、次は「台風のフー子」です。DVD「みんなが選んだ心に残るお話30」にも収録されるほど、人気の作品となっております。鳥を飼ってるしずかちゃんを見てのび太も、自分で何かを飼いたくなる。ドラえもんも「すぐマネをしたがる」というがのび太のために、道具を出してあげた。■ 卵を出すドラえもんしかし、何の卵かは思い出せない…■ あわてるドラえもん台風の卵だから、卵をかえしてはいけない、という。■ フー子が誕生ドラえもんが気づいたときにはもう、フー子は生まれていた。■ 不思議がるのび太実は、科学者の実験のための道具(台風)だった。■ 育てることを決意するのび太それから、のび太と、台風の子供との少し不思議な関係が始まってゆく。のび太と一緒に寝ると布団を飛ばしてしまうことも…けれど、スネ夫とジャイアンが追いかけてくるときにはフー子が登場して、のび太を守ってくれた。のび太とフー子の間には、動物との付き合いと同じように愛情が芽生えていた。■ 家で暴れてしまうフー子しかし、台風の子なのでフー子は、家の中で暴れてしまう…部屋中のものが、散らばったり、壊れたりしてしまい両親からも、「捨ててきなさい」と怒られてしまう。■ 大型台風接近のニュースが…!!テレビでは、日本に大型台風が接近するというニュースが流れていた。のび太の家も停電になり、雲行きが怪しくなっていた。■ 飛び出すフー子フー子は、突然のび太の家を出た!!のび太が止めるも、飛び出していった。■ 戦うフー子フー子は、体が小さいながらも必死に大型台風に向かっていた。■ 応援するドラえもんとのび太外は、雨もやみ、静かになった。大型台風は、消えていた。けれど、フー子も消えていた。涙を浮かべながら、夜空を見上げるのび太。物語の1ページ目に「どんな生き物でも心から可愛がればきっとなつくわよ」という、しずかちゃんのセリフがあります。F先生は、このことを伝えたかったのでしょうね
2010.08.01
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NHK教育の「こだわり人物伝」で藤子・F・不二雄先生の特集の第4回(最終回)が放送されました。今晩(21日)の第4回は書きたいことがいっぱいあるのでゲストの岡田 斗司夫さんのお話は次回、書く予定です。■ ゲストは岡田 斗司夫さん「新世紀エヴァンゲリオン」などで知られるアニメ会社ガイナックスの、元社長の岡田さんです。今回の特集は「S 少し F 不思議」 SF短編です。■ SF短編 「流血鬼」今日の日記は、私が若き日に、苦しむほどの混乱を引き起こした「流血鬼」を紹介したいと思います。中学生の時に初めて読んだ時最後のページで、あまりのショックを受けてしまったため身震いして、鳥肌がゾッと立ってしまいました…「怖い」とか「恐ろしい」というレベルを超えていて宗教や哲学を大きく超えた本作はあまりに精神的ショックが大きすぎました。 < ストーリー >日本、そして世界中にウイルスが広まっていた。地球上の人間は、ほとんど吸血鬼になっていた。■ 「ハアハア」と息を切らしながら走る少年■ 少年は自分を守るために、吸血鬼を刺す…■ 家に戻ってくると、両親は倒れていた…吸血鬼にかまれると、意識を失いしばらくして、目を覚ますと吸血鬼になるのだった。両親は、吸血鬼にかまれていた。■ 悲しむ暇もなく、吸血鬼が少年を襲ってくる!!■ 家を飛び出しても、町には吸血鬼だらけだった■ 吸血鬼を殺す人間は、流血鬼ではないのか…少年に、ヒモで縛られた女の子は幼なじみの女の子であった。少年は、心を鬼にして、彼女を縛り上げる。彼女は、幼なじみとはいえ、吸血鬼になってしまったからだった…ここからが本作のテーマです。このような世界にいたら、私たちもきっと吸血鬼の息の根を止めていることでしょう。必至になって、我が身を守ることでしょう。人の生き血を吸う吸血鬼は、文字通り「鬼」ですが吸血鬼を殺す人間も、血を流す「流血鬼」ではないのか…それが、本作の重く苦しいテーマです。「吸血鬼は悪魔だから殺してもいい」私たち人間は、このように考えるかもしれません。さて、人間も吸血鬼も、共に(医学的には)人類でありお互い、生きたいと思っています。吸血鬼は生きる権利はなく、殺されて当然なのでしょうか。ウイルス感染や、かまれることによって、生まれ変わってしまう吸血鬼は、まぎれもなく「元は人間」なのです。吸血鬼を殺して、血を流す流血鬼(人間)であるよりかは人を殺したりはせず、「血を吸うだけ」の吸血鬼の方が良い生き方であり、良き存在ではないですか?人間はやめましょう! 吸血鬼になろう!!そんな結末で終わるのです。大人になれば、同意はできなくとも、解釈は可能です。ですが、ランドセルをおろしたばかりの少年(私)には受け止められるはずもなく、大いなる混乱に陥ってしまったのでした。当時の私は、ノイローゼの一歩手前でした。精神的病をしばらく背負いました。■ まさに価値観の変換です「流血鬼」や、他の短編にも共通しますがF先生が投げ掛けた「価値観を問う」作品なのです。子供の頃には「精神的な混乱」だったものが大人になってみると「感動を超える深み」に感じ取れるスコシフシギなSF短編は、読むたびに考えが変わるそして、多角的に読める、偉大なる傑作なのです。■ ミノタウロスの皿価値観の逆転といえば…人間の立場が全く反対になってしまう「ミノタウロスの皿」も、恐るべき、思考の変換でもあります。牛の姿をした者が、人間を食べるという星が舞台です。地球では、人間が牛を食べるのが普通のように「ミノタウロスの皿」では、人間が食用として食べられるのが普通であり、しきたりである星だった!!だから、少女も、食べられることを誇りにしていた…これは、12/23の日記で紹介しました。■ オマケ SF短編3作番組で、マンガの見開きが、ぱらっと出されました。右奥は「光陰」、左奥は「大予言」、手前は「幸運児」です。所要時間、約2秒。早押しクイズに出れますかね?(笑)因みに、「大予言」は2/4の日記に「幸運児」は2/8の日記で紹介しました。「光陰」は、まだ書いていません。■ 箱舟はいっぱい (1974年)こちらは、1/16の日記で紹介しました。ゲストの岡田さんの語りは、素晴らしかったです。後日、遅れて紹介します。スミマセン、岡田さん。■ 「流血鬼」は、小学館のSF短編集2巻に収録されています藤子・F・不二雄少年SF短編集 2巻
2010.04.22
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ドラえもんの映画でも「のび太の創世日記」というタイトルがありさらに、短編でも「地球製造法」という話などがあります。宇宙や地球の始まりなどの天文学は藤子・F・不二雄先生にとって興味が強く、好きな分野だったのでしょうね。見知らぬ男から、宇宙を創ってほしいととんでもない頼みごとを引き受けてしまった少年の話。藤子・F・不二雄先生のスコシフシギなSF短編『創世日記』を紹介したいと思います。 < 『創世日記』 ストーリー>■ キレイな空にキレイな星夜、外に出てみると見事なほど、夜空がキレイだった。■ 主人公の創(つくる)少年素敵な夜空を眺めながら、思わず自分が「生命の第一号」と想像してまう。■ 誰かが話しかけてきた創くんは、夏の夜、暑かったので夜風を浴びに、外へ出てきた。■ 男は仕事をしているようだが・・・■ 男は困っている様子だった。事情は分からないが創くんは、気の毒に思った。■ そしてすかさず男は、創くんに頼みごとをいってきた。天地創造システムとは?■ 宇宙から生命までを創る装置!!あまりに途方もない話だったが男の迫力に、圧倒されてしまう・・・■ 創くんは男を部屋に入れる準備は整ったらしい。■ まずは日記を書くことを頼まれる説明書を渡されるも、分からないことが多かった。しかし、男は煙のように消えてしまった・・・■ 置かれていったのはUFOのような円盤であった円盤の中身をのぞいてみると・・・そこには宇宙の姿があった!!■ さきほどの説明書に手を伸ばす説明書といっても、本ではなく電気信号のように脳に直接伝わるものだった。■ 円盤の中は原始宇宙であった原始宇宙、すなわち生まれたて(ビッグバン直後)の宇宙を意味していた。■ 創少年に宇宙の創造が任された任務は、強い「意志」を持ちながら、円盤をさすること。毎日続け、宇宙の様子を日記に書くよう説明された。■ 円盤の中の宇宙は 1日で1億年が進んだやがて、地球らしき星や月生まれたての太陽までが見えてきた■ 惑星に雨が降り出した雨、すなわち水が発生した。これには、男も驚き喜ぶ。■ 生命を生み出す舞台ができた惑星が、海を持つ確率は極めて低いが創くんは、天地創造システムで成功させた。■ 男は宇宙からの使者らしいどうやら、今まで1000万人以上の人間にずっと頼み続けてきたらしい。■ 創くんには強い意志があるという天地創造公団というのが、男の所属先らしい。すべての期待が創くんに寄せられている。■ しかし創くんの両親が・・・ある日、円盤が処分されていた。必死に探すも出てこない。■ 父親に怒られてしまう創くんは受験生だった。勉強をするように注意されてしまう。■ なくなってしまったことを告げる当然のことながら男はビックリしてしまう。■ 宇宙や人類の誕生に偶然はないゼロといえる確率から、宇宙を創り出すには必然が必要だった。それが天地創造システムだった。■ 男は告げる創くんに渡された円盤の中に、今の地球があった。その地球をなくしてしまったことになる・・・■ 創くんには何が何だか分からない・・・地球はすでに存在しているが、男がいうにはそれは時空を超えて創られていると説明する・・・■ 宇宙の存在がなくなってしまう!?このままでは、創少年も、人類も、この男も宇宙すべての存在が消えてしまうという・・・果たして、私たちの地球の運命は・・・創くんは、やがて視界に異変を感じてくる・・・結末が、どうなるか気になるでしょうか?いや、皆さんは気にならないでしょう。理由はかんたんです。この作品は、1979(昭和54)年の作品です。もし円盤(天地創造システム)が見つからなければとっくに私たちの地球も消えているからです(笑)消えてないということは、ハッピーエンドなのです。空気のない宇宙空間でちり、ガス、電子、粒子などが集まって、そこから空気のある地球ができる、海ができる、生命が生まれる・・・そんなことは、やっぱり奇跡の中の奇跡といえますよね。それを考えれば、大いなる困難を抱えた今の日本が復興するまでの道のりは長く険しいものになるでしょうが奇跡を頼らなくても、できることですよね。私は、言葉ではいい表せませんがこれからの日本に、希望と期待を強く持っています藤子・F・不二雄 SF短篇集 創世日記
2011.04.07
