「昨日の敵は今日の友」・・・・そんなことわざがあり・・・・「人の心や世の中はうつろいやすい」という意味だと聞いています。
じつは我が家のご先祖様のことなんですけどね。
ご先祖様といっても、私が出来上がるまでにはたくさんのご先祖様がいるわけで・・・・
例えば、「関ヶ原の戦い」・・・・私の父方のご先祖様は「豊臣方」なんですよね。
戦に敗れたその本人は「打ち首」にされたと聞いていますが、その子供たちは誰一人として殺されていません。
だから、私が現在いるわけで・・・・・
そういう意味では、私は「徳川方」に恩を感じなければならないんです。
長男はある程度の年齢に達していたので、仏門に入り命を長らえました。
うちのご先祖様である次男は・・・まだ小さかったからでしょうね・・・・ある大名の嫡男に助けられ・・・・その藩士として召し抱えられたんだそうです。
何故その大名に助けられたかというと・・・その姉が・・・・この大名の嫡男の奥方になったからなんだそうで・・・・
この辺の話しも複雑でしてね・・・・
「徳川家康」に味方した「豊臣秀吉」の正室「北政所(寧々)」が、この姉をたいそう可愛がって養女にし・・・・だから、この大名家に嫁ぐことができたという・・・・ね、複雑でしょ?
ところが・・・徳川家にとっては面白くない話で・・・・名前を伏せながら書くというのもめんどくさくなったので・・・・名前を出しますが・・・・
この姉の名前を「辰姫」と言います。
旦那様の名前が「津軽藩2代目藩主・津軽信枚」なんですけど・・・子供を授かってその子供が「3代目藩主・津軽信義」となります。
ところが、「徳川家」としては面白くないわけですよね。
そこで・・・「津軽信枚」のところに、「満天姫」という「徳川血筋のお姫様」をよこすわけです。
今まで「正室」だった「辰姫」は・・・・遠慮して、津軽藩の飛び地だった「群馬県太田市」の「大館」というところに移り住むわけですが・・・「津軽信枚」は、参勤交代の途中・・・・ここで必ず休息をとったといいます。
そして・・・時代はぐっと下って・・・・大正時代・・・・っていうか大正天皇のお后様である「貞明皇后さま」が、この「辰姫」の血筋だったといいます。
ということは・・・・「今上天皇陛下」と・・・私は・・・・先祖をたどれば遠い親戚?
いやいや・・・・畏れ多いことでございます。
うちのご先祖様・・・・次男なんですけど・・・・姉のおかげで結構のんびりした暮らしをしたんでしょうね。
でもそんな我が家ですが・・・・うちのオヤジは末っ子なんで・・・・その本家の伯母が・・・「会津藩・白虎隊隊士の姉の家系の出身」だし・・・
「徳川・豊臣」・・・どちらにもお世話になって、今の私がいるのです。
「昨日の敵は今日の友」・・・・でしょ?
世の中は面白いですよね。
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