◆長屋村       あらっ!ご近所さん♪

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December 5, 2010
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カテゴリ: ◆NovelでTea☆Time
指切り


+ 三月二十二日 + [35]

翌日

「亜紀さん、昨日は楽しかった?」
隣のベットの三田ハルが声を掛けてきた。
「ええ、とっても。弟が出来たみたいで楽しかったです」
「そう。姉弟っていいわよ。亜紀さんはお兄さんか弟さんいらっしゃる?」
「いいえ、私はひとりっ子です」
「そう・・・。
一番上に産まれた子は二番目に産まれてきた子に興味を持って成長するでしょう。

お互いにあるところを見たり無いところを見たり。
心の中で勉強するわけなの。
喧嘩して痛さを知ったり、悔しさや悲しさを知ったり。
三番目の子供が産まれたら、それはまた分け合わなければならないから、物は少なくなるけど、分け合う気持ちや、助け合う気持ちが生まれて来る訳ね。
遊びもそうね。
私の場合は、お兄さんが二人いて、私は三番目だったの。
三人兄妹だったの。
いつも大きなお兄ちゃんが先頭に立って遊んだわ。
大きなお兄ちゃんがいない時には、すぐ上のお兄ちゃんが大きなお兄ちゃんの真似をして先頭に立ったわ。
大きくなるにつれて目上の人は偉いなぁ~って思って来たわ。
だから年功序列を大切にしてきたわけ。

お互いに学力の勉強しかしないから、心の勉強が出来ていないと思うの。
道を歩いていても今の子供達は避けてくれないでしょ?
こっちが気を使って避けちゃたり。
思いやりの無い子が多くなったわ。
亜紀さん、亜紀さんに弟が出来て本当に良かったわ。

「そうなの。おばあちゃん。高志君と歩いた昨日は、今までに感じたことのない気持が心の奥から沸いてきたの」
「良い事よ。人を大切にしたいという思う気持ちは、何よりも掛け替えのないことだわ」
「死なせたくないわ」
「誰だってそうよ」
「そうね」
「亜紀さん、高志君に出来るだけのことをしてあげる事ね」
「ありがとう、おハルおばあちゃん」






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Last updated  December 5, 2010 04:47:07 PM
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