◆長屋村       あらっ!ご近所さん♪

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October 10, 2010
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カテゴリ: ◆NovelでTea☆Time
指切り


+ 指切りしようよ + [15]


病室へ戻った亜紀の元へ高志が駆け寄って来た。
「お姉ちゃん、どうだっだったの?」
「お姉ちゃんね、手術しなくちゃいけないんだって」
「手術しないと死んじゃうの?」
「そうね。でも手術すれば助かるって」
高志は今にも泣き出しそうになった。

「大丈夫よ、大丈夫だって」
「本当に大丈夫?」

「うん。お姉ちゃん、いつまでもいてね」
「大丈夫よ。高志をみててあげるから」
「本当だね。それじゃお姉ちゃん、指切りしようよ」
「うん」
「いつまでも元気で、高志を見ていてくれるって」
「分かったわ。早く元気になって高志をみていてあげるわ」

高志の小さい小指が、一回り大きい亜紀の小指にからんだ。
「ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんの~ます」
「ゆびきった」
逆に高志に励まされた形となった亜紀に、笑顔が戻ってきた。

二人のやりとりを見ていた亜紀の両親は、心から高志に感謝をしていた。

「うん。お姉ちゃんと競争だ」
「そうだね。お姉ちゃんと競争だね」
「ボク、負けなぁ~い」
「私もまけなぁ~い」
あはははと病室に笑いが響いた。


「わかったわ、お父さん。お母さんも心配しないで。私、負けないわ」
「亜紀、しっかりね」
「大丈夫。まだ手術も先の話しだし」
「それじゃ、行くよ」
「はい。ありがとうお父さん、お母さん」
亜紀は病室から出ていく二人を明るく見送った。

二人は入り口で振り向いた。
母は軽く手を振ったあと足を進めて帰っていった。






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Last updated  October 11, 2010 12:45:27 AM
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