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地球以外にも生命が存在しているといわれている惑星「グリーゼ581c」の発見などで世界的に、宇宙人の話が盛り上がっているように思えます。■ 俗に「宇宙人の恋人」と呼ばれている壁画中米のエルサルバドルにある洞窟の壁画です。二人仲良く手をつないでいるようなイラストですね。頭の部分は、ツノというよりも宇宙服の一部のようにも見えますね。(画像はエルサルバドルの洞窟壁画・公式サイトより)この洞窟の壁画は、およそ紀元前400~1200年頃といわれてますが一部の専門家からは、紀元前7000年頃ともいわれてます。一体どのような意味を持って描かれたのでしょう・・・そして、宇宙人は昔からいたのでしょうか?地球から宇宙へ旅立ち生命のいる惑星を探し宇宙人との遭遇を求める地球人たちの物語。藤子・F・不二雄先生のスコシフシギなSF短編 『宇宙人』を紹介したいと思います。■ 宇宙空間を飛ぶ宇宙船地球から飛び立った宇宙船に3人の男たちが乗っている。■ 目的の星が見つかる生命反応があると思われる惑星を発見。■ 生命体に期待を寄せる3人■ もしかしたら人類か!?■ 外見はどうあれ とにかく宇宙人に会いたい■ モニタから外を眺める福島氏惑星へ着陸を開始するがまだ、何の反応もない。■ 他の生命体(宇宙人)がいる可能性は高いはずこの惑星に、期待が掛かる。■ モニタに何かが・・・!!福島氏は、光を見た。画面の光は、生命体を表していた。■ 福島氏は 二人を呼び出すさきほどの画面を見せようと再び探し出す福島氏。■ 結局 見つからないまま・・・できる限りのことをしてみたがまったく手がかりがなかった。さっきの光はなんだったのか・・・■ 明日は降り立って調査することに■ 宇宙人を探しに宇宙船から出る■ 何の手がかりもつかめぬまま夜が更ける■ 戻るように指示が出る残念ながら、何も得られぬまま日が暮れてしまった。■ あれは・・・!?■ ヤリなのか・・・!?福島氏は、ついにこの惑星で最大の発見をした。■ 磨製石器だった!!見るからに手作りである。動物が作ったとは思えない。人類に似た生き物が作ったものと考えられる。■ 艇長は 興味を示さない・・・ヤリをほっぽり投げ、この惑星を発つという・・・■ 人間よりも優れた知性体と巡り会いたい地球は行き詰っている。それを打開するためなんとしても、宇宙人に出会いたかった。■ 出発する前に 語りだす福島氏この惑星を去る前に福島氏が、秘めた想いを語る。■ 会えなかった宇宙人にメッセージを送る■ 宇宙船が飛び立つと・・・!!原住民が姿を現した!!■ 見たものを洞窟の壁に描き出した宇宙人を捜し求めていた、福島氏たち地球人でしたが彼ら原住民(猿人)には、地球人の方が宇宙人に見えたのでした・・・F先生は、海外の文化や歴史に興味をもたれていました。よく海外旅行にも行かれていたことも、知られています。冒頭で紹介した宇宙人の壁画をF先生が、エルサルバドルの洞窟で見られたときにきっと、インスピレーションを感じ取られたのでしょう。「この壁画を描いた者は、もしかして宇宙人を見たのでは」F先生は、そんな発想を持たれ仮説のストーリーを組み立てたのかもしれません。それが、この「宇宙人」というSF短編というわけです。もしかしたら、遠い昔(紀元前)にも、すでに宇宙人は、やってきていたのかもしれませんね。果たして、私たち人類は、宇宙人と遭遇する日が来るのでしょうか・・・■ 少年SF短篇集 2巻 「宇宙人」収録少年SF短編集 第2巻 (藤子・F・不二雄大全集) / 藤子・F・不二雄 著
2011.06.22
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日本人女性の平均寿命は25年連続で、世界一になりました。男性も、順位が下がったものの世界第5位なのは、十分長寿といえるでしょう。しかし、高齢者に対する国の支援は十分とはいえません。収入のない高齢者の、支えとなる年金からは天引きが始まりました。これは、高齢者イジメのように思えます。なぜ、このようなことが起こるのかといえば日本が、莫大な借金を抱えているせいもありますが増え続ける高齢者に、膨大な出費となる保障はいちいちしてられない、というのが本音でしょう。そんな現代を37年も前に予言していた藤子・F・不二雄先生のスコシフシギなSF短編『定年退食』を紹介したいと思います。 < ストーリー >舞台は、近未来の日本。環境汚染により、深刻な食物不足にあえいでいた。主人公の老人は、74歳。食べ物を溜めておこうと食事は、いつも塩コーヒーだった。後は、保存に回していた。そのため、貧血が起こり倒れることもしばしばあった。この塩コーヒーは、老化防止によい、という噂だがほとんど気休めで、根拠はまるでない。そんな苦しい生活の中首相から、重大な発表が起こる…■ 73歳以上は、年金、食糧、医療の国家保障は一切なし…本作は、'73年(昭和48年)の物が豊かな時代に描かれています。高度成長期でもありこれからバブルに向かおうとしている頃です。そんな時代に、F先生はまるで、未来を見透かしたように、描いていたのです。現在の日本の自給率は、約40%です。つまり、諸外国と輸入ができなくなった場合は人口の4割にしか、食料が届きません。人口を1億人とした場合、4千万人しか食糧をまかなえません。残りの6千万人は、食糧難となります…これは、私たちの目の前にある問題です。しかも、日本では、30%を超える食品が毎日捨てられているのです。贅沢の極みですね…同じ地球には、餓死で死んでゆく子供たちがいるというのに…ちょっと、重苦しい話になってしまいました…さて、どうすればいいのでしょうか?別に、私のブログはそんなことを考える場所ではありません。不況だの、何だのいっても戦争も無ければ、いたって平和でスーパーでも、外のどの店でも食べ物は、いつだってあります。「食べられるって、ありがたいな~」「平和なのって、ありがたいな~」そう、思えればいいのではないでしょうか藤子・F・不二雄 異色短編集「気楽に殺ろうよ」『定年退食』収録
2010.07.30
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高校の友人から、はがきが届きました。といっても、仕事がらみの知らせで誰にでも配るような文面でした。形はどうあれ、高校時代のたった一人の友人なので、大切なはがきです。私は、高校卒業後にアメリカへ留学したので一度も同窓会に参加することはできませんでした。留学中に届いた2,3通の同窓会の知らせや母から聞いた、家にかかってきた電話などさみしく感じたものでした。先日、マイケル・オフ会を開いた時の大学時代の友人たちなどいるもののちょっと、空白ができてしまった高校時代です。さて、世の中にはすこし(とても?)不思議な同窓会があります。集まったのは自分たち、という同窓会です。Sukoshi-Fushigi(スコシ・フシギ)なSF短編『パラレル同窓会』by藤子F先生を紹介いたします。 < パラレルワールドとは? >私の机の上には、紫のペンがあります。さて、タイムマシンがあったとします。タイムマシンに乗って、紫のペンを買う前に移動します。そこで、ペンの代わりにメモ帳を買うように過去を変えたとします。そして、タイムマシンで現代に戻ると目の前には紫のペンは消えていて、メモ帳があります。こういう、過去と現在(未来)の一連のつながりはドラえもんなどを読んでいるかたはある程度、想像できると思います。それでは、今度はタイムマシンで、自分が生まれる前に行って自分の父親や母親に会って、もしも2人を結婚させなかったらどうなるのでしょう。自分は消えてしまうのでしょうか。その場合、タイムパラドックスという矛盾が起きます。それでは、その矛盾はどう解釈したらいいのでしょうか。実は、自分も世界も、丸ごと変わるのではなくまた別の世界が宇宙のどこかで存在していてそこには、別の世界、別の自分がいるという平行世界が考えられています。その世界をパラレルワールドをいいます。 < ストーリー >会社の社長となり、人生の成功者として生活を送ってきた高根という男に一通の同窓会の知らせが届く。そこには、「日時-その時 場所-その所」としかかかれていなかった。そして異次元との接触が起きる・・・「その時」が突然やってきた・・・見知らぬ宇宙、見知らぬ世界への道が現れた・・・高根は、パラレルワールドの存在を知らされなんとも奇妙な「自分たち」に遭遇するのであった。そこには、落ちぶれた自分から死刑囚の自分までがいた。■ 本日の1コマ ■手前の2人も自分。奥にいる人の群れもみな自分。自分だらけの同窓会「もしも、自分があの時、こうしていたら」そんな思いを、誰しも一度は抱いたことがあるでしょう。一度だけでなく、何度も思い起こすこともあるでしょう。この宇宙のどこかで、別の選択をした自分がパラレルワールドに存在しているかもしれませんね。さて、どんな自分がそこにはいるのでしょうか
2009.11.17
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9月3日はドラえもん誕生日です。藤子・F・不二雄ミュージアムの誕生日も同じく9/3です。9月23日は、藤子・F・不二雄先生の命日になります。そういうわけで、私には「9月はFの月」という感覚があります。9月といえば、この曲かな~と思います。♪9月はさよならの国♪なんともせつないですね・・・竹内まりやさんのSeptemberの中に「トリコロール」と出てきますがトリコロールカラー(赤、青、白)はドラえもんの顔ですよね~
2018.09.30
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藤子・F・不二雄先生の今までのマンガが全て復刊されるという大全集(第1期)の発刊からもうすぐ1年が経ちます。大全集で、よみがえったのは長らく絶版で入手困難だった「オバケのQ太郎」だけではありません。「ジャングル黒べえ」も、そうなのです。そして「海の王子」もですね。ジャングル黒べえは、TVアニメで70年代に放送されたものの単行本では、てんコミの「バケルくん」2巻に一部が収録されるだけの「おまけ扱い」でした。藤子不二雄ランド(これも、いわゆる大全集)がむかし、発売になり、88年に黒べえの単行本が初めて発売されましたがすぐに発売中止になり、絶版となりました。オークションでは2万円の値がついたのを見たことがあります。ファンの私としては、高値の評価に嬉しくもあり多くの読者に読まれないままというのは残念、という複雑な気持ちになります。さて、あれから、22年の時を経てめでたく大全集で戻ってきてくれました。大全集「ジャングル黒べえ」の発売です。藤子不二雄ランドでも収録されなかった未収録も引っさげての、完全復活です。■ジャングル黒べえ 第1巻 (全1巻)■ 主人公「しし男」と黒べえの出会い黒べえは、ジャングルから飛行機にぶら下がって、日本にやってきました。落ちた場所が、しし男くんの家でした。そして、助けてくれた恩返しをしようと黒べえは、しし男くんの役に立とうと、張り切るのでした。■ 黒べえの本名は…長すぎ… 「メッチャラ クッチャラ ホイサッサ」って… F先生!!(笑)■ 本名はさすがに呼びにくい(笑)「クロンベンボコ」だから、クロベ… 黒べえ、なんでしょうね。■ 魔法を使う黒べえ黒べえは、一応、魔法使いです。でも、しし男くんは嫌がります。■ しし男が消えた!?■ ゴミ箱に移動してしまったしし男くんまだ子供の黒べえは、魔法があまり上手くありません。この「魔法が失敗してドタバタが起こる」というのがジャングル黒べえの内容です。■ 魔法を唱えるときの掛け声は「ウラウラベッカンコー」「ベッカンコー」というのは、アッカンベーのいい方を変えたのでしょうね。■ 黒べえトリオ黒べえには、ゾウに似た「パオパオ」と赤い顔の「赤べえ」がいます。※ 漫画では、白黒描写だけなので、赤とは気づきませんが…■ キャラの紹介 ちょっと(かなり?)ビックリ↑赤べえは、小包で…って。 小包で届いちゃいけないでしょう(笑)■ 黒べえがお留守番■パオパオ(象のキャラ)がお茶を出すけれど…(笑)↑「パオ」じゃないでしょ「パオ」じゃ…!!(笑) 黒べえも止めなきゃ~■ 地震の話■ 「ズシン」と大きな音が!!■ 怖がりの黒べえたち。怖がりですが、どこか可愛らしいですね。ジャングル黒べえは、低年齢層向けに描かれており学習雑誌の「よいこ」や「幼稚園」などに載せられました。ページ数も1話2ページのものも、ありました。それでも、キッチリ起承転結になっていてF先生らしい、丁寧な作りだなと感じました。2ページというのは、楽と思われるかもしれませんが体力的には楽でも、ストーリー作りは限られた短い中で、構成するのは大変だと思います。そして、一番難しいのが「面白さ」ですね。幼い子供相手ですので、シンプルで分かりやすくしないといけません。お行儀のいいことばかりでは、飽きられてしまいます。かといって、派手にしてしまうと親御さんや、出版社からも、批判が出てしまうでしょう。こうした「児童マンガの見えない苦労」を全く感じさせない、F先生の得意とする描写が冴えています。ジャングル黒べえの復刊は、本当に嬉しいです。まるで、魔法で復活したようです。ウラウラベッカンコ~
2010.06.23
