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昨年末近くから朝○新聞に切り替えたので三谷幸喜さんの連載も見たい!と、朝夕刊にしてみたのですが、この夕刊がけっこう気になる著名人の週1の連載が多くて楽しいのです。そしてこの夕刊で明日から荻原浩さんの『愛しの座敷わらし』が始まるのです今日の夕刊によると…『…大手メーカーに勤める40代の会社員が地方支社に移動を命じられる。老母を含む家族5人はそれぞれに問題を抱えており、会社員は自然豊かな環境の中で心機一転、家族のきずなを回復できないかと、あえて郊外での田舎暮らしを始める…、とその新生活に異変が起きる。家にどうも、もう一人いるらしい。座敷わらしだ。』こ・こ・これは!以前読んだ『押入れのちよ』のちよそんなわけないか(笑)。ちよがいたのはそんなに田舎ではなかったし、まして5人もの家族が住めるような家に居るわけでもなかったしな。ちよは荻原浩さんの短いお話の一回だけの登場だったのに、とってもいろいろなものを私の心に残していました。この世のものではないということだけで恐れる様子とかちよの人格(!?)とかクセや動作などが不思議でなつかしくていとしいのです。そんな思いがあったので『愛しの座敷わらし」という題名にもう期待がいっぱいですまたまた夕刊が待ち遠しくなるなぁ
January 30, 2007
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今日も早起きをした夫さん。「じゃあ11時半ごろ来てねぇ♪」と一人で出発。そう、さいたまスーパーアリーナでレッズのファンフェスタが行われるため、良い席を取ろうと早朝からいそいそとでかけたのでした。スパーアリーナは4万人。通常の試合でも6万人近く入るレッズですから、入場無料で家族でくるだろう今日の催しなら4万の席なんてあっという間になくなってしまう~!というわけでの出発です。そんな夫さんの頑張りが利いてメインスタンドの真ん中近くで、真下が選手入場階段となっているところで見ることができました座席以外のところでも●記者会見体験コーナー●選手愛用品チャリティ応募コーナー●記念品展示コーナー●優勝メダルをかけての記念撮影コーナーそして選手がいつも乗ってくるチームバスに乗ってアリーナの周りを一周できる●チャリティ乗車コーナーなどなどブースがたくさん設けられていました。そして入場と同時に配られるビニールの袋には今年からユニフォームにも名前の大きく入るザバスのスポーツドリンクのほかに浦和レッズパートナー各社からの配布物が入っていました。そしてその中の4種類の配布物は当たりはずれがあっておもしろかったです。夫さんはカブドットコム証券のクリアファイルとボールペン。長男はJAさいたまのA賞REDSライスといお米が当たったのでした「A賞よりB賞のポスターがよかったな」と後に語っていましたが(笑)。13時からオープニングセレモニーが始まりました。トークショーでは今年から新たに加わる阿部選手!おもしろいですねぇ。どこかずれてる感じが突っ込みどころ満載でレッズサポーターにもいち早く浸透したこと間違いなし!というものでした。そしてお待ちかねのかくれんぼ選手を2チームに分けて隠れる側と探す側となり場内を使ったかくれんぼをします。次に交代して行い、たくさん見つけたチームの勝ちとなります。最初のチームが隠れるとき左すぐの座席に山田選手が隠れに来たんですよね。そして探す側の永井選手と闘莉王選手に、近くのファンが「ここにいるよ♪」と手招きするではないですか(笑)。おかげで私の横を永井選手が~♪その向こう闘莉王が~♪そしてチーム交代となると右すぐのところに啓太が~♪それはそれは幸せなかくれんぼなのでありました「永井でけぇ~」と長男。夫さんもカメラを構えていましたが、近すぎて顔も撮れなかったとか(笑)。その後も日本一おもしろい紅白戦という名の通り笑い満載のゲームでした。あ~楽しかったなぁそして選手の皆さんお疲れ様でした
January 28, 2007
