虹色のパレット

虹色のパレット

2010.02.24
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カテゴリ: 心・人生



いつも心に太陽を






hikari kiku
hikari kiku (C)kazuhime








2~3日前、

「あっ、写真がない!
散歩の時カメラ持って行こう。」

と用意していると、
突然太陽が顔を出した。

グレーで撮り得のなかった景色が
突然きらきらと輝き、
自己を主張し始めた。



と。

これは助かった。
散歩には、カメラは持って行きたくないからだ。
カメラ持っていたら、散歩にならない。

早春の光をいっぱいカメラと、心に収めた。

次の日は雨。

その次の日は曇り。



昨日は、雨の中を図書館まで散歩も兼ねて往復した。
びしゃびしゃ、びしゃびしゃ。

今、読書会で読んでいる本は、
スコット・フィッツジェラルドの「グレイト・ギャツピー」

他のメンバーは、津○塾大英文科出身。
「英語で読むといいよ。」
「それは、とてもとても・・・。」
と語尾を濁すのはカズ姫であった・・・。

そんなカズ姫は、メンバーの一人から
日本語訳を借りてきて読んだ。

ところが、その舞台は、この辺なのだ。
○十年もここに住んでいると、
訳の日本語に豪く違和感を感じる箇所がある。

英語の苦手なカズ姫でさえ、
「ここって、英語でなんて書いてあるのかな。」
などと思ってしまう。
そして、
「英語で読んだ方がいいよ。」
と言う彼女達は正しいかもと思うのであった。

ここで一念発起。

「よっしゃー。
英語のお勉強、始めまっかー♪」

と言うことになり、この「グレート・ギャツピー」と
次の本、サリンジャー(最近亡くなったが)の「ライ麦畑でつかまえて」
を図書館に借りに行った。
生憎本は貸し出されていたので、予約して帰ってきた。

一昨日、図書館から
「グレート・ギャツビー」が返却されたと言う電話があったので、
心にもしっかり早春の光は収められているカズ姫、
明るいうきうきした気持ちで、
昨日、びしょ濡れになりながら、雨の中を取りに行って来たと言う訳だ。


久しぶりに辞書を引きながら読んでみると、
最初の2ページは、ノート2ページも単語を引かなければならなくて・・・。
「とてもこれじゃあ、読みきれない。」
と早くも、決心は揺らぐのだった。

ところが、お陰で、
「英語の意味合いと訳では違うなー。」
と言う箇所が幾つか見つかった。
「ははーん。つまり、この最初の2ページは、
翻訳家も結構苦労したと言うことか・・・。」

揺らいだ心も持ち直して、
「やっぱり、米文学くらいは原書で・・・。」
という気になって来た。

いよいよお話に突入の3ページ目くらいから、
単語は、数個引けばいいし・・・。
もしかして行けるかもと言う気持ちに変ってきた。

といっても、英語に自信のないカズ姫にとって、翻訳は本当に心強い。
日本語訳と原書をつき合わせて読むととても面白い。



また、楽しみが一つ増えた。

今日は、曇り空だけれど、

雲の上でも、カズ姫の心中でも

早春の太陽は燦燦と輝いている。
















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最終更新日  2010.02.25 04:18:52
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