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第1回から紹介してきましたNHKの「こだわり人物伝」ですが21日、最終回の第4回を迎えました。今回は、私のブログとも関わりのあるSF短編の特集でした。SF短編だけがテレビでここまで取り上げられることは今までなかったことではないでしょうか…これを機に、F先生の偉大なる作品「SF短編」が広まってくれたら嬉しいなと思います。今日28日、再放送があります。見逃した方、興味がある方はNHK教育の朝5:35から、録画の用意をどうぞ~この日記をご覧になってる頃には終わってるかもしれませんが…(苦笑)番組過去3回の日記はこちらです。第1回 ゲスト:藤子A先生第2回 ゲスト:伊藤藤子プロ社長&むぎわらしんたろうさん第3回 ゲスト:藤本正子夫人&3人の娘さん■藤子・F・不二雄 ふしぎ大百科 第4回 ひとりぼっちの宇宙戦争■ 今回のゲストは、岡田斗司夫さんです。番組では、作家と紹介されましたがアニメ会社「ガイナックス」の元社長です。■ 40年以上昔の少年サンデーがズラリと並べられています。「高校のときに、すでに蔵書が27000冊」とのナレーションがありましたが、スゴ~~~イ。少年サンデーも、おそらく全部そろっているのでしょうね~■ SFといえば、普通は、Sサイエンス Fフィクション です。F先生の魅力は、SF短編にあると岡田さんは考えています。私も同じです。■ F先生のSFは、S少し F不思議 です。F先生は、自分のSF短編は、本格的ではないからという謙虚さから、サイエンス・フィクションと呼べるほどではなく「SFは、スコシフシギの頭文字なんです」と、いつも話しておられました。■ パーマンは、ポケットにアイテムがあるのが魅力。本格的なSFといえば、パーマンもSF作品だと岡田さんは語りました。マントとマスクのパワーの数値化がSFの要素であり、魅力があるとのことです。■ 70年代にSFブームが到来SF映画もブームになり、SF雑誌も多数出回ります。その頃、原稿料が安そうなところでもF先生は好んでSF作品を描いて発表していました■ SF短編でも絵が変わらない普通は、作品に応じて、描き方を変えるものですが少年漫画と同じタッチで描いています。絵を変えなくても、語り口を変えるだけでこんな大人向けの話も描けてしまいます。少年漫画には無限の表現力があるのかもしれません。■ 心をどこに持っていくかで見方が変わるSF短編の魅力は、年齢によってもとらえ方によっても、1つの結末で終わらないところです。 SF短編「ミノタウロスの皿」とドラえもんの 2つの作品は、ほぼ同時期に書かれています。このようなナレーションがありました。F先生の短編「劇画オバQ」を紹介した日記で、私も>ドラえもんの連載が始まって間もない頃です。>現実的な大人の視点も持ち合わせながら>ずっと児童漫画(そしてSF短編)を描き続けてきたこのように書いてきました。番組と重なる部分があるのは、嬉しいことですね。■ 海外SF小説家 フレドリック・ブラウンの「闘技場」海外のSF作品を読んでいたF先生は宇宙人と地球人が戦う物語のフレデリック・ブラウンの「闘技場」から、ヒントを得て「ひとりぼっちの宇宙戦争」を描いた、といわれています。■ 「闘技場」のアイデアを超えた「ひとりぼっちの宇宙戦争」「ひとりぼっちの宇宙戦争」では『藤子・F・不二雄は、それをさらに進化させた』『もう、上手いとか見事とかというレベルじゃない』と、岡田さんは語っています。■ F先生のインタビュー 番組「集まれ!夢のスーパーヒーローたち」(93年)より「(SF短編の)発想はどこから生まれてくるのでしょう?」テレビ番組で、F先生は、こんな質問を受けます。F先生の数少ない出演番組のVTRを、持ってきてくれたNHKに感謝ですね。これは、動画サイトでも見かけませんでした。■ F先生曰く「絶対的なものは何もない」第二次世界大戦後、今まで「神の国・日本」と徹底的に教育されてきたことが、一気に崩れて、先生たちのいうことも変わった。そのことがビックリ仰天だった。そんな経験から、『絶対的なものは何もない』のだと感じたそうです。ただ、私が思うのは、そうした経験をしたのはF先生だけでなく、当時の日本人の多くが、同じようなことを経験したはずです。驚きの経験を形に変える、作品として生み出すそうした創作力を築いた、F先生がスゴイと思うんですよね~■ 地球で生き残った一人の人間の物語 「流血鬼」「流血鬼」は、SF短編の日記でクローズアップして、紹介しています。■ 岡田さんは語る。「藤子・F・不二雄はオタクの憧れ。神様ですね」「オタク」という言葉に、違和感を覚えるかもしれませんが、ゲストの岡田さんは「オタキング」という会社&ニックネームをお持ちでオタクに関する書籍も出してますので岡田さんに密着しているキーワードでもあります。なので、あまり深く考える必要はないでしょう。「こだわり人物伝」は毎回25分で、あっという間に終わってしまいました。ハスキー声の久本雅美さんは、ちょっとナレーションに合わなかったかな、と思いましたが優しさが込められていて、よかったです。全4回は、どれも満足で、感動的でした。岡田さんを選んだNHKも、素晴らしい人選でした。私も感動してしまうほど、SF短編の読み手でした。ここまでSF短編を語れる人がいるなんて、嬉しいことです。※ お知らせ プレゼント企画をやってます 詳しくは、フリーページをご覧ください
2010.04.27
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神保町シアターのドラえもん映画祭り29作品連続上映も第3週に入りいよいよ大詰めです。そして、明日はいよいよF先生最後の原作となった「ねじ巻き都市(シティ)冒険記」が観られます!!「F先生の遺作(ねじ巻き)は、特別な時に」と思いずっと、10年以上も見ないできたのですがまさか、劇場で観られるとは思いもよりませんでした。DVDでも、見ていません。今から楽しみです。原作の大長編ドラえもん(マンガ)は先週、買って読みました。大長編は、全部スタッフが描いていますね…分かっていたことですが、表紙も違うので胸が痛みます。コロコロの掲載は('96年)9月からスタートですがその9月に、F先生は亡くなられてしまいましたから…さて、14日の上映作品を振り返りたいと思います。第13作 『のび太と雲の王国』 1992年雲の上には天国がある、そう信じているのび太は学校で周りから笑われてしまう…ドラえもんにも、真っ向から否定される。しかし、のび太が、ドラえもんの道具で自分たちだけの国、雲の王国を作ると、同じく雲に住む天上人に出会う。雲の上の世界は実在した!!しかし、自然破壊で空気を汚し、環境を悪化させる人間は雲の上に住む天上人にとって、邪魔な存在であった。そこで、天上人たちは、恐るべき計画を進めていた。天上界から地上人(私たち人間)は散々、悪い生き物だと告げられます。最後、人類代表として法廷で語るしずかちゃんの言葉が、唯一の救いですが簡単に「そうだ」とうなづくことはできないでしょう。残念ながら、私たち人類は、破壊を繰り返していますから…ラストの、ドラえもんの決死の行動に場内からは、すすり泣きが、またしても聞こえました。私も感動しました。しかし、感動だけで終われないF先生のメッセージが残されています。子供のうちは、楽しんで見終わってよいのですが大人になったら、テーマを汲み取り真剣に、考えなくてはならないでしょう。問題作であると同時に、大傑作でもあります。おそらく、重たいテーマだというのは伝わったと思いますが、もちろん、笑いも忘れてはいません。今回は、なんと!! ジャイアンに逆らう強気のスネ夫が見られます。ジャイアンが歌おうとすると、やめるようにいい「君のオンチには迷惑しているんだ」と、とんでも発言が!!顔を真っ赤にして怒るジャイアン!!そこに、しずかちゃんが「だめよ、本当のことをいっちゃ!!」しずかちゃん、ウケすぎです(笑)第14作 『のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)』 1993年ドラえもんの道具からではなく謎のまま現れた、ブリキのホテル。そのブリキンホテルでは、支配人もブリキの人形。お迎えの車もブリキ。ドラえもんらしいメルヘンが漂ってます。いつでも空いていて、部屋は広く、たくさんあり自由に使えて自然に囲まれて、白い砂浜に、青い海…本当に、いいところです。ブリキンホテルに泊まりたくなりますね~ブリキンホテルのある、チャモチャ星という名前はきっと「おもちゃ」から、取ったと思いますがユニークですね。おもてなしのピエロたちも楽しいです。しかーし!!そんなメルヘン世界も、何者かに襲撃をされのび太たちは、危険な目にあう…「そんなことは、いつもでしょう」といってはいけません。なんと!! 今回はドラえもんが、さらわれてしまいのび太たちは、ひみつ道具なしで、早くも大苦戦に…この「ドラえもんに頼らないのび太」という状況は「人類も、楽ばかりの生活は危険ですよ」というF先生なりの未来への警鐘にも思えます。離れ離れになる、ドラえもんとのび太…互いに、会いたがる気持ちが切ないです…第15作 『のび太と夢幻三剣士』 1994年映画では、のび太が活躍するシーンも出てきますが「夢幻三剣士」では、のび太が一番活躍する作品かもしれませんね。のび太は、白金の剣士に変身してしまいます。6本腕の怪物VSのび太率いる三剣士(しずか、スネ夫、ジャイアン)の戦いは、かなり迫力がありますね。とらわれたお姫様(しずかちゃん)を助けて英雄になりたい、それでもってお姫様と結婚したい、というのび太の願い事は叶うのか!?のび太としずかちゃんの、ドラマチックさもない、涙も出ない小学生らしい恋愛未満の物語、子供っぽくていいですね~第16作 『のび太の創世日記』 1995年これは、観れなかったのですが、好きな作品です。ドラえもん映画は、全部好きです。のび太が、夏休みの自由研究にドラえもんの道具を使って、神様となり宇宙を作り、地球を作り、世界の成り立ちを研究しようとした。しかし、実際の地球とは、進化が異なりのび太の作った地球には、昆虫世界が築かれ昆虫人が生まれ育っていた…この辺りになりますとちょうど、平成生まれの子供たちが観ている作品かもしれませんね~
2010.02.19
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どれくらい前のことか覚えていませんがNHKの政治討論番組で国のリーダーをドラえもんのキャラを例にして解説されていたことがありました。ドラえもんは、入試問題でも出題されるほど日常に溶け込んでいますが政治の話でも割って入れるほどの浸透力を持っているんだな~と嬉しく思ったものです。まさにドンブラ粉なみですね。その時の話は以下のように4つのタイプに分類されていました。 ドラえもん、しずかちゃんタイプ のび太タイプ スネ夫タイプ ジャイアンタイプドラえもん、しずかちゃんタイプは真面目で正義感が強く、国民のことを想い、実行力のある理想的なリーダー(米国のリンカーンでしょうか…)のび太タイプは、性格は優しくていいのだけれど指導力がなく、何もできないリーダー(かつて「どじょう」と呼ばれたとのある リーダーがまさにのび太タイプかと…)スネ夫タイプ自分さえよければよいという自己中心型。金持ちにはいい政策を打ち出すが、多くの国民には不満が多くなるジャイアンタイプ暴力的な独裁者タイプのリーダー事実、多くの国に存在している遠い記憶から呼び起こして書いているのでテレビでそのままいったこととは一致していないかもしれませんが分類としては間違ってないと思います。さて、ここで、本日のF言葉です。■「正しいのは、いつもおれだ。」byジャイアンさて、世界を騒がせているアメリカのトランプ大統領ですが、就任から1年がたち2017年11月には来日もいたしました。暴力的な発言があったり相手国に対し一方的に文句をいったりとまさに、ジャイアンタイプといえるかもしれません。さらには、大統領になる前はビジネスで数々の成功を収めお金持ちでもあることから、税制改革でも富裕層を支援する政策を打ち出しています。そういう意味では、ジャイアンタイプでありながらさらに、スネ夫タイプでもあるともいえます。トランプ大統領には謙虚さや、反省といった言葉からは、程遠い人物のように思えます。おそらく、いつも「正しいのは、いつもおれだ。」と思っていることでしょう。■↑上記画像は『ジャイアン猛言トランプ』よりドラえもん ジャイアン猛言トランプ(1セット)■上記ジャイアンのセリフは「おそるべき正義ロープ」より■「おそるべき正義ロープ」はてんコミ23巻収録ですドラえもん(23) (てんとう虫コミックス) [ 藤子・F・不二雄 ]アメリカのジャイアン的大統領は一体どこへ向かうのでしょう・・・ジャイアンやスネ夫のようなキャラは子供だから、どうにか許されていて読んでいても笑っていられますが大人になってからも、変わらずそのままでは手におえない問題児になってしまいますOh, my goodness!
