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学校をでて初めて就職した会社が市ヶ谷でした。女性が長くもたなくて有名な部署に一人配属されて3年がんばった会社でした。おかげでおじさんたちにいろいろなところへ連れて行ってもらいました。一番年配のIさんと私の直属の上司Sさんに連れられていった場所の一つに、会社から歩いて行ける神楽坂がありました。入ることこそありませんでしたが細い道を折れて黒い漆喰の板塀に囲まれたお店の並ぶ独特な雰囲気のその場所は今でも私の記憶に残っているところです。そんな料亭『坂下』を舞台に始まったこのドラマ。とてもなつかしくて毎週楽しみにしていました。しかし飯田橋界隈は私の記憶とはまったく変わっていて過ぎた年月を改めて思い知らされました。思い出に浸りつつ見始めたドラマでしたが、こんなにも心に残る最終回だったドラマは初めてでした。最終回は録画しておいたので、ドラマの終わり15分くらいのところを繰り返し繰り返し見ることとなりました。壊されてゆく神楽坂の建物、梅宮さんこと竜さんとお兄ちゃんのやりとり、カナルカフェでノートに文字をつづるだけの会話、それを止めるお兄ちゃんの手とさらに重ねられたナオミの手、川の流れとともにお兄ちゃんのそれからを語るナレーション。よかったです~♪そしてなんといってもエンディングにパピエの流れる中、モノクロで映し出される登場人物のその後は心に残るものでした。映り込みを趣味とするルオーさんも笑えました。あこがれのおばあちゃんである八千草薫さんが子猫を顔の前で抱いてこぼれるような笑顔を見せている写真も最高でした。このドラマはエンディングで使われていた森山良子さんの『パピエ』と、それをバックに映し出されるモノクロの写真にもとても惹かれていました。両目だけ大きく写された写真には、その奥にいろいろなものを見ることがでました。包丁を持つ手だけでもここまでの経験が現れていたし、写真ってすごいなぁ。。。と思わずにはいられませんでした。そんなドラマも終わってしまいましたが、いろいろなものを感じさせられるいいドラマでした。倉本さんありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします~♪と言う気分なのでした。
March 26, 2007
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『音訳』この言葉を発見したのは半年以上前のことでした。市の広報誌にボランティアや講習会がいくつか紹介されていました。そのひとつとして小さく載っていたのがこの講習会でした。まず「なんだろう!?」しかしとても心ひかれる言葉♪♪すぐさま募集元へ電話をしてしまいました。すると…『目の見えない方たちへ、広報誌の録音やご希望の書物を読んで録音したものをお届けするのが音訳です。町会等の回覧や料理レシピなどの小さなものから一冊の本まで幅広く多岐にわたります。』やってみた~い!!第2・4金曜10~12時で約半年の講習会。しかも無料♪久しぶりに心がはやりました~♪定員は20名。先着順。応募開始日の開始時間とともに電話しました。それから始まった音訳の勉強の今日は卒業の日でした。初回から音訳の奥の深さを思い知らされたのですが、その内容にとてもひかれて楽しく通った半年でした。そしてなんといっても講師の先生に惹かれて通い続けた半年でもありました。それはそれはさっぱりとしたしゃべりで歯切れが良く、ああなりたい!とあこがれる女性だったのです。今日はそんな先生とも最後になる日…と思っていたのですが、ボランティアグループの立上げにも加わっていらっしゃったので、来月にでも活動の様子を見にうかがう約束をしたのでした。小さいころから本を読む、文字を読むことが好きだった…。他のことでは手を上げなくても「教科書を読んでくれる人。」と、先生が言うと、もう読みたくて読みたくて手を上げずにはいられなかった私。そんな私の好きなことを思い出させてくれた音訳。細く長く続けてゆけたらいいな、と思うのでした。
March 23, 2007