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なにかを棄てなければ手に入らないものが、この世にはある。たとえば…。昭和20年代半ば。荻窪に住み、丸の内大手商社医務室に勤務する女性の恋模様を通して、あの頃の「昭和」を透明感一杯に描く、著者初の現代小説。 密かに好きな作家さんです。江戸から明治の時代物が多く、そんな時代に生きた偉人と呼ばれる人も現代の中に生きている私たちとまったく変わらないんだと気づかせてくれた私にとっては偉大な作家さんの一人なのです。今回は戦後すぐの昭和で、普通の家族の話となっていました。唯一近所に与謝野晶子の住んでいた家がある、ということだけが語られているのですが、この存在がとても大きくバックに描かれ物語は進みます。主人公、公子は荻窪に住む良家の子女。彼女達の会話はゆっくりとした正しい日本語で、とても心が落ち着きます。生活も行いも正しい彼女が、肺を患ったこともあり離縁まで経験した売れない画家にひかれててゆく姿は、読んでいてもどかしかったりこのまま…と願ってしまったりと我を忘れて読みふけってしまうものでもありました。そんな公子の住む近所で起こるのは今でいう不倫であったり、駆け落ちであったりと、起こることすべて人間の業、熱き思いがもととなった事件ばかり。まさに与謝野晶子の『…柔肌の 熱き血汐に ふれも見で さびしからずや 道を説く君…』が浮かぶのです。読み終えてさわやかでなつかしくてもどかしくて…こんな気持になる本って貴重だな。と改めて表紙を眺めるのでした。
January 26, 2007
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警察官人生二十五年。不祥事をめぐる玉突き人事のあおりで、強行犯係の捜査員から一転、単身赴任の駐在勤務となった巡査部長の川久保。「犯罪発生率、管内最低」の健全な町で、川久保が目撃した荒廃の兆し、些細な出来事。嗅ぎつけた“過去の腐臭”とは…。捜査の第一線に加われない駐在警官の刑事魂が、よそ者を嫌う町の犯罪を暴いていく、本物の警察小説。 いわゆる駐在さんはテレビドラマにおいても、何か事件があって駆けつけた刑事さんたちに、現場の状況や関係者の様子を敬礼して伝え、その場を辞します。そんな駐在所勤務の川久保さんが、周りの住民や刑事との距離を彼なりにうまく保ちつつ、独自の捜査をしてゆく姿が描かれていました。読んでいて、すべてをうまく丸めてゆくのでも媚びへつらうのでもない川久保さんの姿にとても共感して「いいぞ、がんばれ!」と応援している私がいました。言う事は言う、黙るところは黙る、しかし自分の信念は根っこの方で守っている。そんな川久保さんの姿に自分を重ねて反省しきりでもありました。刑事が打ち切りといえば終わりとなってしまう理不尽さが残されるところなど、本当はこうなんだろうな…と思えてしまうから恐いところでもあります。そんな彼には、町の中の裏事情をぽつりぽつりと語ってくれる元郵便配達員の片桐さんがいるのですが、このペアがいい感じでスパイスとなってました。シリーズになるといいなぁ♪私にとってまたまた目が離せないコンビの登場でした。
January 22, 2007
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笑いでハートをつかみ、会話で楽しませ、スピーチでウケる。笑いは人との付き合いを円滑にする手段。落語家である著者が、見聞きした笑いのパターン、実践しているテクニック、古典落語から学べる会話のコツなどを紹介。 乙一さんの、心の底に冷たいものの走る本を読んでしまったので、ちょっと笑いを思い出そうと手に取った本です(笑)。『落語』をゆっくりと聞きたくなる本です。オチを語るから落語?やはり笑いとは考えつくされた上に出来上がったものなんですね。それを日常として体に叩き込んだ玄人が落語家さんなのでしょうか。テレビデおなじみ『笑点』これについて語っているところは奥深かったです。それぞれのボケにツッコミ、しかしそれぞれが全体や流れを考えて瞬時に構成されてゆくのがあの番組なんだなぁ。と感心させられました。なぞかけに強くなるために広辞苑を読む、というのもすごかったです。そして毎日目にするものすべてから想像をするということの練習。インスピレーションを鍛えるんですね。こうして林家一平さんたちのように突然番組内でなぞかけをふられても即答できるようになっていくんですね。ホントにすごいです!笑いは気配り勉強そして経験だなぁ。生まれたときから日常的に笑いを考えている関西の人たち、とってもうらやましいです。