2018.02.05
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大全集「ドラえもん」12巻の特集パート3です。12巻も700ページ超えですので数回に分けての紹介となってます。 < 『グルメテーブルかけ 』 より >■ のびママが急用で出かけることに家を離れるのびママは、ご飯のことが気がかりだった。のびパパが心配ないと答える。■ のびパパ 料理に苦戦のびパパは頑張ってみたもののご飯は大失敗・・・ 料理作りを放棄してしまう。■ 「グルメテーブルかけ」■ 映画でも登場する よく知られた道具ですね < 『のび太のなが~い家出 』 より >■ のび太と のびママが大ゲンカをするのび太は、家出を決意する。■ ドラえもんに相談があるどうせなら、のびママを心配させたい■ 「時間ナガナガ光線」ドラえもんは、時間が長~く感じられる道具を出す。さっそく、のびママに浴びせる。■ 10分が1時間に感じるのびママは、のび太を心配し始める。2時間の経過は、12時間に感じられていた。■ のびママの怒りは頂点に・・・のびママの姿をそばで見ていて、つらくなったドラえもんは、のび太を探しに行く。■ 3時間の経過は 18時間に感じていた のび太が午後3時から3時間いなくなったとすればのびママには、翌日の夜9時までの18時間の長さに感じられた。「絶対に許さない」と激怒していたのびママですが帰ってきたのび太には、涙を流しながら抱きつくのでした。 < 『ひさしぶりトランク 』 より >■ のび太が 珍しく掃除機をかけるしずかちゃんを呼んでいたので、のび太はご機嫌だった。しかし、迎えに出ると・・・■ しずかちゃんは 昔の知り合いと偶然再会した■ 「ひさしぶりトランク」このトランクを持っているだけで相手に、懐かしく感じさせる効果が表れる。■ しずかちゃんちに行くけれどダイヤルが「1週間」になっていたので効果が弱かった。ドラえもんに調整をしてもらう。■ 今度は 久し振りのおじいさんが登場(笑)のび太の前にはどんどんライバル(?)が登場。 < 『タネなしマジック 』 より >■ 「タネなしマジックハンカチ」手品を披露してみたいのび太はドラえもんに道具を頼む■ もちろん練習もテクニックもいりません < 『雨男はつらいよ 』 より >■ 「雨男晴れ男メーター」これで、どれくらい雨男か晴れ男かメーターでチェックできます。■ のび太とドラえもんで ほぼプラマイゼロですね実用度はあまりありませんが、一度は計ってみたくなる面白い道具ですね~■ 周りの人を測定ジャイアンは、強烈な晴れ男であることが判明。そういえば、リサイタルの日に雨が降ったことないですね(笑) < 『ホンワカキャップ 』 より >■ のびパパと友だちが お酒で盛り上がっているお酒が飲める大人たちを羨ましがるのび太。■ 「ホンワカキャップ」飲むとホンワカした気分になります。■ お酒のような効果を発揮する■ しずかちゃんもホンワカ気分にしずかちゃんちで楽しく盛り上がるのび太たち。■ 「ホンワカキャップ」がジャイアンに渡るジャイアンは、スネ夫を誘う。気が進まなかったスネ夫だが、ホンワカ気分に。■ ジャイアンが歌を始めるスネ夫の性格が変わりだした・・・!■ 酒癖の悪いスネ夫(笑)酔っ払う(ホンワカ気分になる)とスネ夫は強く、ジャイアンは弱々しくなるらしい。二人の姿を見た、のび太とドラえもんは酔いがさめた後を心配するのでした。のびパパは張り切る性格でありながら途中で料理を投げ出してしまったり普段は、口うるさく厳しいのびママですがのび太のことを大事に思っていたり酔っ払うと性格が変わるスネ夫とジャイアンなど脇役キャラの個性も細かく描かれているのがドラえもんの面白さの1つですね■ 今回の特集は「大全集12巻」より【送料無料】藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん(12)
2011.06.24
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ドラえもんの映画「のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)」を見たときに「どこかで見たことがあるなあ~」というキャラが登場しました。■「のび太とブリキの迷宮」のタップ(うさぎ)どこかで見た覚えが…「そうか!!」と、思い出したのが藤子・F・不二雄先生のスコシフシギなSF短編『ヒョンヒョロ』に登場する「うさぎちゃん」でした。 < ストーリー >小さな男の子、マーちゃんが空き地で出会ったうさぎちゃんから手紙を渡されます。■ 嬉しそうに、母親のところへ見せに行きます。■ しかし、お母さんは、信じてくれません。すると、マーちゃんは、空から落っこちてきたお星さまを、持ってるといい張ります。けれど、あきれたお母さんはカンカンになって怒ってしまいます。■ 今度は、仕方なくお父さんが相手をします。■ 手紙には、「誘拐する」と書かれていた。文章こそ、幼稚ですが表には、「脅迫状」と書かれていました。イタズラだろうと思いながらも両親は、念のため警察に相談しますがこんなのはふざけていると、問題視しません。「ヒョンヒョロ」も、何のことか分かりません。■ マーちゃんの家に、うさぎちゃんが登場。夢か現実か分からない、うさぎちゃんの登場に両親は、幻覚を見ていると、混乱してしまいます。きっと、頭がおかしくなってしまったのだ…■ すっかり取り乱してしまう二人。最後は、警察の力を借りますがうさぎちゃんは宇宙人なので、手錠はおろか拳銃の弾丸も無力で、全く手に負えませんでした。恐れをなした警察はうさぎちゃんに従うことになります。誘拐されては困ると思った父親はヒョンヒョロは分からないので手当たり次第、現金を用意する。■うさぎちゃん(宇宙人)には、価値のない紙切れ(札束)という、価値観の違い。■しかし、「ヒョンヒョロを知らないとは非常識」と、うさぎちゃんは狂乱する…そして、ヒョンヒョロを返してもらえなかったうさぎちゃんは、「とてつもない誘拐」を実行してしまいます…マーちゃんが拾ったという「お星さま」が実は、ヒョンヒョロだったのですが両親は信じず、聞こうともしませんでした。もし、最初から聞いてあげていたら、解決していたのです。非現実的なことが受け入れられなかった大人たちと疑うことを知らない、純粋な子供との対比が描かれていますね。ところで、ヒョンヒョロの価値を考えてみるのも面白いかもしれませんね。■ 500円玉程の面積で、2億5千万円するダイヤモンド。ヒョンヒョロくらいの大きさで、極めて高価なものといえば地球上では、ダイヤモンドでしょうか。宇宙では「知っているのが常識(byうさぎちゃん)というヒョンヒョロは、途方もない価値があるのでしょう。ダイヤモンドの10倍か100倍か… 一体、どのくらいなのでしょうね
2010.05.09
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藤子・F・不二雄先生本名・藤本 弘(ふじもと ひろし)さんの奥様である、藤本正子さんが登場された「こだわり人物伝」の第3回を振り返ってみたいと思います。今回の放送を見逃した方は、数時間後に始まるNHK 教育 朝5:35分放送の録画準備をしましょう~第4回(最終回)は、今夜10:25分からです。■ 第3回 パパの四次元ポケットF先生は、「ベー」っという風に舌を出しています。お茶目な一枚ですね。■ 今回の語り手は、F先生の奥様です。奥様の後ろのキッチンにはドラえもん人形が見えますね~■ F先生は、語る。奥様の正子夫人と付き合い始めた頃F先生は、手紙を出されていました。■ F先生の夢…自分の目指すマンガが語られています。■ 手紙に書かれていた思い 一生に一度は、読んだ子供達の心にいつまでも残るような傑作を書きたいまだ、ドラえもんを生み出す前です。それ以前にオバQで大ヒットする前でもありました。F先生にとっては、結婚をしたもののマンガ家としては、無名の頃です。どうなっていくか分からない時期です。そして、有限実行となりました。世界40カ国以上で放送されるドラえもんを生み出しました。国民的アニメだけでなく、世界的アニメにもなりました。F先生の念願であった「心にいつまでも残る」傑作は世界中の子供達に届きました。大人にも届いていることでしょう。私は、F先生の全ての作品が心に残っています。■ 正子夫人が語るドラえもん「ジャイアンにしても、スネ夫にしても、根っからの悪はいないドラえもんの5人のメンバーは、とてもバランスがいい」と正子夫人は話されておりました。藤子マンガには、すべての子供たちに優しい眼差しがありますね。単に善人だけを描くのは簡単なことですが良い所も悪い所もある、子供たちの個性が集まって仲間となり、友達であることはとても素晴らしいことだと思います。■ナイヘヤドアタケコプターなど、道具の紹介がありましたがなぜか、「どこでもドア」ではなく「ナイヘヤドア」でした(笑)NHKさん、なぜですか~ ウケ狙い?「どこでも窓」も出してほしかったなあ~私が、子供の頃に爆笑した道具です。(「ナイヘヤドアは、てんコミ15巻 & 大全集5巻 収録です」)■ お見合いの後、ご結婚されました。■ なんと式には手塚治虫先生も!!仲人が手塚治虫先生とは、さすがはF先生!!ご両人とも幸せだったことでしょう。■ F先生の3人の娘さんたちがご登場!!テレビ初登場ではないでしょうか。「本物の娘さんたちが出ている!!」となんとも不思議な感動がありました。皆さん、おキレイですね。次女の日子さんが、F先生似かなと思いました。■ サンタポストクリスマスが近づくと、F先生は手書きで娘さん達に、このようなものを用意していました。メルヘンチックですね~ 「サンタがパパだと気づいていたので、パパが買いに行くとき 困らないように、プレゼントを選んでいた」という娘さんのセリフが、印象的でした。きっとジュエリーや女性服では探しづらいし、行きにくいと考えたのかもしれませんね。いいお話です。■ オマケの金一封F先生は、娘の日子さんの孫に会う前に亡くなられてしまいました。ですが、この「オマケの金一封」は、F先生の、孫への贈り物でした。死期を悟っていたF先生は「孫が生まれたら渡してほしい」と正子夫人に預けていたのでした。そして、赤ちゃんを産んだ日子さんにこの金一封が、正子夫人から手渡しされたのです。感動的なエピソードですね。ドラえもんデザインのシャツが気になりました(笑)もしかしたら、オリジナルかもしれませんね~■ パーマン 原画原画がいくつか画面に出てきました。ほんの数秒でしたがこの原画は「パーマンはつらいよ」の1枚だとすぐに気づきました。私は、この話がパーマンで一番好きで以前の日記(3/3)でも取り上げています。パーマンの第1話でも最終話でもなく、この話(原画)が選ばれたのは、驚きでもあり、嬉しかったですね。NHKはやっぱりスゴイ…■ F先生に、2度目のガンが見つかります。この4年後の96年に四次元世界へ旅立たれてしまいました…F先生は、亡くなられるまでの10年間はずっと闘病生活でした。■ 正子夫人の想いF先生が亡くなられた時「頑張らなくていいから」「もういいから」と奥様は、いったそうです。涙は出なかったとのことです。きっと、公には出てこなかった、私たち読者が知らないF先生の辛さや苦しさも、あったことでしょう。そして、それを一番間近で見てきた奥様にも同じような苦しみがあったのかもしれませんね。それで、「もういいから」と言葉を掛けたのかもしれません…■ F先生の自宅の書斎F先生はここで、倒れる最期の時までドラえもんを描き続け、ペンを握っていたのです。「部屋ががらんとしちゃったよ」(byのび太)私は、のび太のセリフを思い出してしまいました。「さようなら、ドラえもん」の最後のコマを連想してしまったのは、私だけでしょうか…F先生は、引き出しから4次元世界へ行かれてしまったのでしょうね。■ 原稿は、彼が生きていた時間正子夫人が、飲み物を差し入れに行くといつも原稿を書いていたと、話されていました。正子夫人にとっては、F先生は原稿と共に過ごしていたという思いなのでしょう。そして、この大切な原稿を来年ドラえもんの誕生日にオープンする藤子・F・不二雄ミュージアムで展示することになります。まさに、原稿と共に生きていたF先生に会える場所になりますね。等身大のドラえもんも置かれますよ~今夜21日の夜10:25分からの「こだわり人物伝」では私のブログとも、関わりが深いSF短編が取り上げられます。多くの方に、ご覧いただけたら嬉しいなと思います
2010.04.20
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猿たち4人兄弟が遊園地に着くと楽しい雰囲気に包まれます。猿たちも、映画を見ている方もこれから事件が起きようとは想像もしてません。そして、ちょっとしたスキに消えてしまう小丸・・・「小丸がいない!」とあせる大丸が猿の元へ走る・・・「なんやて!!」と驚く猿。そして、画面が止まり・・・「プロゴルファー猿 スーパーGOLFワールドへの挑戦」とタイトルが表示され、同時にカッコいい主題歌が流れます。冒頭を見ただけで、私はすっかり引き込まれてしまいました。これが、映画を見たときの思い出です。■新・プロゴルファー猿 5巻 藤子不二雄Aランドさて、一昨日の日記の続きです。■ テーマパーク全体を支配するタイタン人工知能を持ったロボット『タイタン』は「意思」を持ってしまい、猿にゴルフで挑戦してきた!!■ 閉じ込められた猿たち■ ティショットで壁の穴にボールを打ち込まねばならない■ 中丸にあるヒラメキが!!■ 大丸の肩に乗り・・・■ サインペンで旗を書いた素晴らしい実力&才能を持つ猿ですが陰で猿を支えているのは、頭脳的な弟の中丸です。■ ここで必殺「旗つつみ」!!白い壁穴よりも、狙いやすくなった旗の絵に向かって猿の一番の必殺技「旗つつみ」が■ 見事ボールが通過!!■ 大喜びの猿たち■ 第一関門をクリア■ 途中で紅蜂に出会うミスターXの組織に入っている紅蜂ですが彼女は、いつも猿に優しく接していた。■ そして事情を知らされる■ 驚く猿たち■ タイタンが全てをコントロールしてしまっている■ 一番気になるのは小丸の安否だった・・・■ モニターにミスターXが映る■ 小丸は無事だった「あんにゃ~」は猿を呼ぶときの言葉です。小丸は元気そうです。小丸は末っ子で、まだ幼稚園には通ってません。幼くてかわいいですね(笑)■ さすがのミスターXも部屋から出られない状態だった■ ミスターXが猿にお願いをするなんとミスターXから『タイタン破壊指令』が!!しかし、それは超難関な任務であった・・・全ては猿の腕とゴルフボールに託された!!いくら猿でも「ほとんど不可能」な挑戦を迫られます。猿がどうにも対応ができなくなった時人間の力以外の別の力を借ります。よくアクション映画などでは、主人公が最強の悪役などに攻められ、絶対的に不利な状態の中思わぬ逆転劇で、あっと驚くエンディングが用意されていたりします。まさに「スーパーゴルフワールド」がその例で藤子A先生も、きっと「会心の一撃」という思いで描かれたことでしょう。マンガは100%の面白さですが映画は、150%の面白さです。人生で一度は見て欲しい、胸が躍る超傑作映画です。鑑賞方法は、むかしの古いビデオをどこかで購入するしかないのですがそうすることよりも、プロゴルファー猿のアニメDVD発売が決定しましたので映画も、おそらく発売されることでしょう。いつかレンタルになるでしょうしなかなかならないとしても、DVDが発売される以上いつか必ず見られる機会が、やって来ると思います。ぜひ、超劇的なラストを、皆さんにも味わっていただきたいと思います。あ、映画だけでなく普通のコミックの方も面白いですよ!!
