今日は、夕べ見た夢のお話しをします。
いつもの「小説もどき」の「夢の続きシリーズ」じゃないんですよ。
あまりにも宗教的というか・・・変な夢だったんで・・・・・
昨日はね・・・・かみさんも疲れてて夕食が作れなかったらしく・・・・だから、ジュニアと一緒に外食したんです。
なじみの料理屋さんに行って・・・「もつ鍋」を食べてきたんですよ。
子供のくせに・・・うちのジュニアは「もつ鍋」が好きでね。
でも、車で行ったから・・・お酒はなしで帰ってきました。
かみさん?
かみさんは、「食べたくない・・・・食べたくなったら残り物で食べるから」って、行かなかったんですけどね。
家に着くと・・・・私・・・・急に眠気が差してきたんです。
お酒も飲んでないし・・・なんで眠くなるんだろうと思いながら・・・・居間にゴロンと寝ころんで・・・・そのまま寝いっちゃいました。
その時に見た夢なんです。
皆さんは「お籠り(おこもり)」っていう神事を知っていますか?
「わらしべ長者」は、長谷の観音様に「お籠り」をしたと伝えられていますが・・・私の住んでいる下北半島では・・・佐井村というところにあるだけで・・・・経験したことはないんですよ。
神様や仏様と一晩一緒に過ごす・・・というようなもんなんですけど・・・
それが夕べの夢には出てきたんです。
どこの神社・・・あるいは仏閣か・・・全くわかりませんけど・・・・私は子供と二人でその「お籠り」神事に参加していました。
夢ですから・・・長男だったか次男だったか・・・・・それも覚えていませんが・・・・
夕方近くになって・・・・その会場に向かうんです。
それも艪でこぐ「和船」で・・・・
石垣のところに船着き場があり・・・そこで降りると「世話役」の人がやってきて、「お籠り」の作法について説明するのです。
「お籠りの作法としては重要なことがいくつかございます。・・・基本的には5段階の神事があり・・・その順でお籠りしていただきますけど・・・・お静かにお願いします・・・・・」
そのほか、ずいぶん細かい説明を受けたように思います。
まず最初に連れて行かれたところは・・・和風庭園によくある「あずまや」のようなところでした。
月明かりに行燈の明かり・・・・虫の音も聞こえて風情あふれる佇まい・・・私と子供はそこで庭を眺めながら待っていたのです。
ほどなく・・・・和服姿の女性が・・・「お膳」を持って現れました。
「どうぞ神様と一緒にお召し上がりください」
そのようなことを言ったと思います。
しかし、その量たるや・・・・ドンブリが二つにてんこもりのご飯が・・・・そのドンブリとドンブリの間には洋食皿にピラフのように盛りつけられた「山菜おこわ」がありました。
これが二人分ではないんですよ!
子供にも同じ「お膳」が置かれます。
ほかに・・・・「お煮しめ」とか「たくあん」・「味噌汁」が付いていました。
全部食べなければ・・・次の神事に進めないんだろうか?
不安にかられながら箸をすすめたんです。
ようやくのこと・・・・ドンブリ二つを完食・・・子供は私より進んで食べていて・・・ほとんど残っていません。
私も「山菜おこわ」に手をつけようかと思いますが・・・・満腹でこれ以上入らないような気がしました。
そんな時・・・・・
「お食事はお済みでしょうか?・・・・次の神事に移らせていただきます。」
私は・・・・「山菜おこわ」には全く手をつけず残してきました。
「世話役」の人は・・・
「ここから、少し歩いていただきます」
そう言って次の会場に案内します。
あとをついて行くと・・・・・そんな遠くないところにポツンと明かりが見え・・・それが二間四方の小さなお堂であることがわかります。
そんなに遠くないけど、・・・それでも少し歩いたおかげで・・・・お腹がこなれてきました。
「さあ・・・・どうぞ・・・中にお進みください。」
私たちは「お堂」の中に通されました。
中には二人・・・・白い着物に水色の袴をつけた・・・・なんて言うんですかね・・・・神主さんが休憩中に来ているような衣装の男の人が坐っています。
ということは・・・・ここは神社だったのかな?
