スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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2011.01.11
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信じられないような
凶悪事件が起きる度に
私はいつも、ちょっとした疑問が
浮かんでくるのです。

人間は、死にたくなったときに
「驚くほどの善意を残して死ぬ」
ということは、しないのだなと・・・
いつも起こるのは
「驚くほどの残虐事件だけ」なのだなと・・・

人間は天使にはなれませんが
悪魔にはなれるんだなと・・・
なぜ、人間というものは
こうも善と悪のバランスがひどいのでしょう・・・

もちろん、世の中には良い事件もありますが
「驚くほどの善意」は、あまり記憶にありません。
「驚くほどの凶悪犯罪」は、いくらでも記憶にあります。

さて、暗い話をしてしまいましたが
最近、「驚くような善意の事件」が発生してますね。
皆さんもご存知だと思います。

ランドセルなどのプレゼントを贈る
伊達直人(タイガーマスク)の名前を名乗る
心優しいお方が、全国各地を駆け巡っています。
感動的ですね。話では、一人だけでなく
「良い事件」に便乗して、善意の輪が広まっているようですね。
感動してしまいました。

心のこもったプレゼントを贈ることが
なかなかできなくても
他人に思いやりを持つことは
誰にでも、できることだと思います。

平和を世界に広める国民を目指す
藤子・F・不二雄先生のスコシフシギな
SF短編「ボクラ共和国」を紹介したいと思います。



 < 『ボクラ共和国』ストーリー >

■ 転校生がやってきた
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 花田まさる 小学五年生 転校

花田という少年が、転校してきた。


■ 少し変わっていた
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 変わったやつ 周りが変わってきた

花田は、プレハブに一人で住んでいるという。
父親らしき人がいるらしいが、確かではないらしい・・・


■ 「ボクラ共和国」国民証
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 帰り道 国民証

メガネをかけた主人公の少年・小森は
学校の帰り道、変わったものを拾う。


■ 女の子の友達・みどりが落としたらしい
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 拾う ダンプ みどり


■ 小森少年は何かの企みだと疑う
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 国際的陰謀


■ 見間違えなのか!?
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 こんなバカな

なぜか真っ白な紙になっていた。
何かがおかしい・・・


■ 空き地を通ると・・・
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 花ガキ大将 フトマムシ 空き地

ガキ大将のフトマムシが
何かを、しでかしている・・・


■ 友達が殴られている
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 ガキ大将 フトマムシ ハリガネ ほっとけない

小森少年は、許せなかった。
弱いのだけれど、立ち向かう・・・


■ なぐられる・・・
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 ボコボコ


■ 友達をかばったものの・・・
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 バタ なぐられる

けんかには弱いので
ボコボコになぐられてしまった。


■ 気づいたらベッドの上だった
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 ぶつかっていった 助けようとして

どこからか、話し声が聞こえてくる。


■ 小森少年は起き上がる
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 仲間に入れよう


■ 「賛成」という声が聞こえてくる
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 賛成 異議なし


■ 「気がついたかい」と声をかけられる
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 気がついたかい


■ 「ボクラ共和国」に誘われる
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 小森 国民


■ ボクラ共和国とは・・・!?
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 ボクラ国民

ボクラ国民のいる場所が
ボクラ共和国の場所。


■ 戦争のない世界を作りたい
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 戦争のない世界


■ なぜ戦争は起きるのか
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 なぜ戦争が起きるのか


■ 戦争をする国でも良い人は住んでいる
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 戦争 良い人 悪い人

私たちが、ある特定の国を嫌いだとしても
そこには、良い人たちも住んでいるのです。


■ 「国」という存在に原因があるのでは・・・
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 国 固まっちゃうからいけない


■ 国が原因で国民は戦争に巻き込まれる
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 国は生き物 戦争に巻き込む


■ 国境なき国を世界中に作りたい
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 資格 他人に思いやり

ボクラ共和国の国民になれる資格はただ1つ。
『他人に思いやりがあること』


■ やがては海外にも広め世界を包む
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 世界を包む ひとつの国が生まれる 海外にも広める


■ 小森少年に国民証が渡される
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 国民証 秘密を守る


■ 外へ限りなく広がるイメージの国旗
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 うず巻き いい国旗


■ 夏休みが終わろうとした頃・・・
ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 夏休み 終わり


ボクラ共和国の国民も増えていき、みんなが
これからもっと広めようと盛り上がっていたが・・・
花田少年の家を訪ねると、彼の姿はなかった。
そして、置手紙だけが残されていた。

残念ですがお別れの時がきました。
でも、ぼくがいなくなってもボクラ共和国は残っています。
ぼくも引っ越した先で国造りを続けます。
もしも、うず巻きマークを見かけたら
そこに仲間がいると思ってください。
きみたちと過ごした楽しい二か月は忘れません。
さようなら

物語の結末は完結してません。
ボクラ共和国の続きは、読者の少年少女に
託されたということですね。
(掲載誌は1975年の「小学五年生」です)
国民の資格は『他人に思いやりがあること』です。
決して難しいことではありませんね。

この話では、特別、不思議な現象も
ドラえもんの道具みたいなものも出てこないので
「SF」短編ではないのでは?という
質問も出るかもしれません。
しかし、ラストにSF要素がこっそり登場します。
その伏線もきちんと織り込まれています。
なので、やっぱりSF短編なのです。



ボクラ共和国 藤子・F・不二雄 SF短篇Perfecrt版2巻


平和は、一人ひとりの心がけで
かんたんに築けるものなのですが、なぜか
集団となると、国という大きなものになると
平和は、もろく崩れてしまうようです。

そうした中、全国に広がる善意の輪は
本当に感動的で、素晴らしいことだと思うのです





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Last updated  2011.01.12 22:40:44
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