2010.11.21
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さて、ドラえもんの道具に完全に依存してしまったのび太は・・・■ 前回までのあらすじドラえもんの道具を「絶対に返さない」と暴走してしまったのび太。そして「ぼくなんか、いなかったほうが・・・」と立ち去ってしまうドラえもん・・・ 『のび太もたまには考える』 ~ストーリー 後半~■ 別人のようになったのび太に・・・ジャイアンとスネ夫は、のび太をねたみ野球でしごこうと考えた。■ のび太は簡単に野球の誘いを受ける■ 「野球選手」のカセットがあれば問題ない■ 守ってはファインプレーを連発■ 打ってはホームランを連発■ みんなの注目がのび太に集まる■ 「奇術師」のカセットでマジックを披露のび太は、女の子からも人気を集めます。■ 「歌手」のカセットで美声も披露「ジャイアンの歌なんか」という発言にジャイアンが怒り出す。■ スネ夫とジャイアンがのび太を襲う■ のび太は軽くひとひねり■ もはやのび太に敵はない■ 「強い人」のカセットを使っていた■ カセットで無敵になったのび太■ ふと使ったことのないカセットを見つける訳も分からず取り出したのは「考える人」というテープだった・・・■ どうなるか分からず使用すると・・・■ のび太は考え始めた・・・■ 思えばむなしい・・・■ ドラえもんはあきらめてしまったのか・・・ドラえもんとは、いつかは別れの時がくる・・・いつまでも子どもじゃいられないものな・・・分かっているんだよ、このままじゃいけないってことは・・・のび太の長い長い思考は続きます。自分の行動を振り返ります。ダメな部分を見つめなおします。分かってはいるのだけれども・・・努力しなければいけないことを考えます。そして、最後、のび太はドラえもんに「能力カセット」を返すのでした。■ 大全集10巻に収録されてます藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 10巻■ てんコミでは34巻に収録されてますてんとう虫コミックス ドラえもん 34巻「能力カセット」は人の行動を記憶したりしていません。なので、のび太が『ドラえもん、なんにもいわなかったな・・・』こうしたことを考えたのは、のび太の心の中で気になっていたからなのです。カセットによって、自問を始めたのび太ですがカセットは、あくまできっかけに過ぎないのです。のび太は、自分でもカセットに頼ることや、ドラえもんの無反応などやはり、気になってはいたのです。でも、弱いから、だらしないから子供時代、誰にでも経験あるように「ついつい」よくないことをやってしまったのです。個人的な思いを、フリーページに書いてみました。長ったらしいので、お暇なときにのぞいてみてください。『のび太もたまには考える』この作品は、一生に一度は読んでほしい作品です
2011.01.17
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今まで、ずっと読むことのできなかった1950年代の藤子マンガが大全集で甦りました!!第2期の目玉です。■ 『初期少女・幼年作品』【送料無料】 初期少女・幼年作品 藤子・F・不二雄第全集F先生が少女マンガを描いていたのはあまり知られていないと思います。当時(50年代)は、漫画家にまだ女性が少なかったため男性漫画家が、少女マンガを描くことが普通に行われてました。まずは、1番最初に収録されている「ゆりかちゃん」を紹介したいと思います。名義は「藤子不二雄」先生ですが合作ではなく、F先生の作品となってます。< メモ >ゆりかちゃん 雑誌「少女」 1954~1955年連載光公子(ひかるこうし) 雑誌「少女」 1956年連載■ 『ゆりかちゃん』 ~帰らないで!~ の巻 >■ ゆりかちゃんは親戚のおばさんちへ行きますけれど、おばさんは留守で、子どもたちだけがいました。子どもたちに遊んでほしいと、せがまれたゆりかちゃん。■ 飛行機遊びを見てあげることに頭に飛行機が当たったり、本を読んでと頼まれたり子どもたちに振り回されるゆりかちゃん。■ やっと おばさんが帰ってきたでも、ホッとできたのも束の間。靴が隠されてしまってました。ゆりかちゃん大変でしたね。チャンチャン(終り)本のことを「ご本」というのは時代を感じますね。■ 『ゆりかちゃん』 ~時は金なり~ の巻布団を、毎日出し入れするより押入れで寝た方が楽だという、ゆりかちゃんのお兄さん。■ ゆりかちゃんのお兄さんの年賀状今回は、ゆりかちゃんではなくちょっと個性的なお兄さんが主人公になってます。■ スコシフシギな時代劇マンガ 『光公子』 それはそれはシシにおそわれたヒツジのようなものだった。 赤桐勢数十万騎のまえに、弓月城は、あっけなく せめほろばされようとしていた。 (扉絵のナレーションより)■ 弓月城は圧倒的に不利にあった・・・心配でたまらない、るり姫。勝四郎も前向きではあるが、表情は冴えない。■ 敵が侵入してきた!!るり姫に宝が渡される。襲われることがあればこれを持って逃げるようにいわれた。■ るり姫 危うし!!犬丸という男は、さっき勝四郎と話していた男だった。犬丸は、裏切り者であった。■ るり姫を追いかける勝四郎るり姫のもとへたどり着くが、人質にされた姿を見て何もできない勝四郎・・・■ 勝四郎と るり姫は 谷底へ落ちてしまう勝四郎は抵抗できず、犬丸に迫られ谷底へ・・・後を追いかけるように、るり姫も谷底へ自ら落ちてしまう。■ 二人は なんとか無事だった枝などがクッションとなり二人は一命を取り留めたのだった。■ しかし 谷底から登り上がれず困り果てる家宝のろうそくを使ってみることに。いい伝えでは魔力があるという・・・■ なんと! ろうそくから・・・不思議な人物が現れた!!彼は、精霊らしき存在だった。■ 頼まれ事は 何でもしてくれるという光と名乗る精霊は、土から不思議なはしごを出してくれた。■ 二人は谷底から脱出に成功役目を終えた光公子は、煙のように消えてしまった。ろうそくに火を灯せば、また現れるという。■ しかし ろうそくは犬丸の手に渡ってしまうアクシデントがあり、家宝のろうそくが犬丸に見つかってしまった・・・■ ろうそくに火をつけると・・・光公子が現れた!!■ 敵は暗殺を命じた何でもいうことを聞く光公子であったが正義の心を持っており、悪いことはしようとしなかった。■ その頃 るり姫は捕らわれていた■ るり姫は 一人の少女と出会う敵の将軍には、ひな子という娘がおりるり姫は、娘の友だちにいいと考えていた。■ ひな子は小鳥たちと心を通わせていた父親はワルだが、娘のひな子は優しい少女だった。しかし、るり姫は泣いてばかりいた・・・■ ひな子は友だちが欲しかったひな子は、るり姫のことを人質とは思っておらず仲のいい友達でありたいと願っていた。ひな子の思いが通じ、2人は友情を誓う。友情は、るり姫を助けることになるが、悲劇にもつながろうとしていた。■ 光公子の宿敵・ミミズク法師が現れた正義の光公子に対する、悪のミミズク法師も強力な魔法を使う手強い相手だった。■ 光公子 VS ミミズク法師 激しい戦いが続くミミズク法師は、るり姫の居場所を突き止め彼女の命を奪おうとしていた。不幸にも、るり姫はミミズク法師の攻撃を受け命を落としてしまう。致命的な攻撃を受けた光公子だったが相打ちとなり、ミミズク法師も力尽きたのだった。そして、るり姫は起き上がることはなかった・・・しかし、亡くなっていたのは、ひな子であった。彼女は、自分が身代わりになろうと、るり姫の着物を代わりに羽織い、るり姫の犠牲になっていたのだった・・・ひな子の父は、るり姫を連れて山を下ろうとしていた。力尽きた光公子だったがミミズク法師を倒した満足の笑みを浮かべていた。(終り)作品内では、一度も「精霊」という言葉は使われていませんが分かりやすく伝えるために、日記では「精霊」という言葉を使うことにしました。光公子は、この他に、もう1話読み切りが載っています。他の作品もそうですが、特に「光公子」はもっともっと読みたかったと思ってしまう大傑作です。『初期少女・幼年作品』は、まだまだ紹介が足りませんので、これからも取り上げていきます
2011.07.03
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トンネルを抜けるとそこは雪国であったという話がありますがこれからお話する作品はほら穴を抜けるとそこは100年後の未来であったというお話です。■ 「みきおとミキオ」藤子・F・不二雄 大全集 みきおとミキオ・バウバウ大臣小学4年生のみきおくんが自分ソックリの少年に出会い、しかも相手も「ミキオ」といい、名前まで同じという運命的な出会いを果たします。 < 第1話 『100年後の世界へ』 >■ 物が消える事件が・・・みきおくんだけでなく、父親も困っているらしい。泥棒がいるのか?■ 不思議な生き物が現る!!みきおくんの目の前を丸っぽい生き物が横切った。■ そして翌日 ふたたび公園で友達と遊んでいると昨日の犬が、また姿を現す。■ 不思議な犬を追い詰めた追いかけると、ほら穴にたどり着く。行き止まりになっている。■ 捕まえようとしたとき・・・イヌは落下して姿を消してしまった!!■ みきおくんも 足を滑らして落ちてしまう■ 落下してしまった みきおくんは・・・不思議なことに、まったく違う場所へ着いていた。どうやら、ほら穴ではない様子だった。■ 見知らぬ場所に来てしまい困るみきおくん■ 黒いイヌを追いかけると・・・母親ソックリの女性が現れ授業があると、分からぬことをいわれる・・・■ ただただ不可解これは、いったい何が起きているのだろうか?■ すると少年がやってくるなんと、自分と瓜二つの少年が目の前に!!みきおも、少年も、二人でビックリする。■ そして謎が解ける「ポンチ」という名の黒いイヌが、みきおくんの家からいろいろと物を持ち出していたのだった。■ みきおくんが来た所は 2074年の世界だった!!なんと、はるか未来にたどり着いていた。みきおくんの時代(1974年)から100年後の世界だった。■ みきおくんの来た場所をさぐってみるジャンプしてみると、さっきみきおくんがいた、ほら穴にたどり着いた!!■ タイムトンネルでつながっていた!!ほら穴は、現代と100年後の未来がつながっているタイムトンネルだった。■ 二人は同じことを考える未来の少年も、名前は「ミキオ」すべてがソックリな二人は入れ替わりを提案する。■ お互い服の交換をする二人は、それぞれの生活で困らないように身の回りの情報を交換し合った。■ そして それぞれ過去と未来を楽しむこうして、みきおくんは未来の生活を楽しみ未来のミキオくんは、昔(1974年)の生活を楽しむのでした。『みきおとミキオ』で繰り広げられる100年後の楽しい世界はまた、次回に紹介したいと思います。同時収録の『バウバウ大臣』も、近いうち取り上げます。「みきおとミキオ」を読み終わったあと私は、あの「王子と乞食」を思い出しました。有名な作品なので、多くの方が知っていると思いますが双子のようにソックリな、王子の少年とこじきの少年がお互いの好奇心で、入れ替わってしまうお話です。王子の方は、お金持ちではあるもののたいくつな生活から逃れて、自由になりたいと思い一方、こじきの少年の方は、毎日が貧しい生活なので豪華な生活に憧れます。二人の望みは見事に一致し服を取り替えて、入れ替わりを始めます。子供の頃、絵本で読みましたが、強く印象に残ってます。内容がとりわけスゴイ、という訳でなく子供なら(大人でも)、思わず憧れてしまう豪華なお城での、優雅な生活は、魅力を感じます。そして、思ったよりも楽しくないという王子の生活ぶりは、子供ながらに「何でも、いいことだらけじゃないんだな」と感じるもの、得るものも、あったように思えますね。実は、藤子不二雄先生は「王子と乞食」(当時は「こじき王子」の名称)をオバQよりも、ずっと昔に、マンガで描いています。メジャーデビューの前ですね。担当したのは、A先生だったのですが構成は、A先生とF先生の二人で練ってます。外見がソックリで、お互いが入れ替わり願望を持ち服を交換して、全然違う生活を送る・・・という設定は共通点がありますね。国内外の名作から、面白い部分は模倣しそこに、新たに自分のアイデアを加えて別の作品に仕立てるのは、それはそれで立派な創作法だと思います。ただ、「みきおとミキオ」で、おいしい部分は時間を決めて、ちょっとだけ楽しみいつでも自分の世界へ戻れるところですね。まさに理想的なタイムトラベルですね~