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ハーレムの高校に通う十六歳の少女ジェニーヴァが図書館で一人の男に襲われそうになるが、機転をきかせて難を逃れる。現場にはレイプのための道具のほかに、タロットカードが残されていた。捜査を始めたライムとサックスたちは、その後も執拗にジェニーヴァを付け狙う犯人をまえに、何か別の動機があることに気づく。それは米国憲法成立の根底を揺るがす百四十年前の陰謀に結びつくものだった。“百四十年もの”の証拠物件を最先端の科学捜査技術を駆使して解明することができるのか?ライムの頭脳が時空を超える。前作の魔術師(イリュージョニスト)を読み終えたとき「リンカーン・ライムシリーズの最高作だ♪」と震えたのはいつのことだったのでしょうか。今、この『12番目のカード』を読んで、それが遙か昔に感じられるくらい吹っ飛びました。ジェフリー・ディーバーはまだまだ進化している…、と。偶然にもこの本を手にしたとき、以前読んだことを忘れて図書館で借りてきてしまった『クリスマスプレゼント』というディーバーの短編集が手元にあって、出かけるときにはさすがに『12番目のカード』のハードカバーは重すぎて持てず、こちらの文庫サイズの短編集を鞄に入れたのですが…。いやぁ~忘れてしまうものですね(笑)。こんな風に進んで終わるはず…とは思ってもどんな展開でどんでん返しがあったのかきっちりと思い出せず、すべてきっちり目を通す羽目になりました。しかしこの短編集の作者のまえがきを読んでおどろいたのでした。『…長編小説の執筆では、ぼくは厳格な作法を固守している。悪を善に見せかけたり(その逆も)、読者の目の前に災難の予感をぶらぶらさせてみたりするのは大好きだが、結末では、善は善に、悪は悪に戻り、程度の差こそあれかならず善が勝利する。作家は読者に責任を負っている。時間とお金と感情を長編小説に注ぎ込んだあげく、苦く皮肉に満ちたエンディングにがっかりさせられるなどという経験は、ぼくの読者には絶対にさせたくない。…』『…肝心なのは、書く者にとって何が楽かということではない。読者にとって何が最良かということだ。短編小説は、作家の怠慢をけっして許さない。…』『…ページをめくって、楽しんで…そして記憶に刻んでほしい。世の中のものごとは、すべてが見た目どおりであるとはかぎらないと…』まさに私はディーバーの思うつぼな読者なのですねぇ。しかしこのジェットコースターに読者を乗せたら途中では降ろさせない筆力があるからこそなんですよね。読者の心を思ったとおりに運べる展開。有言実行作家。さすがだぁ。私はやっぱりミステリーが一番好きなんだな『魔術師』と『12番目のカード』この作品は私の好みどおり、すべてが入った作品だったなぁ♪というか、ありとあらゆる不思議で好奇心そそられるものを見せられ続けて興奮しっぱなし~。そして最後の最後はゆっくりと心とろける愛の言葉でまったりとこの物語の余韻を残しつつ次回作への期待につなげる。単純な読者の私はそんな彼にメロメロなのでした(笑)。そしてまた私は彼の作品を読むことを止められないのでした。。。
March 22, 2007
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今年初の日ハム戦を見てきました今年は試練の年でしょうからね。練習の時に一人の少年が『森本さ~ん♪』と声をかけると、森本はキャッチボールの手を止めて東京ドームのあの有名な長島さんのセコムの広告めがけてボールを投げたのです。するとボールは広告にやんわりと当たって、球威をおとして外野スタンドへと落ちてきてボールは無事少年のもとにわたりました。このとき初めて私はあの広告すべてが布製だったことを知りました。さすが球場を職場とする選手達だなぁ(笑)。この日子供達と外野席へ行ったのですが、応援大好きな長男に引っ張られて気づけば大応援団の片隅へ(笑)。すぐ後にヤジ男くんがいたのですがライトを守る楽天の磯部がこのヤジ男くんに事あるごとにやじられていてちょっとかわいそうでしたね。しかしそれをのぞけば金村の好投と木元の一発などにより楽しい応援となりました。坪井も頑張っていました♪打線に少々不安はあるもののいよいよ始まるんだなぁとうきうきしてくるのでした。
March 20, 2007
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