夕べ何気なく「 日本地図 」を見ていました。
もちろんジュニアの地図帳なんだけど・・・・・実は地名から「駄洒落」を作れないものだろうかと・・・・一生懸命見てたんです。
北海道
もちろん地理に詳しい方や、北海道の方はご存じなんでしょうけど・・・・・
「 屈斜路湖 」っていう湖・・・ありますよね?
実はあるときニュースで・・・「 クッチャロ湖 」っていう湖近辺のニュースが出てまして。
「 アッ!・・・このアナウンサー間違ってらあ 」
と思ってたんですよ。
「 クッチャロ じゃなくて クッシャロ でしょ? 」
知ったかぶりは恐ろしい・・・・・同じものだと思ってたんですよ。
ところが全く違う湖でした。
「 屈斜路湖 」は・・・北海道 釧路支庁 管内・ 弟子屈町 にある湖で・・・・ 阿寒国立公園 の中にある一方・・・・
「 クッチャロ湖 」は・・・同じく北海道ですが、 宗谷支庁 ・ 浜頓別町 にあるもので・・・ 北オホーツク道立自然公園 にあるものだったんです。
皆さんはご存知でしたか?
すぐ地図帳を出してご確認ください。
それでは・・・・続きをどうぞ…・
《歌手になるつもりが・・・・(15)》
幹部会に呼び出され・・・私は散々な目にあった。
前日「T崎先輩たち」・・・つまりフォークバンドとしてプロデビューしていた人たちと一緒に帰ったことが・・・・コーラス部員として軽はずみだ・・・・と言うのだ。
しかし、それはおかしな話・・・・・
なぜなら「T崎先輩たち4人」だって、いまだに退部したわけでもなく、れっきとした「コーラス部員」じゃないか。
私は問い詰められながらも、この幹部連中に不信感を抱き始めていたのだった。
昼休みが終わり・・・・私は、午後の授業が始まるからという理由で・・・・引き留めようとする幹部たちを置き去りにし・・・・さっさと部室を出た。
午後一番の授業は「製図」・・・・まだ初心者の段階だから・・・・「丸ケント紙」と言う独特の用紙に・・・直線を引いて行くだけの作業だったが・・・・胸のうちがモヤモヤして集中できない。
したがって線の太さが一定しないから・・・この「製図練習」を提出しても、まともな点数がもらえそうもなかった。
「先生・・・・私、少し熱があって・・・・製図がまともに出来そうもありません。・・・今晩、家で仕上げてきますから・・・今日は帰っていいですか?」
担当の講師の先生の許可を得て・・・・私は教室を出たのだった。
帰るつもりはなかったが・・・もちろん部室にも行くつもりはなかった。
まっすぐ公衆電話に走る。
そして・・・・「T崎先輩」から、夕べ貰ったメモを取り出し・・・そこに書かれてある電話番号のダイヤルをまわした。
「あ・・・もしもし・・・私・・T崎さんの大学の後輩で・・・ナイトと言います。・・・・昨日、T崎さんから、そこへ電話するように言われたんですが・・・・・」
そこは「T崎先輩たち」の所属するプロダクション事務所だったらしく・・・電話の相手はすぐほかの人と代わった。
「ああ・・・君・・・ナイト君・・・ていったね?・・・・T崎から聞いてるよ。・・・・」
昨日の今日なのに、連絡が通っていた。
「ボイストレーニングのことなんですけど・・・・・」
「ああ・・・今週の予定は・・・・明後日の11時、渋谷の〇〇っていうスタジオだから・・・・」
もう私が参加するものとしてあった。
電話を切り・・・・少し落ち着いて・・・その時昼飯がまだだったことを思い出す。
最初は「学食」に向かおうとしていたが、きっとそこにはコーラス部の誰かがいそうな気がして・・・・私は外の喫茶店で食事することにした。
ボックス席に座り、ピラフを注文してから・・・・これからの自分の方向を考えていた。
(コーラス部を辞めて・・・・T崎さんたちと一緒に歌が歌いたい)
さっき、幹部会で責められたことを思い出し・・・またムカついてきたのだが・・・・電話をして自分の進むべき方向が決まったと思った。
そのとき・・・
「ここ、いい?」
目の前に「キリン先輩」が立っていた。
「先輩・・・どうしてここに?」
「さっき君が電話しているところを見かけたのよ。・・・・で、さっき部室で君のことをいじめすぎちゃったかなと思って・・・・謝りに来たんだけど・・・・」
いつもの厳しい顔が少し和らいで・・・・優しそうな「キリン先輩」がそこ にいた。
続く
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