2011.04.13
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昔のマンガに出てくるドロボウは、頭に布をかぶっていますが昔は、本当にかぶっていたんですかね~頭(髪型)を隠すことは自分の特徴を隠すことになるので多少の効果はあったのかもしれませんね。■ こんなやつですオバQの「まじめなドロボーさん」を読んで気になってしまいました。まあ、パーマンでは、ドロボーがしょっちゅう出てくるんですけどね(笑)さてさて、今日の紹介は大全集「オバケのQ太郎」5巻です。藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎(5)今日取り上げる話は1966~1967年のサンデーに掲載された作品です。 『のらネコぐれん隊』 より■ 正ちゃんのおやつが消えて疑われるQちゃんQちゃんは大食いなので正ちゃんのママからも、疑いの目で見られてしまう。■ 「ぼくが食べたんじゃない!!」Qちゃんは、チーズも食べてませんし正ちゃんも食べてません(笑)■ 食べ物がなくなったのはノラ猫のせいだったノラ猫たちは、小池さんちの家の下にたまっていた。 『サングラスのQ太郎』 より■ サングラスが落ちていた何気なくかけてみると・・・Qちゃんは、とても気に入ります。■ 映画スターになった気分になるQちゃん石原裕次郎やアル・カポネの名など、時代を感じるのはオバQを読むときの、楽しみの1つですね。 『世界で一枚しかない切手』より■ 切手のコレクションをしている木佐くん木佐くんの家で、切手を見せてもらうQちゃん。あれこれ、指図をいわれていると・・・■ ハクション!! やってしまいました(笑) 『車とウマと別荘と』より■ ドロンパがテキサス出身だと明らかにドロンパは、日本に来る前はテキサスで居候をしていたことになりますね。 『P子のお人形』より■ 仲の良い兄妹を見かけるQちゃんQちゃんにも、妹のP子がいるので自分も真似しようと考えます。■ あっさり断られるQちゃん■ Qちゃんは転んでしまい 逆におんぶされる全て、妹に面倒を見させてしまったQちゃん。思わず「しまった!!」 気づくの遅いです(笑) 『テーマソングを歌おう』より■ 正ちゃんのお兄さん 伸ちゃん(伸一)の部屋でレコードを聞くテーマソングを聴いていると正ちゃんは、自分でテーマソングを作るといい出す。■ Qちゃんも自分のテーマソングを作詞します正ちゃんパパ、ちょっと笑いすぎです。こわれ気味?(笑)基本、穏やかな性格なんですけどね~■ 正ちゃんパパが作詞に挑戦それぞれ、「もしもしカメよ~ カメさんよ~♪」「桃太郎さん、桃太郎さん~♪」の替え歌ですね(笑)■ 今度は正ちゃんママが挑戦「ラララ・・・」は、アトムでしょうかね~ママの頭に浮かぶ、美形Qちゃんは芸術を感じます(笑) 『大戦争のはじまりは?』より■ Qちゃんとドロンパが大ゲンカに・・・2人のケンカを知って、駆けつけたP子。理由を聞いてみると、オナラが原因だった(笑)■ 果たして犯人は・・・?なんと、音はラッパだったことが判明。今は、ラッパを吹く子供も見かけませんね~チンドン屋も出てくる場面があるのですが数十年の変化は大きいものですね。 『ゴシップをばらまこう』より周りのみんなが、いろいろな噂話を持っていてQちゃんも、特ダネを探しに行きます。■ 狙ったのは小池さん(笑)ラーメンを食べ終わると、食後のラーメンが・・・そして、おやつもラーメンでした(笑) 『デンマークに負けるな』より■ 街中を一生懸命きれいにしようとするQちゃん「デンマークはゴミが落ちてなくきれい」という話を聞いてそれなら「デンマークに負けるな」と、張り切るQちゃん。 ■ う○○を発見!!(笑)なんと作者の登場です!!藤子両先生が、危うい描写をカットします(笑)■ う○○をしたイヌと飼い主を発見日本は、諸外国に比べ、道端の○○○は少ないそうですがそれでもゼロではありません。掃除するQちゃん偉いです!! 『咸臨丸とQ太郎』より■ 蔵の中からむか~しの写真が出てくる万延元年は1860年なので、今では151年前になります。この話は'67年発表ですから、約100年前となります。結局、具体的なことは何も分からないまま終わりますが結論としては、昔にもオバケが人間界に来ていたということですね。マンガの中に、作者を登場させることを一番最初にやったのは手塚先生といわれていますが今よりも、まだまだマンガの歴史が浅い頃です。そんな中、藤子先生たちが登場し、面白おかしくストーリーに加わるのは、新しいギャグだったように思えますね~
2011.04.21
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のび太が、ドラえもんの道具を使い少し先の未来をのぞきます。のび太には、2つの選択肢が出てきますがどちらを選んでも、最悪の結果しかありません。そのときにドラえもんが「障害があったらのりこえればいい!」「道を選ぶということは安全な道を選ぶってことじゃない」このように、のび太にいいます。この話のタイトルは、『右か左か人生コース』です。■ 大全集 ドラえもん 12巻に収録藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん(12)(てんとう虫コミックス42巻にも収録されてます)このドラえもんの12巻は東日本大震災の約2週間後に届きました。『右か左か人生コース』を読んだ私はドラえもんのセリフが気に入ったのでブログトップに、このコマを使うことにしました。震災の影響で苦しんでいる方々に贈る言葉として「頑張ろう」「頑張ってください」は何をどう頑張るのか難しいですし非常につらい思いをしている中さらに頑張れというのは、酷のように思えます。「元気を与える」「喜びを届ける」というのも有名人やスポーツ選手の方々でないと、いえない言葉です。全員が使える言葉ではありません。私が好きな言葉は「乗り越える」という言葉です。前向きでありながら、押し付けることもない応援のような言葉だからです。なので、私は「乗り越えましょう」といいたいです。「乗り越えてください」では、ありません。私は、震災の被害に遭っていませんが心から強く、復旧、復興を望んでいます。なので、一緒に「乗り越えましょう」といいたいです。それでは、ドラえもんの『右か左か人生コース』の紹介をしたいと思います。 < 『右か左か人生コース』 ストーリー >■ ドラえもんとのび太はテレビを見ているテレビの男性は自分の運命を分けた話をしています。 ■ 男性は人助けをした力だけは人一倍強かった男性はチンピラに立ち向かい、一人の老人を助けるのでした。■ そして男性はボクシングの道へ進むことに右か左か、道1本で変わってしまう運命にのび太は強く感動する。■ ドラえもんに道具を頼む■ 「コースチェッカー」登場正しい道を教える…といったものではないが少し先の未来を、画面に映してくれる道具だった。■ しずかちゃんちへ行くにはどっちがいいか・・・さっそく、コースチェッカーを使ってみるとドブに落ちてしまう姿が・・・■ のび太は 先が見えてれば防げると考えるドブから離れて歩けば大丈夫だと気にせず歩くのび太。■ 結果は絶対に避けられない苦手のクモが表れてやはりドブに落ちてしまった。■ 再びコースチェッカーを使う■ のび太は 声をかけられるこの道を選ぶと、道案内をすることに。■ 面倒なことは避けたい楽な道を取りたいので道案内を避けるのび太。■ 先生にばったり出会ってしまう宿題をやってないので強く注意されてしまうのび太。■ のび太は取るべき道を間違えた?■ 道案内をしていれば・・・先生に注意されることなくむしろ、褒められていたのだが… 後の祭りであった。■ のび太には いいことがないこりずに、コースチェッカーを使い続けるのび太。■ 今度の結果は・・・野球のボールが飛んできて頭に当たりさらには、野良イヌに足をかまれてしまう最悪の結果が。■ もう一方は・・・むりやり野球に誘われる。しかも、ジャイアンはひどく機嫌が悪そうだった。■ 泣き出すのび太自分の運の悪さを嘆くのび太。これでは、しずかちゃんちへ行けない・・・■ 「障害があったらのりこえればいい!」「道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい 安全な道をえらぶってことじゃないんだぞ」■ テレビに出ていたボクサーの男性も同じボクシングの会長に会っただけで、ボクサーになれたのではない。最終的には、本人の努力があってこそ!!■ 決意を決めるのび太のび太は、引き返すことなく悪い結果の見えている道を進みます。頭には野球のボールが当たり足を野良犬にかまれますがのび太は、へこたれることなく進みます。そして、ドラえもんは、その姿を見守るのでした。たとえ、嫌なことがあろうともたとえ、先がつらいと分かっていても避けたり、逃げたりするのではなく前へ進むこと、立ち向かうことが大切なのかもしれません。それが、F先生のメッセージではないでしょうか
2011.06.11
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絶滅したと思われていた魚のクニマスが保護されましたね。いいニュースですね。メリークニマス!! ・・・ってところでしょうか(笑)え、寒い?スミマセン・・・そんな、希少動物(魚も含む)はドラえもんの道具で守ってほしいものですね。■ 大全集 ドラえもん10巻紹介の続きです藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 10巻 『のび太は世界にただ一匹』絶滅になりそうなトキの存在をニュースで知った、のび太とドラえもん。■ 「国際保護スプレー」■ 国際保護ガスの効果が表れる興味を持ったのび太は道具を借りて、外に出かけます。■ いじめられている犬がいたのび太がスプレーをかけるといじめはなくなり、大事にされた。■ のび太は自分を保護しようと考える■ しかし世間の反応は・・・最初のうちは、大事にされて気分をよくするもだんだんエスカレートしていき、大変なことに。10巻には、『サイオー馬』も収録されてます。これは、以前(3/29)取り上げました。 『 異説クラブメンバーズバッジ 』地底があることを信じるのび太はスネ夫にあっさり否定され、悔しい思いをする。■ ちょっと変わったネーミングの道具ですちょっと変わったこと(異説)を実現しバッジをつけたメンバーだけが体感できる道具です。■ 地底国の伝説は世界中にある■ マイクに向かって信じることを話しますすると、普通のほら穴も地底国に・・・!!■ せっかくなので生き物を作る■ のび太が作った地底人地底国でダイヤが発掘されると、金目当ての大人たちが注目し始め、地底国はピンチに・・・ 『 歩け歩け月までも 』■ 「道路光線」物を通り抜けて、一直線の空間を作ってくれる道具です。