案内されて座布団の上に座ります。
そこへ・・・・
また食事が運ばれて来たのです。
真ん中にでんと置かれているのは・・・・焼き魚(カマスだったような?)・・・・
おかしいのは皿の上にアルミホイルが置かれ・・・魚がその上にあったこと・・・・
お酒もありました。
「どうぞ・・・・」
神主姿の男たちに勧められ・・・私と子供は勧められるまま飲んでいました。
息子は・・・オレンジジュースだったかもしれないなあ?・・・
突然、隣にいた息子が・・・私の方を向いて・・・小声で・・・
「お父さん・・・・魚に箸をつけようとしたら・・・見て!」
私も魚を開いてみると・・・・中に財布が三つ四つ・・・箸でつまむと・・・小銭が入っている感触がします。
「なんだよこれ!」
思わずその財布を開いてみると・・・・小銭ばかりか・・・・お札も入っていたのです。
その時・・・・神主姿の男は・・・・
「こちらで食べ残されたものは、このビニールの袋に入れてお持ちください。」
そう言ってビニールの袋をくれます。
魚と財布をその袋に入れ終えると・・・・
「それでは次に参ります。」
今度は世話役でなく・・・・その袴姿の男二人が・・・私たちの前後について案内して行くんです。
今度は少し下り坂になりました。
気がつくと・・・そこは先ほど到着した船着き場。
これで終わりってことか?
そう思っているところに・・・・この写真とそっくりなものが・・・・
これは新潟県公式観光情報サイトからいただいてきた写真ですが・・・・
こんな「たらい舟」が・・・・近づいて来たのです。
そして・・・その船に乗せられたんですよ。
この写真だとお昼ですけど・・・・私が乗ったのは月明かりしかない夜です。
なんでここに「佐渡のたらい舟」が出て来たのかはわかりませんが・・・しばらくこの船に乗っていました。
そしてどこかの島に着きます。
島と言ってもけっこうな大きさの島で・・・・うっそうとした森がありました。
そこには・・・いつの間に来たのか?
最初の「世話役」が待っていました。
「ここから四つ目の神事に移ります。・・・・・・この先道しるべ通りに進んでいくと・・・石のお地蔵様とか道祖神様がございます。・・・・どうぞ一つ一つお参りしながらお進みください。」
そう言うと・・・・息子と私に一本ずつ「ろうそく」が手渡されました。
森の中を歩くわけですから・・・ろうそくでもなければ道が全くわかりません。
どれくらい歩くかわからないので・・・・最初は私のろうそくに火をともしました。
「お父さんにつかまって歩いてきなさい。」
息子は素直に頷き・・・私のシャツをつかんでついてきます。
最初にあったのは・・・小さな小屋に入った道祖神でした。
そこでお参りします。
その後・・・・道しるべの通りに歩き・・・お地蔵さまや道祖神様があるたびに・・・お参りをして進んだんですが・・・・
最後に大きな鳥居が見えました。
その「大鳥居」をくぐると・・・・そこには大きな神社の建物が・・・・・
天空にそびえたっていました。
これは・・・・昨年島根に行った時に見た・・・「出雲大社」の創建当初の想像図とそっくりで・・・・長い階段を上りきらないと本殿には到着しません。
この写真はあったかな?
あったあった・・・「島根県立古代出雲歴史博物館」にある「古代出雲大社本殿の1/10の模型の写真・・・
このような神社で・・・この長い階段を上るんです。
昇り切ると・・・そこには大広間が広がっています。
そこで・・・・中に入り・・・・神様と一緒に・・・語り明かすようにお祈りしたんです。・・・・朝まで・・・・
こんな夢を見ちゃったんですけど・・・・・
なんかあるんですかね?
夢占いに詳しい人・・・・ぜひ教えてください。
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