January 19, 2007
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名探偵ロイズはぼくらのヒーロー!はたして名探偵ロイズは、怪盗ゴディバをつかまえることができるのか!?少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。 その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋がえがかれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出した。胸躍る少年探偵物語!!と思いきやさすが乙一さんの作品でした!!!物語の流れについてはぜったいに語れないところなので、これ以降はぜひ本を読み終えた方のみお読み下さい。☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。.:*:・'゜☆子供達のヒーロー『ロイズ』。偶然にも彼と会うこととなった少年リッツ。貧しい親子二人暮し。その母とヒーローが親しい仲になるのかしら♪…などという妄想はすぐさまふっ飛びました(笑)。あまりにもあっけなく殺されてゆく人の描写がとてもとても心を寒くさせます。この物語は何でもありだ、と予感させるのです。主人公として語られているリッツでさえ、彼が不幸のどん底へと落ちるだけの話だとしてもおかしくはない…。そんな恐ろしさに包まれた物語でした。しかしこういう物語の展開があったからこそ、この物語の終わりで少し救われるのでした。乙一さんの本は二冊目なのですが、本当にいろいろな意味でおそろしい人なのでした。
January 17, 2007
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子爵の屋敷の地下室に秘蔵されていた巨匠ボッティチェッリ作『秋』!?世紀の大発見か、それとも罪深き贋作なのか。美術品の真贋を舌で見分ける天才美術探偵・神永美有が西洋名画から正倉院御物まで様々な美術品にまつわる謎を快刀乱麻解き明かす。オール讀物推理小説新人賞受賞作家堂々のデビュー作。表題作の『天才たちの値段』は「これはまた楽しみな人がでてきたぞ~♪♪」と読み終えてわくわくしてしまいました。短大教員の佐々木と美術品の鑑定をする神永美有(男性です)。まさに『天才たちの値段』についてを語る二人の楽しい薀蓄合戦でした。これ以降の物語については少々薀蓄がくどくなって、目で流し読みをしてしまうこともありましたが、全体的に楽しく読むことができました。主人公についてもそのほかの登場人物についても軽くさわったくらいの紹介なので、彼らについてもう少し深く知りたいので、ぜひぜひ続編をお願いしたいと思うのでした。
January 15, 2007
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読書とは、一冊の書物を手にしたとき、中身を読む前にさまざまな角度から全体を眺めたり、手触りを確かめるといった「外側からの儀式」を経ることから始まる。カヴァーや帯を通して作者の世界に入ろうとする。この儀式を愉しませてくれるもの、それが装丁である。本書は、人気と信頼を誇る装丁の第一人者が、その発想のコツとノウハウを、作家たちとの交流を交えながら、多岐にわたるデザインの局面から語ったもの。25年以上にわたって手がけた装丁は千冊を超えるが、その一冊一冊が書棚から語りかけてくるような、独特の存在感を放っている。最大の魅力は、書物を通した著者の半生が、余すところなく語られている点であろう。創作の源泉はまさに、幅広い好奇心と、書物への愛着にあるのだ。 ほとんどの本を、すでにカバーのかかった図書館で借りて読んでいる私にとってはとても耳の痛い本でもあります。本屋さんで表紙が目を惹いて手に取るということがよくありますが、私にとっての何かが琴線にかかったわけで、万人がそう思っているわけではないことですよね。でも多くの人が手にとってくれる本の表紙を作りだしたとしたらすごいことですよね。この本は一種マニアックでもあります。編集、印刷、製本、デザインに多少関わったことがあるので専門用語もなつかしく読んでいました。