■ 雨が降っても関係なし■ のび太の念願が叶う!?歴史に名を残したいと密かに思っていたのび太にヒラメキが起きる。■ 月に向かって1日15キロ歩く■ 80歳頃には月に到着する計算オチをいうと、ある問題があり、結局初日で失敗なのですがここは、月を徒歩で目指すのび太の心意気を褒めましょう。 『 羽アリのゆくえ 』「うつしっぱなしミラー」でアリの生活を観察するのび太。■ クロオオアリの巣子供の頃、この話でアリに興味を持ちました。アリの世界をのぞくのは、想像以上に面白いですよ~ 『 むすびの糸 』■ ジャイアンにボコボコニなぐられるのび太この経緯には、いろいろと訳があります。ともかく、しずかちゃんは優しいのです。 『 水たまりのピラルク 』■ のび太としずかちゃんは釣りに行く■ ドラえもんの道具を使っているのになぜか釣れない■ 実は水たまりだった・・・水たまりなので、魚はいるはずなかった。スネ夫とジャイアンに、笑われるのび太。■ 何も気にしないしずかちゃんしずかちゃんは、本当に優しいですね。この話のしずかちゃんは、特に優しいです。 『 プラモが大脱走 』■ 人気のプラモを買いに行ったのび太バンダムのプラモは、いうまでもなく「ガンダム」のパロディです(笑)■ 「プラモ化カメラ」写真を撮るだけで、それがプラモになるというプラモ大好きな子供たちの憧れる道具ですね。■ ガンダムには「ザク」と「グフ」があります「10巻 前編」でも、ブルートレインの登場があるうように当時の流行を、取り入れてますね。ドラえもんでは、所々こうした描写が見られます。 『フィーバー!! ジャイアンF・C』■ ジャイアンらしい悩みが・・・珍しく、ジャイアンがのび太のうちにやって来ます。リサイタルをいつも開催しているのに、熱烈なファンがいないのは寂しい。■ ファンがいないのは無理もないのだが・・・ここでは、のび太のツッコミが冴えてます(笑)ドラえもんの道具で、無理矢理ファンクラブを作ることに・・・ 『 しずちゃんとスイートホーム』■ この家に入ると強い好意を与えてくれます■ のび太としずかちゃんがラブラブに・・・これは擬似同棲ともいえますね。子供の頃に読むとドキドキしてしまいます。最後、ジャイアンとスネ夫が、うっかりこの家に入ってしまい・・・(笑)当時は、タブーといいますか、際どかったと思いますがもはや、ドラえもんに「描かれてないジャンルは無い」といえるでしょう~3人の娘さんを授かったF先生は子育てを通じて、しずかちゃんのように育ってほしいという気持ちもあったのでしょうか。だんだんとしずかちゃんの優しさも、目立つようになりました
2010.12.25
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ほとんどが未単行本化の作品でレア作品集であると同時に今、なかなか見かけることの少ない児童漫画集ともいえます。■ 大全集 モッコロくん藤子・F・不二雄大全集 モッコロくん/4じげんぼうPポコ/他【 収録作品一覧 】「モッコロくん」「4じげんぼうPポコ」「ぞうくんとりすちゃん」(絵本)「つくるくん」「パン太くん」「パパは天さい!」今日は、半分の3作品【モッコロくん】 【4じげんぼうPポコ】 【パン太くん】を取り上げてみたいと思います。残りの作品は、次の日記へ続きます。 < 「モッコロくん」>およそ120ページで、内100ページがカラーです。藤子マンガで、一番小さい主人公かも知れません。 『 こんにちは モッコロくん』■ 庭に変わった虫が・・・男の子の名前は、ゆうちゃん。 ■ ゆうちゃんは緑色の虫を助けてあげます ■ 部屋を暖めてあげます■ モッコロくんは元気になりました 『 あばれ馬を止めろ』■ ピストルの音に馬が興奮してしまう■ 馬が勢いよく走り出してしまった■ モッコロくんは虫などを大きくすることができますモッコロくんはバッタを大きくして助けに行きます。■ バッタに乗って追いかける■ モッコロくんが馬を止める■ 一安心 『 公園にはなかまがいっぱい』■ 一緒に絵を書いていると・・・■ 友達は上手く描けない■ 機嫌が悪く乱暴をする■ モッコロくんが仕返しをする■ それでも懲りない乱暴な男の子■ モッコロくんはアリを呼ぶ■ 何かがベンチに・・・■ アリが協力してくれました昆虫がモデルになっているモッコロくんは虫と会話ができたり、虫を自由に操ったり「大きく、大きく」(そして「小さく、小さく」)と唱えて物の大きさを変えることを、得意としています。園児を対象にしているので、SF的要素はかなり小さめに抑えています。これも、F先生なりの見えない配慮ですね。 < 4じげんぼうPポコ >ページ数は約100ページです。カラーページは、約半分あります。 『 4じげんから来た友だち』■ たけしくんが一人でお留守番していると・・・■ 不思議な生き物がやって来た名前は「ピーポコ」というらしい。 『 ぼく、Pポコ』■ たけしくんの後をつけるPポコ■ Pポコはたけしくんに変身変身するのが、Pポコの特技です。■ Pポコにゾウの変身を頼む■ 本物のように大きくなる 『 大きな雪だるま』■ 空き地でPポコと一緒に雪ダルマを作る■ 小さすぎる雪ダルマは笑われてしまう■ Pポコが雪ダルマに変身■ みんなから注目される雪ダルマにPポコのSF的要素は、変身のみです。これも、小さい子供たちの想像力でもきちんと追いつけるように、構成されていますね。 < パン太くん > パンダを擬人化した可愛らしいマンガです。収録は全4作品と短いです。一部、二色刷りページがあります。 『 風のひみつ』■ 凧がやぶれてしまった説明はありませんが、おそらく、凧を持っているのがパン太くんの妹のようです。■ パン太くんが直してくれます■ お友達も登場です猿、犬、タヌキ、猫などを擬人化したキャラがお友達として登場します。 『 じしゃくのひみつ』■ 絵の担当は しのだひでおさんですしのださんは、「新・キテレツ大百科」や「ドラえもんの発明教室」などの作者でもあります。 『 かげのひみつ』■ 絵の担当は 永田竹丸さんです藤子A先生の「まんが道」を読んだ方は永田さんの名前はご存知かもしれませんね。手塚治虫先生や藤子先生たちが住んでいたトキワ荘のメンバーなのです。児童向け作品が中心なので大人の読者が読みたくなるような感じではありませんが、今減りつつある児童漫画が21世紀に、こうして登場し、残ってくれることはとても貴重なことだと思っています。小さな子どもたちが、一番最初に触れるマンガとしてうってつけかもしれません
2011.01.27
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ドラえもんの道具で未来をのぞくとのび太としずかちゃんは結婚していますがそれでも、不安が一杯ののび太・・・この間、大全集「ドラえもん」9巻の紹介を「前編」&「中編」&「後編」と3回に分けて紹介しましたが短編映画にもなった「のび太の結婚前夜」を紹介しないわけにはいきません。■ てんコミでは25巻に収録されていますドラえもん 25巻 藤子・F・不二雄 < 『のび太の結婚前夜』 ストーリー >しずかちゃんと将来結婚できるのかなと考え込むのび太・・・■ 結婚式を見に行こうというドラえもん■ タイムマシンに乗る二人■ ついに未来へ到着!!ドラえもんのミスで1日前に到着してしまう。そして、結婚前夜を見てみることに・・・■ 「透明マント」登場未来ののび太は仲間たちと飲み会を開いていた。■ 未来の出木杉くん出木杉くんは、『しずちゃんをとりもどせ』という話では外国人らしき女性と結婚している姿が見られます。■ 未来のスネ夫トレードマークのとんがりがなくなってます。パーマをかけたのでしょうか。■ 未来のジャイアン■ 鼻の下を伸ばしぱなっしののび太■ 気になるのはしずかちゃん■ 不安がよぎる■ 結婚前夜のしずかちゃん■ パパの部屋へ向かう■ 結婚をやめる!?■ 驚く2人■ しずかちゃんは語るしずかちゃんは、父親に親孝行をしてこれなかったのではという。■ しずかちゃんのパパは語る■ 数え切れないほどの贈り物があるという■ 最初の贈り物はしずかちゃんの誕生■ 思い出の全てが最高の贈り物■ のび太くんについて語る■ 人の幸せを願い人の不幸を悲しむことができる人それを聞いた、ドラえもんとのび太は涙を流しながら、その場を去っていきます。外見ではなく、性格を見るとはしずかちゃんのお父さんの事をいうのでしょう。のび太くんは、誰もが見習うような模範的な人物ではありません。ですが、勉強をして、宿題は忘れず、テストでいい点を取って勇気があって、行動力があればいい人間なのでしょうか?結婚をするときに、テストの点や勇気があるかを調べるものでしょうか?しずかちゃんが、のび太くんとの結婚を選んだのもやはり、彼の性格を見ていたからだといえるでしょう。ドラえもんがいなかったとしても、のび太くんは自分の力で、しずかちゃんのハートを射止めたことになります。その事に嘘を交えてないF先生の描写に目に見えない説得力があります。人間は『性格が何よりも大切』であるというメッセージが隠れています。■ ドラえもん 「ドキドキ冒険編」てんコミ以外のドラえもんは個人的にはあまりお薦めできないのですが(てんコミか大全集がベスト!!)これを買ったのは、巻末にF先生の3人娘さんのお話が載っているからです。■ F先生の娘さん3人勢ぞろい!!父(F先生)を呼びに仕事部屋に入ったらドラえもんの原稿を描いていた!!という話などは、羨ましくなりますね~なんと「のび太の結婚前夜」の話にも触れます。>しずかちゃんのお父さんがしゃべるシーンは>そのまま全部、父の言葉として受け止めちゃいますねby 三女の地子(くにこ)さん「のび太の結婚前夜」には、結婚をし、娘を持った『父親としてのF先生の姿』が入っているのです
2010.12.07
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前回、『F作品の女性キャラ特集』を紹介したのですが私は「あまりにも当たり前すぎるかな~」としずかちゃんを載せなかったのですがやはり、紹介しなくてはいけませんね。■ ミス・優しい女の子こちらは、『Fの森の歩き方』という本で特集されてます。しずかちゃんは、もはや「ドラえもんのキャラ」というよりも、「国民的マンガ少女」に近いでしょう。堂々とページの真ん中に登場しています。■ F系男子『F系男子』という面白い特集もあります。多くの人が「F先生のマンガの男子たちは、みんな似てるよね」と思われてることでしょう。『Fの森』の紹介では、ちょっと物足りなかったので私が、『F系男子 オリジナル分析』を進めていきます。以下は、私の編集なので、『Fの森』には収録されてません。■ オバQの正ちゃんは泳ぎが苦手(『海水浴で大さわぎ』大全集6巻より)■ バケルくんのカワルは野球がヘタ(『みんなの広場をまもれ』大全集1巻より)オバQの正ちゃん、バケルくんのカワル、そしてのび太などに代表されるようにF系男子は、スポーツが苦手、ガキ大将に弱い、気持ちもあまり強くない…このように、「ちょっと頼りない男子」という共通点があります。キテレツや高畑くんも当てはまりますね。■ 強くはないけど意地はあるみつ夫(『パーマン誕生』大全集1巻より)この後、ケンカになって、いつもどおり負けてしまうみつ夫ですがこうした立ち向かう気持ちは、のび太にはありません。■ 暗算もパッとできる(『死の船』大全集1巻より)簡単な計算かもしれませんが、みつ夫は暗算もできます。それほど「勉強ができない」という訳ではないようです。■ 社会が得意らしい(『死の船』大全集1巻より)ものスゴイお宝が海に眠っているという昔の歴史も知っているみつ夫。社会が得意とみてもいい?■ 家庭訪問で先生に褒められるみつ夫(『先生がくる!!』大全集1巻より)みつ夫は、勉強が「あまり好きではない」だけで意外と勉強ができるのかもしれませんね。さて、F系男子の中でも、今までのレッテルを跳ね返す少年がいます。21エモンです。ホテル経営者の父・20エモン、その息子が21エモンです。ホテルの跡継ぎが、21代目なので、それが名前の由来になってます。今にもつぶれそうな、流行らないホテルで働いています。■ 21エモンは責任感が強い(『アルバイトも大へんだ』大全集1巻より)友達のルナはアルバイトをやめたいといいますが仕事を投げ出すことに、反対します。21エモンは、責任感が強いのです。■ 21エモンは決心がかたい(『宇宙パイロットへの道』大全集1巻より)21エモンはパイロットを目指します。ホテルを継いでほしいと願う父と意見がぶつかりますが夢を追う21エモンの意志は強いです。■ 火星で火星人に襲われる(大全集1巻『火星へ遠足』大全集1巻より)■ 21エモンは勇敢である!!怪物に襲われても、両足で必死に抵抗し思いっきり噛みついて、どうにか逃げ出します。どんな時でも、屈せず、諦めない、勇敢な21エモン!!21エモンも、ちょっと勉強が苦手なところもありますが何事にも真面目で、頼もしく、頑張り屋なのです。「ちょっとドジ」というイメージが付きまとうF作品の主人公たちの中でも21エモンは、一味違うF系男子なのです
