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人間の身体は大変よく出来ている。
いつも動いているからその筋肉も付き、正常に動くのである。
手術後、身体を動かさないでいると立ち待ちのうちに衰え、歩けなくなってしまう。
そこで、動かせなくなった場合、疾患部位だけではなく、他の部位もリハビリを出来るだけ早くして、筋肉を使う事が大変重要な事となってくる。
優良施設(病院)ではその辺のところが充分考慮されており、手術前からリハビリが始まる。
良い施設(病院)選択は大変重要なことである。

「手術前なのに、もうリハビリ?」
東京都の川又千代子さん(78)は先月23日、熊本リハビリテーション病院(熊本県菊陽町)に入院して驚いた。入院のわずか数時間後、リハビリを担当する理学療法士が病室を訪ねてきたからだ。
その日、ツアーで訪れた阿蘇高原で階段を踏み外して転んだ。右太ももの付け根の「大腿(だいたい)骨頸(けい)部」骨折で、人工骨頭を入れる手術を受けることになった。
右足は痛くて動かせず、ベッドから離れられない。理学療法士が動かしたのは、川又さんの左の足首と太ももだった。
無傷の左足も、動かさないと筋肉が委縮し、関節がこわばる。安静のままでは、寝たきりにつながる。
筋力や関節の動きなどの機能低下は早いが、回復には時間がかかる。骨折部分を保護しながら、手術前から体を動かし、できる限り早く手術とリハビリを行うことが望ましい。
川又さんは、手術当日こそ安静にしていたが、翌日は病室でリハビリを再開。2日後には、車いすで訓練室に移動し、平行棒の間で立つ練習を始めた。4日後には点滴もはずれ、院内の回復期リハビリ病棟に移った。今月中旬、車輪のついた歩行器を使って歩けるようになり、回復は順調だ。
一方、今月上旬に川又さんと同じ手術をした100歳の女性は、心臓や腎臓に持病がある上、手術後も発熱が続く。ベッドから離れられない状態だが、理学療法士が毎日、病室を訪れ、体を起こし20分ほど足の関節を動かす。
発症時から途切れることのないリハビリは、寝たきり防止だけでなく、早期の回復にもつながる。同病院では、大腿骨頸部骨折患者の場合、手術から平均2か月余りで退院する。全国平均より1か月ほど短い。
脳卒中の場合も、発症後3日以内からの早期リハビリで、自宅に戻れる割合や機能回復が高まることがわかっている。
だが、全国的には早期リハビリの体制は十分ではない。リハビリを集中的に行う回復期リハビリ病棟に比べ、一般病床で働くリハビリ専門職員は少なく、病室に出向く人手が確保できないことなどが原因だ。
回復期リハビリ病棟に移るまで、十分なリハビリが受けられず、全身の筋力が衰えることもある。
同病院副院長の山鹿眞紀夫さんは「発症時に患者を受け入れる病院と、回復期リハビリ病棟を持つ病院が連携し、症状が安定したら早く回復期リハビリ病棟に移る体制を作る必要がある」と話している。
安静による機能低下 筋肉を使わないと衰えることから廃用症候群と呼ばれる。米国で健康な人を対象にした研究では、1週間ベッド上で安静にしたり、ギプスで関節を固定したりすると、筋力は10~20%落ちた一方、1週間の訓練で取り戻せるのは3、4%だった。
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