しかし私に専門用語などの知識がなかったとしても、この本を読めば和田さんがいかに装丁という仕事に自分の知識のすべてを織り込んでいるかということは通じると思います。この本の中でも語られているのですが、村上春樹さんの本は安西水丸さんと佐々木マキが有名です。そんな村上さんの本を和田さんが担当されることになったと語られていた本は、私も読んで手にしたことのあるものだったのでとてもなつかしかったです。「あの本の表紙はこういう流れでこうなったのか…」とか「この表紙にはこういう和田さんの思惑が働いていたのか!」という発見もあります。そしてなにより和田さんの多才ぶりがうかがえるのが、写真と映画についてです。映画好きの方にも読んで欲しいなぁ、と勝手に思うのでした。アイ、アカ、スミ、キと私たちは四色を覚えさせられたな…♪ふと、笑みがこぼれる本でした。
January 12, 2007
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下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」。ちょっと風変わりワケあり大家族四世代の大家族が、転がりこんでくる事件を解決する。おかしくて、時に切なく優しい、下町情緒あふれる春夏秋冬の物語。寺内貫太郎一家のドラマを見ているような楽しさでした♪古本屋の大じいちゃん、破天荒な息子とその子供と愛人の子。そしてその子供達の子供…。そんな大人数が毎朝繰り広げるちゃぶ台越しの会話は最高に楽しいものでした。誰が誰にしゃべっていて、いくつの会話が飛び交っているのかを読むのがとっても楽しかったです♪そしてなによりこの大じいちゃん、堀田勘一さんのべらんめえ口調で語られる頑固さとおとぼけぶりが最高です。毎朝楽しく見ているN○Kの連続テレビ小説『芋たこなんきん』と同様、たくさんの人が一つ屋根の下に暮らしている様子がにぎやかで楽しそうなんです。物語は春、夏、秋、冬の四篇でできているのですが、季節感たっぷりな下町にある古本屋兼カフェの東京バンドワゴン。すべては2年前になくなった勘一じいちゃんの奥さんことサチさんによって天の声のように語られています。それは最初ちょっとまどろっこしい感じがしたのですが、慣れてくるとサザエさんのお母さんフネさんのような優しい声で語られているように心地よくなってくるのでした。それぞれに起こる事件はとても不思議なのですが、それぞれとてもよい形で解決されていくのがまたまた心地よいのです。すべてはLOVEだねぇ。(笑)
January 8, 2007
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あけましておめでとうございます昨年は新しい仕事に、とにかく振り回されっぱなしな一年でしたそのぶんのプラスマイナスを埋めるようにスポーツにおいては、これ以上にないくらい素晴らしい年となりました~やっぱり野球っていいよねと、改めて感じることができたし、夫さんと応援するレッズも昨日の天皇杯も含めて記録的な年となりましたおかげで長男は夫さんとレッズのホームゲームはすべて参戦し、優勝の決まりそうなゲームにいたっては地方へもでかけてゆきました。さらに私と数回の東京ドーム通いをしてスポーツ観戦に明け暮れた一年でした。テレビにおいてもアメリカンフットボールやラグビーをいっしょに見て、少しずつ解説をしていた成果が現れ、ルールをのみ込み始めています。スポーツって最高の物語なんですよね。どんな展開をしてどんな終わり方をするのかまったくわからない物語なんです。しかしそこにはいろいろな思いを秘めた選手達がいて、毎回続けてみていることによってそのスポーツに打ち込む選手のそれぞれがいろいろなものを背負っていることまで見えてくるのです。見ているほうの知識によってそのゲームはいろいろな背景を映し出し、その思いが見ている私たちにまで伝わってきたときの感動ははかり知れないものがあるのです。そんなわけで、今年もできる限りのスポーツを(できれば生で)たくさんたくさん見てゆきたいと思うのでした今年もよろしくお願いいたします
January 2, 2007
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