2010.08.25
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まあ、有名人ではないので私のフルネームが載っている訳ではありません。■ 「ネオ」が国語辞典にあります(笑)■ 今使っているのは三省堂の国語辞典ですなぜ三省堂を選んだのかというと新品で、半額で手に入る機会がありまして気軽に買ってしまったのですが使い勝手は、気に入ってます。見やすさもいいかなと思います。■ 手持ちで一番古い 旺文社・国語辞典約20年前から、ずっと使ってきました。旺文社は、学校の指定だったかもしれません。昨年、『ブログネーム「ネオ」について』(9/19)でも話しましたが私の推測では、ここ数年(おそらく10年くらい)にじわりじわり広まったのかなと思っていたのですが20年前の旺文社の辞典でも、すでに載っていたのです!!驚きんぐですね。■ 20年前の辞書にも「ネオ」がありました。旺文社では、載っていた「ネオロマンティシズム」という言葉が最新の辞書(三省堂)では、削除されているのですが例文では、20年後でも残っているという面白い発見があります。(一番上の写真参照)今は、活動していませんがサザンオールスターズも、私の古い辞書と同じ頃(約20年前)に「ネオ・ブラボー」というシングルを出していましたね。動画は、こちらをどうぞ→ 「ネオブラボーbyサザン」>愛の夏来れば皆 ブラボー>太陽待ち焦がれた ピープルこのような始まりで、曲のノリもよく明るい感じがします…が、妙に暗さもある、不思議な曲でもあります。>揺れる影より 明日の空は暗い>また逢える日を 願う心は暗いどうでしょうか?あまり、ブラボー!!(イェ~イ!!)という感じでは、ありませんよね…さて、サビの部分です。「情熱の相対性」や「永遠の最終形」のところが初めて聞いたときに、カッコよくて印象的でした。>情熱の相対性はNEO>終わりなき世のBlues>永遠の最終形はZERO>X(エックス)同然 さらばLove Woo…歌詞に「X同然」と書けるのは桑田佳祐さんの天性でしょうね。スゴイですね~この曲は、サザンの中でもかなりお気に入りなのですがあまり、知られてないように思います。私の知る限りでは、これはシングルのみの発表でアルバムに収録されていないからでは、ないでしょうか。(間違っていたら、スミマセン)○ オマケ替え歌平日の最終ニュースはZERO♪でも、9/19の日記に書いたようにやっぱり、「ネオ」という単語が、日常に入り込んできたのは映画「Matrix」('99)以降ではないかと思ってます。むかしよりも商品名、作品名、番組名で、ホントに多く見かけます
2010.04.18
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新聞やワイドショーで知った方も多いと思いますが、西武池袋線の12の駅で、'09年9月9日に合わせて銀河鉄道999の記念キップが発売されることになりました。新聞記事より私は数日前から知っていたのですが、まさか、当日朝5時過ぎに売り切れるとは思いもよりませんでした。ガーン!ショックです。私は5時半に練馬駅に到着しましたが、約200人以上が並んでいました。私の後にも200人くらいの列になっていました。推定で400人の行列でした!エスパー魔美の高畑くんに登場してもらいましたもうすでに記念乗車券は売り切れでした。売り切れなのに、なぜ並んでいるのか列の人に話しかけてみました。そうしたら、今度は記念バッジの発売とのことでした。そのバッジは6時半の販売開始といわれ、5時半から、1時間待ちました。そして、行列が動き始めました。アナウンスがあり、目の前で売り切れました。ガーン!およそ30年前に放送された古いアニメなのに、朝のニュースでも取り上げられ(これは、母に聞きました)昔では新聞などで、絶対に取り上げることのなかった街中のマンガ・アニメイベントの記事があったこと、(しかも社会面でカラーの扱い)それらを思うと、嬉しくなりました。今日は、今年の3月にもらった(8/15の日記)松本零士先生の色紙を拝んで寝ます。これが999では一番の宝物です。P.S.「ガーン」で思い出したのがドラえもんとエスパー魔美でした。ドラえもんの40巻以上のコミックからさすがに探す気にはなれず、魔美から探し出しました。F先生のコミカル描写は素晴らしいです
2009.09.09
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前回の日記(3月1日の日記)の続きです。ラジオ番組「こども電話相談室」で小さな女の子から日本はどうやってできたんですか?という質問がありました。それならば「のび太の日本誕生」を読んでみるのがいいかもしれないと私は思いました。ということで、本日は、大長編ドラえもん「のび太の日本誕生」から大昔の日本をのぞいてみましょう~今回は、日本の歴史にスポットをあてるので「のび太の日本誕生」の一般的なあらすじを知りたい方は、こちらも前回の日記(3月1日の日記)をご覧ください。<「のび太の日本誕生」から見る大昔の日本>■7万年前の日本■魚を捕まえる少年「ウラーオ」という言葉を発しています。「アー」とか「オー」という感嘆(感情)ではなさそうです。この頃、すでに言葉をもっていたのかもしれません。■家出を決意したのび太は空き地へいつもの空き地でさえも、持ち主が現れた。もはや自由な土地などは現代にはない■スネ夫が土地について意見を語るなるほどなあ~と思いますね。「確かに」とうなづけるものがあります。このスネ夫の話が盛り上がり、ドラえもんたちは人間の住んでいなかった時代に行こう!ということになります。■会話をする進化したタイムマシン日本大陸に人間が現れる前に行きたいドラえもんたち。スネ夫の話では三万年前にはいたようです。そこで、ドラえもんたちが決めたのは七万年前の日本でした。■七万年前の日本は氷期の時期だった今ではインターネットで何でも調べられて瞬時に情報が得られますが、まだケータイすら登場してなかった時代に、ヴェルム氷期といった歴史的事象を解説するF先生の、下調べ、確認作業、情報収集など「知識の土台」が物語を力強く支えています。■古代には野生動物がいっぱいスネ夫とジャイアンの前にサイが現れます■大昔の日本にはサイ、トラ、ワニなどもいた■「ワンダフルじゃねえか」byジャイアン大正生まれの私のおばあちゃんから聞いた話では、明治時代はあちこちでトキは見れたといいます。私たち人間はなぜ生き物を大切にできないのでしょうか・・・■ワニがスネ夫とジャイアンを襲う先ほど、ドラえもんがいっていたワニがあらわれます。■7万年前の日本にいたのは中国からの渡来人7万年前の日本にいたククルという少年は中国大陸から来ていたことが判明!■しかし日本と中国の間には海があるのでは?海があるのに日本に渡って来られるのか?という疑問が浮かぶ。■大昔の日本は中国と陸地がつながっていたドラえもんから渡された7万年前の世界地図を見てみると・・・中国と日本はつながっていた。また、日本も北海道から九州までつながっていた。■陸地のつながりは氷河期が理由「いま(7万年前)が氷河期だから」とドラえもんが解説します。本来は海面であるところも、氷が増えた影響で陸地が出てきたというわけです。それにしてもこの海面の断面図による説明も、教科書並みの解説ですね。F先生の、子供たちに分かりやすくする配慮がうかがえます。■スネ夫はひらめく氷河期で日本と中国が陸地でつながっているときに日本の先祖は中国からやってきたのではないかとスネ夫は考える。■ドラえもんが移住について解説陸地がつながっているから、という理由だけでなく何万年という、想像を超える長い長い・・・遥かに長い歳月をかけて人類は移住を続けてきました。かつて登山家が、山を登る理由を「そこに山があるから」と語りましたが人類が、未踏の土地を目指したのも「そこに新しい土地があるから」だったのかもしれません。未だ見ぬ世界(陸地)を目指すのは私たちの本能だったのかもしれません。■石オノを使う人類7万年前は、中期旧石器時代にあたります。石を打ち砕いて道具作りをする打製石器が発達していた時期でもあります。■中期旧石器時代の生活今、私たちが暮らしている同じ日本の大陸で大昔は、このような暮らしがあったんですね~■村づくりに励む新人7万年前の日本に渡ってきた新人(現生人類)は、日本に住み着きました。この新人の血が、現在の私たちにも流れていることになります。さて、本日の日記では、7万年前の日本はああだった、こうだったと断定するような形で書いてしまっていますがあくまでも、漫画「のび太の日本誕生」の中での描写を淡々と見つめただけで、日本の成り立ちの『仮説』にすぎません。宇宙の始まりのビッグバンも、あくまで仮説にすぎません。人類誕生の歴史も仮説でしか分かりません。日本に初めてやってきた人類も日本語の成り立ちも、日本の成り立ちも大昔のことは、結局、完全に分かる手段はありません。それでも断片的な事実、証拠、仮説から私たちが築き上げてきた定説を見聞きすることは楽しいものです。本日の日記で、日本の成り立ちに興味をもっていただけたら嬉しいです。大長編「のび太の日本誕生」の最後ではドラえもんたちがタイム・テレビでククルとの別れから20年後をのぞきます。そして、次のような解説がでてきます。ククルはたくましく成長し族長になっていた。ウンバホ(火の国の勇者)と呼ばれ村人たちに尊敬されていた。それ以前の日本にも人間はいたようだ。だが彼ら(旧人)は、やがて絶滅したらしく今の日本人と血のつながりはない。だからあの時・・・ククル一族(新人)が住みついた時こそ"日本誕生"の瞬間だったのだ!!このような締めくくりで物語は終わります。かつて日本大陸にやってきた人類(旧人)は子孫を残すことはできませんでした。今、私たちの身体に流れている血は7万年以上も前から日本の地に住み始めた、新人の血が受け継がれているのです。日本の地で、日本人として生きていることが私にとっては、年齢以上に、ずっとずっと長く遠い遠い昔から、生き続けている・・・そんな気がしてなりません
2021.03.02
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